視聴率低迷のフジテレビが3時間特番枠「日曜ファミリア」新設も大コケ? 秋の改編で番組大幅入れ替えは再び失敗に?

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フジテレビ

視聴率の低迷が続いているフジテレビが3日、東京都内のホテルで秋の改編説明会を開いて10月スタートの新番組等の概要を説明し、同局の宮道治朗編成部長は「今回の改編は、番組を放送する時間を考えた」「何曜日の何時にはどういった視聴者層がいるのか。そこに何を放送し、どう視聴者と同じ時間を共有するかを考えた」と語り、今回の改編のテーマは「ふふふっ。LIVE!フジテレビ」と発表。

このテーマについて宮道編成部長は「世の中で厳しい、暗いニュースも多く、ガッチガチに固まった空気感、不寛容な空気が漂っていている中で、空気感が少しでも柔らかくなればと掲げた。視聴者の皆さんに、ちょこっとハッピーをお届けする番組を用意した」と意図を説明しました。

そして、新番組がスタートするにあたり9月をもって、『世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?』、『世界HOTジャーナル』、『水曜歌謡祭』、『ヨルタモリ』が終了する他、日曜日の19時~22時まで放送されていた『クイズ!それマジ!?ニッポン』、『ニュースな晩餐会』、『オモクリ監督 〜O-Creator’s TV show〜』の3番組の終了を発表。

10月から新たにスタートする番組は、ウッチャンナンチャンの内村光良さんがMCの『優しい人なら解けるクイズ!! (仮)』(毎週火曜日20時)、きゃりーぱみゅぱみゅさんと雨上がり決死隊がMCの『世界の何だコレ!?ミステリー』(毎週水曜日20時)、加藤浩次さんとフリーアナウンサーの田中みなみさんがMCの『となりの実話TVカミングアウト!』(毎週金曜日19時)、オードリーの若林正恭さんとベッキーさんがMCの『人生のパイセンTV』(毎週日曜日23時15分)。

また、毎週日曜日の19時から22時にかけてのゴールデン帯(19~22時)には、3時間大型バラエティー枠「日曜ファミリア」を新設するとし、宮道編成部長は「家族そろってテレビに接してもらえる貴重な時間なので、そこに合わせて大枠を編成した。家族そろってハッピーな気持ちで見られる、気楽にカジュアルに楽しめる番組をラインアップしたい。『逃走中』など既存のコンテンツもラインアップするが、新しいコンテンツも編成していく」と説明。

さらに「(日曜ファミリアには)並々ならぬ思いがある。週末弊社は苦戦しているところがあり、そういう3時間編成という狙いもある。既存のコンテンツだけではなく、ここに新しく挑戦する大型バラエティーは相当気合いを入れて、裏局との戦いを制するべく、かなり面白いラインアップを並べる。必ず週末の牙城を崩したい」と意気込んでいます。

日刊スポーツが報じている記事によると新設された「日曜ファミリア」枠では、10月4日の初回に的場浩司さんと西内まりやさんがMCの『世界ベスト・映像ショー 頂上リサーチ』、翌週の11日には、フリーアナウンサーの宮根誠司さんと同局の加藤綾子アナウンサーがMCの『世界法廷ミステリー』を放送し、その他に『逃走中』や『戦闘中』などの番組を放送予定とのことです。

日曜日のゴールデン帯は、日本テレビ系で放送されているが民放トップの視聴率を獲得しており、『ザ!鉄腕!DASH!!』、『世界の果てまでイッテQ!』、『行列のできる法律相談所』の3番組は平均して15%以上の高視聴率を記録し、時には20%以上の数字を記録することも。

その一方で、フジテレビ系で19時~22時まで放送されていた3番組は5%前後の数字で推移し、テレビ東京で同時間帯に放送されている番組よりも低いこともあり、どうにか視聴率を獲得するために、3時間の特番を放送して視聴者の囲い込みを行おうとしているようですが、新設した「日曜ファミリア」枠に対してネット上の反応を見てみると、

  • オリンピックのエンブレムと同じで、番組が面白かったとしても、もうフジだから観ない。そんな人多いと思うな
  • まぁ~新しいチャレンジと言えない事もないけど、厳しいだろうね!内容によっては視聴率を取る場合もあるとは思うけど 毎週内容が変わるという事はそこに習慣性は生まれないし、そもそも日曜日の夜に3時間もテレビを見続ける人って居ないのでは?
  • 過去のドラマ再放送でいいんじゃないでしょうか。今のドラマやしょうもないバラエティーより視聴率取れそう
  • 3時間ぶっ通し番組を毎週というのは長すぎる。例え日曜とはいえ、視聴者はそこまで暇じゃない。特番はたまにあるから面白いし、見ようかなという気になるんです。
  • 1時間で済む内容を3時間に引き伸ばすから、密度が1/3になる。結局つまらない番組になることが目に見える。

など、冷ややかなコメントが多く寄せられています。

フジテレビは今年の春にも大型の改編を行い視聴率の獲得を目指しましたが、多くの番組が1桁台で推移し短命に終わっており、新たに10月からスタートする番組を3日に発表しましたが、どの番組もあまり魅力的ではなく、新番組に対するネット上での反応もイマイチなため、引き続き厳しい数字となる可能性が高いでしょうね。

そして、新設する「日曜ファミリア」枠では3時間という長時間番組を週替りで放送し、「家族そろってハッピーな気持ちで見られる、気楽にカジュアルに楽しめる番組をラインアップしたい。」と意気込んでいますが、相当魅力的な番組ではない限り3時間も同じ番組を観ることはないため、より視聴率が悪化する可能性があり、『逃走中』や『戦闘中』に関しても、すでに視聴者から飽きられ始めているため、高い数字は期待できないのではないでしょうか。

こうしたズレた観点が視聴率の低迷を招いていると思われ、この大改編も失敗に終わるのではないかと予想していますが、10月からスタートする各番組はどれほどの数字を獲得するかに注目したいですね。

4件のコメント↓コメント投稿
  1. 1
    匿名
    ID:OTg2NGQ1MG

    バレーのワールドカップも低視聴率。まぁ、ナビゲーターがうざいからね

  2. 2
    匿名
    ID:YTYzNGE3N2

    もうテレビは視聴率二桁コンテンツだけ流して
    ほかは再放送でいい
    イベントや不動産で勝ち組だから視聴者には同情する余地が見当たらない

  3. 3
    匿名
    ID:ZWU3NzYzOD

    視聴者参加型の番組にすれば?

  4. 4
    匿名
    ID:ZWU1ODk3ZD

    きゃりーをMCに使う時点で、見る気になれないわ。

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