オンバト出身コンビ『江戸むらさき』活動休止の理由…磯山良司はラーメン屋に転身、野村浩二はピンで活動へ。

2018年3月22日（木）16:28

1996年結成のお笑いコンビ『江戸むらさき』が22日、コンビ活動休止を発表しました。

所属事務所『ホリプロコム』の公式サイトとそれぞれのブログで活動休止を報告しており、事務所の公式サイトでは、ボケ担当の磯山良司さん（いそやま・りょうじ 40歳）は芸能活動を休止する一方で、ツッコミ担当の野村浩二さん（のむら・こうじ 40歳）は活動を継続することを報告しており、「江戸むらさきコンビとしての活動は一旦休止となりますが、また再開の折には改めて皆さまにお知らせし、応援していただけますと幸いです。」としています。

＜↓の画像が、3月末をもって活動休止する『江戸むらさき』の写真＞

（左がツッコミ・野村浩二さん、右がボケ・磯山良司さん）

そして、芸人活動を休止する磯山良司さんは自身のブログで活動休止の理由について、「両親が経営しております、ラーメン屋を手伝う事になりました。実家のラーメン屋が、この不景気もあり、あまりうまくいってないと言う事、両親が高齢になって来てると言う事、僕が今まで両親に対して何一つ親孝行出来てないと言う事、いろいろございまして、野村氏、ホリプロコム社長に解散、退社を申し入れたところ『活動休止でいいんじゃないか？』『ラーメン屋を立て直したら戻ってくればいいじゃないか。』なんて、本当に本当にありがたい言葉をいただきまして、この活動休止と言う事になりました。」と説明し、活動休止中もブログの更新は出来るだけ続けていきたいとしています。

一方の野村浩二さんはブログで、「コンビ仲が悪くなったり、方向性の違いなんかではないので、これからの相方・磯山の活動も応援していこうと思いますし、力になれる事があれば、微力ながらお手伝いしたいと思います。」と綴り、自身の今後については「4月から一人での仕事もいただいており、MCやリポーター、そして何らかの形でネタもやっていければな、と思っています。」と報告しています。

磯山良司さんが継ぐことを決心したラーメン屋は、茨城県つくば市に本社を置くラーメンチェーン店『麺ズ・クラブ』で、磯山さんの父親は同社の専務取締役、野村浩二さんの父親は社長を務めていることで知られています。

お店は茨城県内に6店舗を構え、その他に千葉県、栃木県、宮城県にそれぞれ1店舗ずつ展開しているのですが、磯山良司さんは3月末をもって活動を休止し、4月1日からはほぼ毎日「麺ズ・クラブ石下店」（営業時間：11時～24時住所：茨城県常総市新石下625-95）で働くことを報告しています。

＜↓の画像は、4月1日から磯山良司さんが働く『麺ズ・クラブ石下店』の外観写真＞

実は磯山良司さんは以前から「麺くら中目黒支店」という名を使い、隔週月曜日にイタリアンのお店で和洋折衷様々な凝った料理を提供しており、料理の腕前はプロ級のようです。

そんな磯山良司さんが実家のラーメン屋を継ぐことになり、活動休止が明らかになった『江戸むらさき』は、高校の同級生だった2人で1996年3月に結成したコンビで、1999年3月から2010年まで放送されたお笑い番組『爆笑オンエアバトル』（NHK）の第1回放送から出演し、通算26戦23勝という成績を残しており、このオンエア率は番組歴代2位という好記録となっています。

また、2008年からスタートしたコント日本一を決めるコンテスト『キングオブコント』には毎年出場していましたが、これまでの最高成績は2012年の準々決勝進出で、コンビとして大きな記録を残せていませんでした。

『江戸むらさき』のショートコント動画