元東京地検特捜部長で日本テレビの番組にコメンテーターとして出演の河上和雄が病気で亡くなる。通夜は11日、葬儀・告別式は12日

東京地検特捜部長、法務省矯正局長などを歴任した弁護士の河上和雄さんが7日16時50分、敗血症のため東京都新宿区の東京女子医大病院で亡くなられていた事が分かりました。81歳でした。

通夜は11日午後6時、葬儀・告別式は12日午前10時半に東京都青山葬儀所で行うそうです。

河上さんは、東大法学部卒業後の昭和33年、検事に任官。東京地検特捜部時代に世界的な大規模汚職事件「ロッキード事件」の捜査に関わった方で、1983年には特捜部長に就任し、その後は佐賀地検検事正、最高検検事、法務省矯正局長などを歴任、そして、これまでの経験を活かして日本テレビ系の報道番組『真相報道 バンキシャ!』などにコメンテーターとして出演していました。

これにネットでは、

• 最近バンキシャで見ないなと思ったら。。。ご冥福をお祈りいたします。
• やっぱり…少し前、『バンキシャ』で見た時、随分体調が悪そうだったのが記憶に新しいです。その後、番組に出なくなったので、もしかしたら相当体調が良くないんじゃないかと思っていました。事件に対する見解が的確でしたよね。現役を退いても貴重な人材だったと思います。合掌
• 急激に衰えた印象があったけどやっぱりなあ…
• 昔気質の厳しい爺さんだったが、今の時代には必要な人だったな。合掌
• テレビでの印象が強い人ではあるが，学術的な面でも貢献された方で
  非常に残念。ご冥福をお祈りします。

などのコメントがありました。

以前、『真相報道 バンキシャ!』で河上さんのことを久しぶりに見た際に、前に比べてずいぶんと痩せていたことや、急激に老け込んだなと感じたことから心配をしていたのですが、やはり体調が良くなかったのですね…。

(↓の画像は、以前の河上さんの写真)

(↓の画像は、2013年頃の河上さんの写真)

河上さんの歯に衣着せぬ発言や、鋭い角度から事件を分析しコメントする姿が強く印象に残っており、このような方は今ほとんどおらず貴重な存在であったため、亡くなられてしまったことが非常に残念です。

河上和雄さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。