太川陽介と蛭子能収『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』卒業理由は高齢問題も? 後任は田中要次と羽田圭介が有力?

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太川陽介と蛭子能収

2007年10月より年に2~3回放送され、高視聴率を記録している人気番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京系)に、レギュラー出演している俳優・タレントの太川陽介さん(57)と漫画家・タレントの蛭子能収さん(69)の2人が、年明けに放送される第25弾をもって番組を卒業する事が26日に発表されました。

番組を卒業する理由について太川さんは、「もう沖縄くらいしか残ってないんだよ。行きつくしちゃって。ルートがもうない」と説明していたのですが、それ以外にも蛭子さんの高齢問題もあるといいます。

26日に放送された特別編では、元国鉄職員、JR東海社員の俳優・田中要次さん、芥川賞作家の羽田圭介さん、AKB48やSKE48に所属していた宮澤佐江さんが3泊4日の旅をしていたのですが、その様子をVTRで見ながらコメントをしていた太川さんと蛭子さんは番組の最後に、「僕たち、太川陽介、蛭子能収は正月の第25弾をもちましてこの番組から卒業させていただきます!」と卒業を発表。

<『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』特別編に出演した羽田圭介さん、宮澤佐江さん、田中要次さん>
『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』特別編に出演した羽田圭介、宮澤佐江、田中要次

同番組は2007年10月より、テレ東の『土曜スペシャル』枠(18時30分~20時54分)で定期的に放送され、女性ゲスト1人を加えた3人で路線バスを乗り継ぎ、3泊4日の日程内に目的地への到着を目指すという番組内容。

この番組は台本や仕込みはないのがウリとなっており、他の旅番組とは違って、制限時間に追われながら目的地を目指す姿、バスの車内、地元住民らとの触れ合いが見所となっています。

また、リーダーとしてルートの確認、取りまとめ役などを行う太川さんに対し、常にマイペースで旅先の食事にダメ出しをしたり、バスが出発する直前にトイレに行くなどの行動を取る蛭子さんのキャラクター、相反する性格をしている太川さんとのやり取りが視聴者にウケ、第1回目の放送の平均視聴率は12.7%、2回目の放送では歴代最高の15.3%、その後も8~13%台の数字を記録し、今年2月には映画化もされました。

<『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』からの卒業を発表した太川陽介さんと蛭子能収さん>
『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』出演の太川陽介と蛭子能収

芸能界にも同番組のファンは多くおり、ダウンタウンの松本人志さんも年末年始の海外旅行から帰る楽しみは「録画したローカル路線バスの旅」だとツイッターでつぶやいたり、タレントの伊集院光さんも自身のラジオ番組で番組について語るなどしています。

同番組が高い視聴率を記録し続けているのは、太川さんと蛭子さんの絶妙なコンビが視聴者から支持されているためで、テレ東側としても2人が卒業してしまうのは痛いところではあるとみられますが、『東京スポーツ』(東スポ)が報じている記事では、蛭子さんも来年で70歳となり、台本も仕込みもない3泊4日の路線バスの旅は体力的に厳しく、旅の後半では蛭子さんがグッタリしている姿もみられ、「体力的な面を考慮しての卒業という意味もあるでしょう」とテレビ関係者が証言しています。

蛭子さんは2014年11月に、『私の何がイケないの?』(TBS系)で「最近、ものわすれがひどい。孫の名前がややこしくて覚えられない」と告白し、番組で脳の検査を受けてみたところ、「軽度の認知障害(MCI)」と診断されています。

その後改善に取り組んだ結果、今年3月に放送された同番組で医師からは「格段に良くなった」と診断されていたのですが、体力的に限界が来ており、蛭子さんは基本的に仕事のオファーを受けてしまうために、心配した奥さんが所属事務所に「主人を殺さないで!」と嘆願したこともあったといいます。

そうしたことも番組を卒業する理由の1つだったようで、ラストとなる第25弾のロケは12月に行われる予定とのことです。

ちなみに、後任として有力視されているのは、特別編に出演していた田中要次さんと羽田圭介さんで、26日放送の特別編の平均視聴率は8.4%とまずまずの数字を記録しており、芸能プロダクション関係者は「いつものテレ東は、土曜夜7時の枠は4~5%程度。それに比べれば十分合格点」と語っています。

これに対してネット上では、

  • 太川陽介さん&蛭子能収さんじゃなければここまで続かなかったし、ここまで視聴率のびなかったと思う。だから余計に残念。。
  • 家族みんなで楽しめる番組でした(^-^)お二方とも、大変お疲れ様でした!最終回、楽しみにしています。
  • 蛭子さんがナレーションしたら面白さが残るかも
  • しばらく蛭子さんと太川さんでナレーションしててくれたら寂しさも半減するかも。羽田さん面白かったのでこれからも見たいと思います。
  • 後任は回ごとに別のコンビ+マドンナが担当して、スタジオ解説か副音声に太川・蛭子コンビというのが良いかも。
  • 確かに70歳であれだけ歩いたりするロケはキツイだろうな。残念だけど体が一番大切。お疲れ様でした。
  • こんな楽しい番組は最近珍しかった。仕込みで製作したいところを、頑にガチの収録に徹したところが大成功だったと思う。担当者に大拍手です。そして、太川さん蛭子さんお疲れ様でした。
  • 多分、バス旅行番組でここまで面白いのは、一代限りだと思う
  • 第24弾で中国山地越えしてたときもかなり息があがってて、蛭子さん大丈夫なのか?と画面の前で心配になりました。太川さんと蛭子さんだからこその番組だと思ってるので卒業するのは寂しいけど、蛭子さんには身体を大事にして長生きして欲しいので本当にお疲れ様でしたに尽きます

などのコメントが寄せられています。

同番組のルールは、「移動は原則としてローカル路線バスのみを使用。高速バス、タクシー、鉄道、飛行機、船、自転車、ヒッチハイクなど他の交通機関の利用は禁止。」となっており、もしも乗り換えるバスが無かった場合には徒歩での移動を強いられる事になり、暑さや寒さに耐えながら数十キロの距離を数時間かけて歩くという過酷な旅になることもあります。

そのため、70歳間近の蛭子さんと60歳目前の太川さんが、これ以上番組を続けるのは難しかったのかもしれませんね。

『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』のヒットにより、フジテレビ系では『ぶらぶらサタデー・タカトシ温水の路線バスの旅』、テレビ朝日系では『路線バスで寄り道の旅』がスタートするなど、路線バスを利用した旅番組は他にも存在するのですが、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』は太川さんと蛭子さんのコンビが絶妙だっただけに、第25弾をもって2人が同時に番組を卒業してしまうというのは非常に残念です。

第25弾のロケは12月にも行われるそうで、最後は時間内にゴールして有終の美を飾って欲しいと思います。

そして、お2人が卒業後に後任を務めるのは、田中さんと羽田さんが有力視されているそうなのですが、まだ正式には発表されていないことから今後の発表に注目したいですね。

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