沢田研二がコンサートドタキャン騒動ファンに謝罪。80歳まで現役宣言、さいたまスーパーアリーナ代替公演の意向も発表。

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沢田研二(ジュリー)

17日にさいたまスーパーアリーナで開催予定のコンサートを開演直前にドタキャンし、時の人となっている歌手の“ジュリー”こと沢田研二さん(さわだ・けんじ 66歳)が21日16時から、「大阪狭山市文化会館SAYAKAホール」でドタキャン騒動後初めての全国ツアー公演を行い、会場に集まった1200人(満員)のファンに対して直接謝罪の言葉を述べました。

沢田研二さんはコンサートの冒頭で、「聞きたくない人もいるかもしれませんが、喋らせて下さい」と切り出すと、「全て僕の責任です」「僕は頑固な人間、ダメな人間です」「性格です。意地もありました」「全て僕のワガママです。自分の至らなさです。ごめんなさい。」「本来謝罪すべきはさいたまスーパーアリーナに足を運んでくださった方々(に対して)です。本当に申し訳ないと思っています」「さいたまアリーナに来てくれた人に(謝罪を)伝えられないのは残念。さいたまに来てくれた人には悪いことをした」などと謝罪し、何度も頭を下げていたといいます。

こうした謝罪の言葉に対してファンからは、「いいよー!」などと擁護する声が上がっていたそうです。

<↓の画像は、18日に報道陣の前でドタキャン騒動を謝罪した沢田研二さんの写真>
ライブドタキャンを謝罪したジュリーこと沢田研二

また、騒動の経緯についても直接ファンに説明し、コンサートの運営サイドからは予定の9000人集客しているという話だったものの、当日のリハーサル中に観客が入れないように席が潰されているエリアが多いことに気づき、集客状況を確認したところ実際には7000人だったことが判明したことによって、「動員に関する契約上の問題」を理由にコンサートの開催を中止にしたことを自らの言葉で語ったといいます。

その上で、「さいたまスーパーアリーナを満員にできなかった僕の力不足です。僕は70歳になって、白旗でなく、自分に対して情熱の赤旗を上げました」「さいたまスーパーアリーナを満員にするという目標ができました。それをモチベーションにあと10年はやります」「さいたまをいっぱいにできるような実力を付けられるよう、これをバネにまた一から頑張ります。」と、80歳まで現役を続けると宣言していたといいます。

そして、さいたまスーパーアリーナ公演のドタキャンに対する対応にも言及し、来年1月5日と2月7日の2日にわたって、同じさいたま市内の大宮ソニックシティで代替公演を開催する意向であることを発表し、「実質、それがツアー最終日になります」と話していたとのことです。

こうした謝罪を受けてネット上では、

  • ここで謝るのでなく、当日来てくれたファンに謝って欲しい。7000人です。1人1人色々抱えて来てくれたと思う。孫のからプレゼントチケットかも知れない、記念日で来たかもしれない、そうゆう思いの詰まってるかもしれないチケットを意地でフイにしてしまったのは俺は許せない
  • 直接謝るべき本当の相手は、大阪公演に来てくれた人達では無く埼玉公演会場に来てくれていた方達では?埼玉公演会場を去る前に自分で説明謝罪すれば良かったのでは?
  • 直接謝るべき人は埼玉公演きてくれた7000人だと思うがな。払い戻しするらしいけど、チケ代だけじゃないから。遠征費、宿泊費など。わざわざ日程合わせてる人もいるだろうし。一線で活躍してきてプライドが許さないとか分からなくはないけど、仮に一人だけだったとしてもやって欲しいもんだね。
  • 謝るなら最初からやるなよとは思うが、一線で活躍してきた人間にしかわからないプライドみたいのがあるんだろうね…。今回は運営も良くなかったんじゃないかな。なんにしても文句言う資格があるのは当日直接被害にあった人だけだとは思う
  • 契約上は9000人で実際は7000人だろうと客には関係のない話。集まってくれた7000人のために歌うべきだったと思う。7000人いても座席はスカスカなんですか?意地だかなんだか知らないがゴタゴタは主催者側と争ったらいいだけで、チケット代を払った客を巻き込むことはなかったと思います。

などのコメントが寄せられています。

熱狂的なファンからはやはり擁護の声が多く、同業のタレントたちからも本人だけでなくイベンター側にも問題があるとして、同情する反応が比較的多く上がっています。

しかし、さいたまスーパーアリーナ公演には全国各地から7000人ものファンが駆け付けており、交通費や宿泊費なども出して会場を訪れたにも関わらず、コンサートを見ることができずに帰宅することになった方もいることから、ネット上では批判が殺到し大炎上状態になっています。

『渡辺プロダクション』時代の先輩である歌手・中尾ミエさん(71)は、19日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演した際に、「まあ、真意はよく分かりませんが、ぜいたく言ってんじゃないわよ、アナタ。70のジジイの歌を7000人も聞きに来てくれる、っていうだけありがたい、と思わなきゃ。『僕にも意地がある』って…意地があるんだったら、痩せろ!って。」「何言ってもダメ。“意地”とか言うなら自分をシェイプアップしろ。痩せたらいい男なのよ。もう1回、努力ね。アナタ、努力して!ここ1、2年が勝負」などと叱咤激励していました。

また、美容整形外科『高須クリニック』の高須克弥院長(73)は自身のツイッター上で、「観客が1人でもやるのが本物のエンターテイナー。老人気取りで甘えるな。喝!」とツイートしていました。

このように賛否両論となっている今回のドタキャン騒動ですが、19日付の『スポーツニッポン』(スポニチ)が報じていた記事によると、公演には事務所が先導し、イベント会社がサポート役を務める「自主興行」と、イベント会社に興行を託す「委託興行」の2パターンがあり、17日の公演は自主興行だったそうです。

自主興行の場合はイベント成功時の収益が大きく、大きな会場で集客が見込める場合にはこちらを選ぶというのが業界では一般的とのことですが、予定数を集客できなかった場合にはその分の損害を事務所側が被ることになり、ライブ制作会社の関係者は今回の損害額について、「会場費や設営費など3000万~4000万円はかかる」と話していると伝えています。

ですが、沢田研二さんなどベテラン歌手の場合には、自主興行だったとしてもイベンターとの契約内容を緩和するケースもあるといい、「がんじがらめにならないように互いのもうけやリスクをある程度、分け合う契約にする。大きな損害が起きた場合、助け合う形にしている」と関係者は語っており、損害額は約4000万円程度とみられているものの、沢田さんの事務所が全額負担するのではなく、イベント会社側も負担という形となるようです。

そのため、沢田研二さん側が今回の騒動で受ける金銭的ダメージはそれほど大きくはないようなのですが、世間一般のイメージが悪化したのは間違いなく、今後の活動に多少なりとも悪影響が及ぶ可能性は十分あるでしょうね。

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