アナと雪の女王のブルーレイ・DVD販売・生産中止。オラフ役のピエール瀧逮捕で廃盤、声優交代で再販売か。

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ピエール瀧

テクノグループ『電気グルーヴ』のメンバーで、ミュージシャン・俳優のピエール瀧容疑者(本名=瀧正則 たき・まさのり 51歳)がコカイン使用で逮捕され、大ヒットディズニーアニメ映画『アナと雪の女王』のブルーレイ・DVDの生産・販売が中止と、現時点では廃盤になったことが明らかになっています。

ピエール瀧容疑者は2014年3月に日本で公開された『アナと雪の女王 日本語吹き替え版』で、雪だるまのキャラクター・オラフの声を担当していたのですが、逮捕翌日の13日に『ウォルト・ディズニー・ジャパン』は公式サイト上で、「『アナと雪の女王』声優交代に関するお知らせ」として、「ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社は、『アナと雪の女王』に登場するオラフの日本語吹き替え声優を交代することを決定しましたのでお知らせします。」と発表しました。

<↓の画像が、公式サイト上での声優交代発表写真>
アナと雪の女王・オラフ声優交代発表

さらに、ディズニーの公式サイト上では2014年7月発売のブルーレイ&DVD『アナと雪の女王 MovieNEX』が、13日をもって生産終了したことを告知しており、14日には東京都内のディズニーストアから『アナと雪の女王』の映像作品、サウンドトラックCDなど関連商品が全て撤去されたと16日付の『スポーツ報知』が報じており、店員に撤去理由について聞くと、「大人の事情で…」と苦笑いしていたとしています。

<↓の画像は、『アナと雪の女王』ブルーレイ・DVD生産終了告知の写真>
アナと雪の女王が廃盤

また、週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』が15日配信の記事によると、『アナと雪の女王』のブルーレイ・DVDの販売について『ディズニーストア』に問い合わせたところ、「品切れです」と答える店舗があった一方、都内の大型店舗は「本社からの指示で仕様確認中のため、販売中止になっています」と回答したと伝えていました。

現時点でこうした対応が取られており、11月22日から日米同時公開される続編映画『アナと雪の女王2』では、別の声優がオラフの声を担当することになります。

『スポーツ報知』によれば、『アナと雪の女王2』では前作から引き続き日本語吹き替え版でアナの声を神田沙也加さん、エルサの声を松たか子さんが務める予定で、ピエール瀧容疑者の降板によって『アナと雪の女王』のブルーレイ・DVDは廃盤となりましたが、新たな声優を立てて録り直しを行い、再発売するとみられるそうで、ピエール瀧容疑者バージョンのオラフはお蔵入りとなる可能性が高いとしています。

また、ゲーム会社『スクウェア・エニックス』は14日、PlayStation4&Xbox One用アクションロールプレイングゲーム『キングダムハーツIII』(今年1月25日発売)について、作品内に登場するオラフの日本語吹き替え声優を交代することを発表しています。

『キングダムハーツ』シリーズは、ディズニーとのコラボ作品で様々なディズニーキャラクターが登場するのですが、最新作の『キングダムハーツIII』では、『アナと雪の女王』の世界を舞台にした場面でオラフが登場し、映画と同様にピエール瀧容疑者が声優を担当しているため、交代が決定したとみられており、吹き替え声優の交代はソフトのアップデート配信によって実施され、アップデートの詳細や配信開始時期などの詳細は今後発表されます。

<↓の画像は、『キングダムハーツIII』の写真>
キングダムハーツ3

そして、こうした対応が取られたことに対してネット上では、

  • キャラに罪はないのにひどい
  • オラフはなんも罪がないのに販売中止って…
  • オラフはあの声じゃないと嫌だ……
  • オラフの声 合っていたけどね この判断は仕方ない 後任は山寺さんで良いと思う
  • そこまでする必要あるのかな?過去の作品はそのままで良くない?
  • 子供の夢を壊される事については、ディズニーは徹底して排除にかかりますね。問答無用な感じ。
  • 電気グルーブの配信もストップした。作品に罪はないのに、聴けないことがとても寂しかった。
    ただ、ディズニー作品に関しては、子供が見るだけに夢の詰まったクリーンな作品であって欲しいと願うので、この対応は仕方ない。
    破天荒な面を持つ瀧だけに、オラフを演じる彼に意外性も相まってとても良かっただけに、非常に残念だ。
  • オラフを演じる声優は、俳優やタレントでなく、本業の声優でお願いします。宮野真守や杉田智和、山寺宏一に演じて欲しい。
  • 過去の作品は過去の作品のままでいいと思うんだけど…今まで陳列されてた物とか在庫とかゴミになってしまうのか?だとしたら、そっちも問題のような。

などのコメントが寄せられています。

社会現象にもなったほどの大ヒットとなった『アナと雪の女王』のブルーレイ・DVDは、国内だけでも200万枚以上の売り上げを記録し、恐らく続編公開を前に再び売り上げが伸びていた可能性があり、ディズニーサイドとしても販売・生産終了は苦渋の決断だったのではないかと思います。

ちなみに、ディズニーは過去にも同様の対応を取っており、1993年に日本で公開された『アラジン 日本語吹き替え版』では、主人公・アラジンの声優を元俳優・羽賀研二受刑者が務めており、羽賀受刑者が2007年に詐欺事件で逮捕されたことでDVDの声優交代を決定し、2008年に新バージョンのDVDが再販売されることになりました。

ディズニー作品は大人も楽しめるものですが、あくまでもメインターゲットは子供で、薬物使用で逮捕された人物を作品に起用したままでは、ディズニーの世界観などに多かれ少なかれ悪影響を与えてしまうことから、これは仕方がないことなのかもしれません。

参照元
  • https://www.hochi.co.jp/entertainment/20190315-OHT1T50251.html
  • https://www.disney.co.jp/corporate/news/2019/20190313.html
  • https://www.disney.co.jp/movie/anayuki.html
  • https://bunshun.jp/articles/-/11062
  • https://www.famitsu.com/news/201903/14173290.html
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