高畑裕太が10年前の性的暴行疑惑事件の見解投稿。性加害・暴力行為を完全否定、女性と示談した理由も説明

女優・高畑淳子さん(71)の長男で俳優・高畑裕太さん(32)が16日に、約10年前の性加害疑惑事件に対する声明を発表しました。
高畑裕太さんは、2015年度前期放送の土屋太鳳さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』に出演し、俳優としての人気・知名度が上昇していた中で、2016年8月に映画『青の帰り道』の撮影で滞在していた群馬県前橋市内のビジネスホテルで、40代の女性従業員・Aさんに性的暴行をした疑いで逮捕されました。
事件の翌月には女性との間で示談が成立し、不起訴処分(理由は非公表)となり、高畑裕太さん側の弁護士が当時声明を発表し、あくまでも高畑さん側の主張だとしながらも、「違法性の顕著な悪質な事件ではなかったし、仮に、起訴されて裁判になっていれば、無罪主張をしたと思われた事件であります。以上のこともあり、不起訴という結論に至ったと考えております」
などと綴り、性的暴行を否定するような内容だったことで物議を醸しました。
それから10年近くが経ち、高畑裕太さんは公式サイトなどで事件についての声明を発表し、ホテルの女性従業員と関係を持ったのは事実としながらも、「報道されたような『性的暴行』に該当する行為は行っておりません。また、怪我を伴うような暴力行為も行っておりません。」
と、性加害をキッパリ否定しています。
また、高畑裕太さんが警察署で取り調べを受けている最中に、Aさんの交際を相手を名乗る元暴力団関係者が、所属事務所や映画関係者が待機しているところに怒鳴り込んできたこと、事務所や関係者に対して高額な金銭要求をしていたことなどを改めて訴えており、これに関しては当時から複数の週刊誌が報じていました。
続けて、性的暴行は被害者からの告訴がなくとも起訴できる非親告罪で、当事者間での示談成立の有無は起訴判断には影響を及ぼさないことや、示談に応じた理由については、「あくまで当時の状況下において、長期間不安定な立場に置かれるリスクを考慮したうえでの判断によるものであり、仮に起訴されていれば、無罪主張を行っていたことに変わりはありません。」
と綴り、性的暴行を認めたわけではないとしています。
ただ、この事件によって家族や関係各所に多大な迷惑を掛けたのは事実とし、「皆様の期待を裏切ったこと、多くの方々を傷つけてしまったことを、ただただ深く反省しています。また今後も一生をかけて背負い続けていくべきものだと考えています。」
と綴っています。
事件から10年が経とうとしている今、改めてこのような声明を発表した理由については、「当時の報道による悪影響が私個人にとどまらず、関係者の方々にまで及ぶことが未だにあることから、今後も活動を続けていくにあたり、過去の出来事について自らの言葉で正式に説明することが、関わってくださる方々に対する誠実さであると考えるようになりました。その想いと、10年という歳月を踏まえ、本書の作成に至りました。本書の公表は、現在の環境に対する感謝と、これからの人生および活動に向き合っていくために行うものです。したがって、本書は、過去の出来事に対する法的な主張や、何らかの請求を行うことを目的としたものではございません。」
と説明しています。
以下が、高畑裕太さんの声明全文となります。
この度は、本書に目を通していただき、ありがとうございます。
本書は、私、高畑裕太が約9年前に起こした不祥事について、事実関係の説明と、これまで公にしてこなかった経緯、そして現在の自分の考えを、自らの言葉で整理し、公表するものです。
長文となりますが、ご一読いただけますと幸いです。
すでにご存知の方も多いかと思いますが、私、高畑裕太は今から9年前にとある出来事(以下において「本件」とします)により逮捕されて、世間から大きな注目を浴びた過去がございます。
本件の内容は、当時地方での撮影期間中に滞在していたホテルにおいて、私がホテル従業員の女性に対し「性的暴行を加えた」とする容疑がかけられたというもので、連日TVなどのマスメディアで報道されました。
その後およそ二週間の勾留期間を経て、検察官による最終的な判断として、私は不起訴処分となり、釈放されました。
