佐藤二朗が橋本愛にハラスメント報道巡りフジテレビが声明。問題点は身体接触以外の言動と説明、弁護士が調査し厳重注意

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橋本愛と佐藤二朗

週刊誌『週刊文春』が、【橋本愛(30)が号泣した佐藤二朗(57)の“爆弾ハラスメント”「彼女の楽屋に乗り込み…」「発端はボディタッチ」】と題して、4~6月放送のドラマ『夫婦別姓刑事』(フジテレビ系)の撮影で発生したトラブルを報じた件で、フジテレビが2日に声明を発表しました。

週刊文春は、トラブルの発端は佐藤二朗さんのアドリブ演技だったとし、3月22日に第1話の撮影が行われ、佐藤さんが妻役の橋本愛さんの頬に両手で触れるアドリブを入れ、これがきっかけで深刻なトラブルに発展したとしています。

橋本愛さんは約10年前に出演した舞台で共演者からハラスメントを受け、それがトラウマになっているといい、そのため橋本さんの事務所はドラマのオファーを受けるにあたって制作サイドに、身体接触に制限が生じる可能性を伝えていたそうです。

しかし、その情報は佐藤二朗さん本人には伝えられておらず、アドリブで顔に触れたことを受けて橋本愛さんの事務所が、プロデューサーを通じて佐藤さんに身体接触への配慮を求め、それに対して佐藤さんは橋本さんの楽屋へ行き、「身体接触の制限があるなら事前に言うべき」と強い口調で責めたとしています。

これに対して制作側は「勝手に楽屋に行かないように」と注意したほか、身体接触に関しては「肩と腕はアドリブでOK、それ以外は事前許可制」とのルールを取り決めたそうです。

トラブル発生から約2週間後に第1話の映像が完成し、それを見て感激した佐藤二朗さんは4月8日に、再び橋本愛さんの楽屋に突入し、橋本さんの演技に感動したと言いつつも、身体接触の制限について改めて言及し、「そういう制限があるなら夫婦役は受けるべきじゃない」「あなたはこの仕事を受けちゃいけなかった」「あなたは役者をやるべきではない」と直接伝えたといいます。

これに大きなショックを受けた橋本愛さんはその後、体調不良を理由に4月14日(初回放送日)に出演予定だった『めざましテレビ』『ノンストップ!』『ぽかぽか』を欠席し、佐藤二朗さんが1人で朝から番宣活動を行いました。

この日にフジテレビは、外部弁護士に依頼して佐藤二朗さんへのヒアリング調査を実施し、外部弁護士は佐藤さんの言動は「深刻なハラスメントに該当する」と認定し、「橋本さんの仕事を否定するような発言は控えるべき」「直接謝罪はしない」「2人だけの雑談は控える」などの具体的な指示をしたとしています。

それから1週間が過ぎた4月22日に、佐藤二朗さんは急遽撮影を欠席したほか、自身のX(旧ツイッター)を更新し、「俳優として、譲れぬことは、絶対に、絶対に、『なにがなんでも譲れぬ』と言うべきだった。自分が表現者として絶対に守るべきことは守るべきだった。芝居の神さまに死んでもお詫びしきれない。」と投稿したものの、間もなく削除したそうです。

週刊文春はこの他にも、佐藤二朗さんのハラスメント疑惑を報じているのですが、佐藤さんの所属事務所『フロムファーストプロダクション』は1日に、「当該記事には、事実とは異なる内容や、一方当事者からの主張のみを前提として構成されている部分が含まれており、弊社としては、その内容を到底受け入れることはできません」「佐藤の言動がハラスメントにあたるものでないことは、専門家からの確認を受けています」などと反論しています。

佐藤二朗さんが橋本愛さんの楽屋に行って伝えた内容について事務所は、「過去の心の傷は最大限、尊重されるべき社会だと心から思うが、トラウマがあって夫婦役を演じるなら先に状況を相手に共有すべきである事、その状況が続くなら俳優を続けるべきではないのではないかと僕個人は思います」というものだったとしています。

佐藤二朗さん本人も事務所やXを通じてコメントを発表し、「さすがに、さすがにもうこれ以上は我慢できません。僕は撮影中、何度も『もう我慢の限界だから、このドラマを降板させてほしい。そして全ての事実を公にするべき』と訴えました。もっと早く決断するべきでした。数々の『ほんとうのこと』が、明らかになる日が来ることを、切に祈ります。」と綴っています。

そして、フジテレビは2日に声明を発表し、「今回の記事の掲載について、関係者のプライバシー侵害や二次被害に繋がるおそれが高いものと考え、掲載中止を強く申し入れましたが、それにもかかわらず記事の掲載に至ったことは大変遺憾」と、トラブルを表沙汰にされたことに対して怒りをあらわにし、関係者に対する誹謗中傷は控えるよう呼び掛けています。

