桶田敬太郎が病気で亡くなる。村田渚も35歳で急死、天才ボキャブラ芸人の訃報に有吉弘行も悲しみコメント

バラエティ番組『ボキャブラ天国』シリーズ（フジテレビ系）などに出演し、1990年代に活躍したお笑いコンビ『フォークダンスDE成子坂』（1999年末解散）の元ボケ担当・桶田敬太郎さん（おけだ・けいたろう）が、昨年11月23日に亡くなられていたことが明らかになりました。48歳でした。

＜↓の画像が、元フォークダンスDE成子坂・桶田敬太郎さんの写真（2011年ごろ撮影）＞

桶田敬太郎さんの訃報は、代表取締役を務めていた芸能・映像制作事務所『株式会社MR（エムアール）』の公式サイト上で伝えられたもので、「桶田敬太郎は、広く創作活動に勤しんで参りましたが、昨年11月23日に病により永眠いたしました。なお、葬儀と七七日法要は故人の遺志により近親者のみで相済ませました。また、お別れの会などの予定はございません。」とし、どのような病気を患っていたのかなど、病名や死因の詳細は明らかになっていません。

＜↓の画像が、元フォークダンスDE成子坂・桶田敬太郎さんの訃報コメント写真＞

桶田敬太郎さんは三重県高田高校の2年時に、中学時代の同級生だった村田渚さんと共にコンビを結成、その後はオーディションで芸能事務所『ホリプロ』に入り、1990年にコンビ名を『フォークダンスDE成子坂』に改名しました。

1991年3月にはテレビデビューを果たし、シュールなネタで人気を博し、1994年にバラエティ番組『GAHAHAキング 爆笑王決定戦』（テレビ朝日系）で2代目チャンピオン（初代は爆笑問題、3代目はますだおかだ）になるなど、様々なお笑い賞レースで好成績を残していました。

＜↓の画像は、フォークダンスDE成子坂時代の桶田敬太郎さん（左）、村田渚さんの写真＞

また、当時人気だった『ボキャブラ天国』にも出演し、爆笑問題、ネプチューン、くりぃむしちゅーなどと共に活躍、様々な芸人たちからも「天才」と評されるほどの実力を持っていましたが、他のボキャブラ芸人たちと比べると大ブレークには至っておらず、爆笑問題・太田光さんは後に「あいつらは天才過ぎた。それゆえに売れなかった」などと語っています。

そして、1999年末にフォークダンスDE成子坂は解散、ツッコミ担当の村田渚さんはホリプロを退社し、フリーのピン芸人としてしばらく活動、元『坂道コロンブス（坂道コロコロ）』の松丘慎吾さんと『鼻エンジン』というコンビを結成後は、第5回目の『M-1グランプリ2005』で準決勝まで勝ち進みましたが、2006年11月に自宅マンションでクモ膜下出血を発症、35歳の若さで急死しました。

一方の桶田敬太郎さんはフォークダンスDE成子坂を解散後、ロックバンド『The 3cm～』のボーカルとして活動、2004年からは放送作家・構成作家としての活動を始め、テレビ番組や舞台・イベントなどの企画・構成を手掛け、2006年にますだおかだのライブ構成を担当したほか、元女優・歌手の自民党女性局長・三原じゅん子・参院議員のライブプロデュースなど、様々な活動を展開していました。

その後も、ピン芸人としても活動したり、後進の育成を行うなど精力的に活動していたのですが、昨年11月に急死していたことが明らかになりネット上では、

• え 村田に続いて桶田もなの？そんなことってあるかよ マジか
• 死因はなんだ？病死か？
• 有吉がラジオで結構前に言ってたな
• １カ月ほど前の『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』で、有吉がこの話をしてたが、ネットに情報が無かったから有吉さんの勘違いと思ってた。
  若い頃沢山笑わせて貰った。お悔やみ申し上げます。
• ボキャブラでいちばん好きだった。早逝コンビだったか…ご冥福を
• 解散しないで00年代以降もコンビ活動続けて生きてたら、バナナマンとかバカリズムみたいなブレイクしてたかもね
• 渚が死んだ年はカンニング中島も死んで、確か彼も同い年でショックだったが、桶田も逝ってしまったか。録画してあるボキャブラでも観るか

などのコメントが寄せられています。

桶田敬太郎さんの訃報はこれまで公表されていなかったものの、今年1月26日放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』で、有吉弘行さんとデンジャラス・安田和博さんが言及しており、「フォークダンスDE成子坂って、悲しいけど、お2人ともお亡くなりになっちゃいましたね」「早いよね。2人とも50になる前に亡くなっちゃったってことでしょ？ちょっとびっくりしたよね」などと語っていました。

桶田敬太郎さんは病気を患い、亡くなられたとのことですが、昨年9月22日までは自身のツイッターを更新し、ピザを食べたことを報告し、同5月まではブログの更新を行っていたことから、9月～10月ごろに体調を崩し、そのまま亡くなられてしまったとみられますが、村田渚さんも頭痛を訴えてから数時間後に自宅で倒れ、クモ膜下出血により急死しています。

村田渚さんが2006年に急死した際にも、多くのお笑いファンや芸人たちに衝撃を与えましたが、桶田敬太郎さんも48歳という若さで亡くなってしまったというのは驚くばかりで、天才と評されたコンビが2人揃ってこの世から去ってしまったのは残念でなりません。

桶田敬太郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。