以下は、私自身の認識および関係者が把握している範囲の事実に基づく説明です。
まず、ホテル従業員の女性と関係を持ったこと自体は事実です。
しかしながら、報道されたような「性的暴行」に該当する行為は行っておりません。また、怪我を伴うような暴力行為も行っておりません。
当時、「歯ブラシを持ってきてほしいとフロントに電話をかけ、来た女性を無理やり部屋に引きずり込んだ」といった報道がなされましたが、このような事実はありません。
当日の詳細な事実経過については、プライバシーの観点から、この場での説明は控えさせていただきます。
ただし少なくとも、報道にあったような一方的に電話で呼び出し、無理やり室内に連れ込むといった事実はなく、事実と報道には大きな齟齬がありました。
加えて、私が警察署で取り調べを受けている最中、当時所属していた事務所および撮影関係者が警察署内で待機しているところに、ホテル従業員の女性の「交際相手」を名乗る人物が怒鳴り込んできました。
この人物については、その後、元暴力団関係者であることが判明しました。この人物から、当時所属していた事務所および関係者に対して、高額な金銭要求が行われていたことも確認されています。
このような経緯が存在していたことは、本件の全体像を理解する上で無視できない要素であると考えます。
また、本件については、先にも記載した通り、約二週間の勾留期間を経た後、最終的に検察の判断により不起訴処分となっておりますが、重要な点を補足させてください。
当時私にかけられていた容疑は「強姦致傷罪」というものであり、これはいわゆる刑事事件の中でも重大な犯罪類型に該当します。
そして本罪は、当時においても「親告罪」ではありませんでした。親告罪とは、被害者が「処罰してほしい」と告訴しなければ、起訴できない種類の犯罪を指します。
一方で本件は、被害者の意思の有無にかかわらず、検察が証拠や事実関係に基づいて、起訴・不起訴を判断する「非親告罪」に分類されていました。
すなわち、仮に当事者間で示談が成立していたとしても、それのみをもって当然に検察官が不起訴と判断する性質の事件ではありませんでした。
したがって、「示談をしたから不起訴になった」という単純な構図で本件を理解することは、刑事手続の実態とは一致しないものと考えており、本件においては、そうした前提のもと、検察が最終的に不起訴という判断を下したと受け止めています。
なお、私自身は示談に応じておりますが、それはあくまで当時の状況下において、長期間不安定な立場に置かれるリスクを考慮したうえでの判断によるものであり、仮に起訴されていれば、無罪主張を行っていたことに変わりはありません。
以上が、本件の刑事事件としての結果及びその法的な位置づけについての私の認識です。
本件の経緯は、過去に一部週刊誌で報じられたことを除き、私の身近な範囲でのみ共有されており、当時大々的に報じていたマスメディアなどの報道媒体で報じられることはありませんでした。
そのため、世間に報道された内容と事実の間にあるギャップを埋める機会はほとんどなく、時間だけが経過していきました。
今日に至るまで、私は本件についての弁明を公にすることはせず、必要に応じて信頼関係のある方や公演で関わる方にのみお話ししてきました。
その理由は単純に、「怖かった」という気持ちに加え、自分が言葉を投じることによって、家族や、周囲の方々にまた迷惑をかけてしまうのではないかという想いが拭えなかったためです。
しかし、これまで多くの方々にご迷惑をおかけした事実を胸に抱えつつ、長い時間をかけて自身の気持ちと向き合ってきた過程で、いつかは自らの言葉で整理し、説明すべき時が来るのではないかという想いが少しずつ強くなっていきました。
本件における私自身の軽率な行動により、多くの方々に多大なご迷惑をおかけしたことは紛れもない事実であり、弁解の余地はございません。
皆様の期待を裏切ったこと、多くの方々を傷つけてしまったことを、ただただ深く反省しています。また今後も一生をかけて背負い続けていくべきものだと考えています。
しかし一方で、当時の報道によって形成された私の印象が、そのまま現在まで固定化されている状況については、今後の人生や活動を行っていく上で、大きな制約となっていることも事実です。