そのうえで、週刊文春が報じた一連のトラブルに関しては、プライバシー保護や二次被害防止の観点から詳細は明らかにできないとしながらも、「当社から男性俳優の言動について、厳重注意を行うとともに、再発防止を求めたことは事実です。なお、当社としては、男性俳優が撮影中に女性俳優の顔に触れた点を問題として捉えているものではありません。男性俳優が、女性俳優が演技上の制約を有することになった経緯を認識しながら発した言葉等が、外部弁護士による調査において問題視されたことを受けて、当社は、『フジ・メディア・ホールディングスグループ人権方針』に則って、これまで適切な環境調整や関係者への配慮保護に努めてまいりました。」と説明し、撮影中の身体接触そのものではなく、その後の言動を問題視しているとしています。

続けて、「過去に辛い経験をされた方に対して、それによる不自由や制限を当然に受け入れるべきだという意見には与(くみ)しません。そのような言葉を投げかけることこそが、二次加害や誹謗中傷に他ならず、人権尊重を掲げる当社としては、そのような行為を許容することはできません。」としています。

フジテレビの声明を受けてネット上では、

  • フジテレビサイドが責任持つべき事案だったんじゃないの?
  • 何これ?全て俳優さんのせいにして責任なすりつけてない? 事前にNG行動を共有しなかった落ち度はフジ、降板の申し入れも聞き入れなかったのもフジ
  • フジテレビ側にも責任あると思う。キャスティング含め情報共有の無さや意識の低さ、それをまず謝罪すべきなんじゃないの。佐藤二朗になすりつけて終わらせるつもり?
  • 身体接触の件は主演の2人と事務所、フジテレビサイドが、共演が決まった時点で全員顔を揃えて協議するべきだったと思う。
    トラウマを抱えた橋本、強迫性障害と長年闘ってる佐藤、両者にとってツラい現状になってしまった
  • フジテレビが再発防止を求める相手は佐藤じゃなくて、番組のプロデューサーのはず。根本的に間違っている。
    橋本サイドは身体接触に関する事前の説明をプロデューサーにお任せすると言ってるんだから、説明不足に起因する騒動の責任はプロデューサーであって佐藤ではないはず。
  • フジテレビは第三者を装っているものの、佐藤さんの事務所公表による時系列と事実によれば責任の一端、事の発端はむしろフジテレビにあるのでしょう。
    まるで他人事のような、一定の役割を果たしたようなコメントには非常に違和感

などの声が上がっています。

佐藤二朗さんの事務所は事の経緯を詳しく説明しているのですが、撮影がスタートする3ヶ月前の時点でプロデューサーが佐藤さんのマネージャーに対して、橋本愛さんが過去のセクハラ被害によりトラウマを抱えていることを伝えたそうです。

橋本愛さんの事務所はプロデューサーに「ベッドシーンやキスシーンの制約が出る可能性がある」「日常動作のお芝居に関しては問題ない」と説明し、この情報を佐藤二朗さんに伝えるかどうかは「(フジテレビに)お任せします」と、事前にしっかりと伝えてほしいというスタンスではなかったとしています。

その話を聞いた佐藤二朗さんのマネージャーは「佐藤の芝居に制限をかけない方が良いのではないか」とプロデューサーに話し、最終的に佐藤さんには伝えないまま撮影に入る形になったとのことでした。

その結果、第1話で早々にアドリブ演技によって身体接触が発生し、佐藤二朗さんはその翌日に初めて橋本愛さんのトラウマを把握、プロデューサーと話し合いの末に「日常接触に気を付ける」「肩と腕以外を触れるときは事前確認が必要」というルールができたといいます。

佐藤二朗さんはこれを受け入れつつも、橋本愛さんの楽屋に行って「トラウマがあって夫婦役を演じるなら先に状況を相手に共有すべき、その状況が続くなら俳優を続けるべきではないのではないか」と伝えたそうで、フジテレビの外部弁護士はこの言動をまず問題視した可能性が考えられます。

週刊文春は他にも、佐藤二朗さんが橋本愛さんの挨拶を無視した疑惑、橋本さんが横にいる状態で大きなため息をついて「我慢、我慢!」と口にした疑惑なども伝えており、これらに関してもハラスメント認定に影響を与えた可能性があります。

フジテレビは今回の声明で、トラブルの発端となった身体接触は問題視していないこと、それ以外の佐藤二朗さんの言動に問題があったことを明らかにし、フジテレビの対応に問題はなかったのかについては触れていませんが、センシティブな部分がある橋本愛さんを起用するにあたって、夫婦役で共演シーンが多い佐藤さん本人にも予め情報を伝えておくべきだったのではと思います。

また、佐藤二朗さんの事務所によると、フジテレビはドラマの撮影にあたって「インティマシーコーディネーター」(身体接触や裸が登場するシーン等で演者の尊厳を守りつつ、演出意図を最大限に実現するための専門職)は必要なしと判断したといい、このあたりの対応にも問題があった可能性があり、今回のトラブルを受けて再発防止に向けた対策を講じてほしいものです。

参照元
  • https://www.oricon.co.jp/news/2465107/
  • https://www.oricon.co.jp/news/2465058/
  • https://from1-pro.jp/talent/detail.php?id=250
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