サッカー日本代表の伊東純也が性加害巡り相手女性訴え民事裁判へ。刑事告訴取り下げも目的か。不倫疑惑あり批判も続く

サッカー日本代表の伊東純也選手(30)と専属トレーナーの性加害疑惑を巡り、代理人の加藤博太郎弁護士らが19日に、被害を主張する女性2人の虚偽告訴によって多大な損害が生じたとして、合計2億243万3,131円の損害賠償を求め、民事提訴したことを発表しました。

伊東純也選手と専属トレーナーの性加害疑惑は、今月1日発売の週刊誌『週刊新潮』によって報じられ表沙汰となり、昨年6月に大阪のホテルで会った女性2人に酒を飲ませ、同意なく性的な行為をしたとしてトラブルに発展し、今年1月に準強制性交罪等容疑で刑事告訴されていたことが明らかになりました。

一方の伊東純也選手サイドは「性被害は全くのでっち上げ」で事実無根として、虚偽告訴容疑で逆告訴しました。

そして、この騒動が原因で伊東純也選手はアジアカップ開催中に日本代表を離脱、さらにスポンサー契約も打ち切られ甚大な被害が生じたとして、19日に約2億円の損害賠償を求めて民事提訴しました。

加藤博太郎弁護士は提訴後に報道陣の取材に応じ、民事提訴した理由については、「今回、アジアカップ開催中、日本のサッカー界にとって極めて大事な試合の中で女性らが告訴を行い、週刊誌に報じさせた。本来禁止されている警察官とのやりとりを録音し、その日のうちに告訴状受理の事実を話し、報じられた。客観的、外形的に事実に基づいていない告訴が行われたと考えている」「女性らが行った告訴は、サッカーアジアカップ開催中に伊東選手を妨害する目的で行った、極めて悪質な告訴だと考えている」と説明しています。

＜↓の画像が、伊東純也選手の弁護士らの写真＞

また、「女性を攻撃したいわけではありません。明らかに違う告訴について、週刊誌に書かれてしまったら、それで社会生活が終わってしまうわけです。試合にも出れない、性加害を行った人として世の中で扱われてしまう。」「そのため、こういった法的手段を取り、弁護団も矢面に立って発信していかざるを得なかった。こういったことがセカンドレイプと批判されることがあるが、そもそもファーストレイプがなかった」などと語り、「今後、さらなる請求をすることも考えられる」としています。

この問題を報じた週刊新潮を提訴しなかった理由については、「週刊誌に裁判を起こしたとしても、実際にとれる額はおそらく2～300万円になってしまうと思う。今回、週刊新潮も騙されてしまったのではないかと思っている。週刊新潮も女性側の話を信じただけだと思いますので、今回は提訴の対象にはしておりません」と説明しています。

民事提訴を受けて女性側の弁護士は、「こちらに違法行為はないと考えている。訴状を見て対応を検討したい」とコメントしています。

そして、伊東純也選手サイドが刑事告訴に続いて、民事提訴したことに対してネット上では、

• 伊東選手のサッカー選手としての活躍度合い、所得金額、社会的ダメージ等を考えれば二億はけっして高くない。
• 示談交渉してたのに、そんなに強気で大丈夫なの？
• とことんやったらいい これからは、お互いに危機感を持たないと いつなんどき、巻きこまれるかわからない
• どっちがどうなんだろうねえ。まあ言ったもん勝ちみたいなのはよくないから、嘘は嘘で暴かれてほしいけども
• まぁ既婚者がホテルで女と遊んでた事実は変わらないからなぁ
• 遊んでた女に週刊誌に訴えられて、裁判で訴訟するの流行ってるんですかね　身から出た錆、みんな既婚者だね
• この騒動が真実だろうが真実で無かろうが、伊東選手がホテルで女性と過ごした事実は変わらない。
  そしてその相手に虚偽とは言え告訴される事態となったことについては伊東選手側も反省しなければならないし、脇が甘かったと言わざるを得ない。
• 下心があったのは事実だから何とか和解で納めた方が良いと思うけど
  スポーツ選手には旬があり今この時、１日たりとも無駄に出来ないのにこんな女性問題で足踏みするなんてもったいない。お互いに歩み寄って和解して欲しい。

などの声が上がっています。

伊東純也選手の性加害疑惑に対して、フランスの所属クラブ『スタッド・ランス』サイドは冷静な対応を見せており、刑事告訴されただけで罪が確定したわけではないとして試合に起用し、現地時間18日に行われた試合で伊東選手は先制点をアシストするなど活躍しています。

その一方で、日本代表のメジャーパートナーで、伊東純也選手を公式アンバサダーに起用していた『クレディセゾン』や、スポンサー契約を結んでいた『プーマ』や『アンファー』が公式サイトから伊東選手の名前や写真を削除するなどの対応を取っており、女性たちの刑事告訴によって甚大な被害が及んでいるとして、加藤博太郎弁護士はテレビの取材などで2億円程度の損害賠償を求めて、民事提訴する予定であることを明かしていました。

そして、今日民事提訴に踏み切ったものの、この問題を報じた週刊新潮は提訴せず、その理由として訴えても得られる金額が少ないことや、週刊誌も女性たちに騙された側だと判断し対象から外したとしていますが、情報ワイドショー番組『ゴゴスマ －GO GO!Smile!－』（TBS系）に出演の清原博弁護士は、「相手をビビらせるための戦略ではないか」「2億円というのは普通の人は払えない。伊東選手側とすれば、刑事告訴を取り下げたもらいたい、そういうプレッシャーを与える意味合いがあるのではと考えている。仮に有罪となれば、逮捕、実刑もある。そういう恐怖があるかもしれない」と憶測しています。

また、『情報ライブ ミヤネ屋』（日本テレビ系）に出演の大阪地検検事出身の亀井正貴弁護士は、「民事訴訟では女性側が準強制性交等の真実性を立証しなければならない。早期に民事訴訟を起こすことで女性側の証拠を知るなど、相手の手の内が読めて刑事訴訟を有利に進める狙いもあるのではないか」と推測しています。

伊東純也選手は刑事告訴される前に、別の弁護士を雇って女性側と示談交渉をしていたことが明らかになっており、そこでは女性とホテルで関係を持ったことに関しては認めつつ、同意を得て行為に及んだと主張していました。

こうした報道によって、もし性加害が事実では無かったとしても、既婚者の伊東純也選手がホテルで不貞行為をしたのは事実なのではないかとして、この騒動を巡っては伊東選手を擁護する声が多い一方で、脇の甘い言動を非難する声も上がり大きな波紋を広げています。

今後の裁判などで明らかになる女性とのやり取りの内容次第では、伊東純也選手は今後さらにダメージを受ける可能性もありますが、これからどういった事実が明らかにされるのか、引き続き注視していきたいです。