また、今年2026年は本件から10年という月日を迎える年となります。
この9年間、私は本件を胸に抱えながらも、一方で劇団を主宰し、表現活動を通して、自分なりに人生を積み重ねてきました。
それは、両親や家族、友人、そして関わってくださった多くの方々の支えがあってこそ成り立っているものだと感じています。
そして、当時の報道による悪影響が私個人にとどまらず、関係者の方々にまで及ぶことが未だにあることから、今後も活動を続けていくにあたり、過去の出来事について自らの言葉で正式に説明することが、関わってくださる方々に対する誠実さであると考えるようになりました。
その想いと、10年という歳月を踏まえ、本書の作成に至りました。
本書の公表は、現在の環境に対する感謝と、これからの人生および活動に向き合っていくために行うものです。
したがって、本書は、過去の出来事に対する法的な主張や、何らかの請求を行うことを目的としたものではございません。
今後についてですが、私は一人の表現者として、また一つの団体を率いる立場として、これまで以上に責任と自覚を持って、誠実に取り組んで参ります。
本書を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。高畑裕太
※本件に関して、これ以上の個別の説明は控えさせていただきます。
※本件の性質上、過去に類似の被害に遭われた方々のご心情を害する可能性があることについて、深くお詫び申し上げます。
※本件の取材等については、基本的にはお断りさせていただくつもりです。万が一ご用の際は必ず高畑裕太のオフィシャルサイトにお問い合わせください。
また私生活への過度な接触(自宅訪問等)や、家族、関係者、稽古場、劇場への、アポイントメントの取れていない直接取材などはお控えいただきますようお願い申し上げます。
それらの行為が確認された場合は、法的手段を含め、適切に対応させていただきます。その点ご留意いただければ幸いです。※本書を報道媒体及びネットニュースなどに掲載される際は、部分的な文章の抜粋だけでなく、必ず全文を掲載していただくようお願い申し上げます。
※本声明は、今後予定している公演内容とは一切の関係のないものとして作成しております。
【引用元:高畑裕太公式サイト】
高畑裕太さんが映画『青の帰り道』の撮影中に、宿泊先のホテルで女性従業員と関係を持った結果、警察沙汰のトラブルに発展し、それが原因で高畑さんは映画を降板、代役に戸塚純貴さんが起用されて撮り直しとなりました。
性的暴行はしていなかったとしても、非常に多くの関係者に迷惑をかけたのは事実で、今さらこのような声明を発表したところで、高畑裕太さんのイメージが劇的に回復するわけではないでしょう。
ただ、高畑裕太さんは性的暴行事件で不起訴になっているにも関わらず、同様の事件で懲役4年の実刑判決を受けた俳優・新井浩文さんと同列で語られることも少なくなく、性的暴行事件を起こした俳優というイメージによって、ネット上では今も厳しい声が飛び交っており、それが今後の活動にも影響を及ぼす可能性もあります。
そうしたことから、自らの口で事実関係などについて説明し、世間に理解を求めようとしたとも考えられます。
ちなみに、高畑裕太さんは2018年に週刊誌の直撃取材を受けた際に、「あれは自業自得じゃないですか。正直、そりゃ言いたいこともいろいろあるけど、これからどうするかが自分の課題だと思ってます。俺がいまさらあれこれ言ったとしても、一回事件を起こしたイメージは拭えないじゃないですか。俺としては新しいイメージにどう塗り替えるかを考えるのが先決だと思う」
と語っていました。
事件から10年近く経った現在もテレビ復帰はできておらず、現在も舞台を中心に活動しているようですが、今年3月末から放送の元『KAT-TUN』の亀梨和也さん主演ドラマ『ストーブリーグ』(WOWOW・Lemino)に出演しており、少しずつ状況は変化していっている様子です。
イメージの悪化によって、以前のように地上波のドラマやバラエティ番組などに出演するのは今後も難しいとみられますが、今後の活動を通じて、少しずつでもイメージを回復できるよう頑張ってほしいです。
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