TBSドラマ『IQ246』第3話視聴率が大幅ダウン…原因は織田裕二の粗末な推理とトリック? 視聴者から不満の声が噴出!

2016年10月31日（月）18:56

俳優・織田裕二さん主演のドラマ『IQ246～華麗なる事件簿～』(TBS系日曜21時)の第3話が10月30日に放送され、平均視聴率が10.1％(関東地区)だったことが31日に発表されました。

16日放送の初回平均視聴率は13.1％を記録し、今期民放のゴールデン・プライム帯（19時～23時）にスタートしたドラマの中では、米倉涼子さん主演の人気シリーズ『ドクターX ～外科医・大門未知子～』第4期(テレビ朝日系木曜21時)が初回記録した20.4％に次いで、2番目に数字となっており、第2話も12.4％を記録していました。

しかし、第3話は10.1％と前話から2％以上もダウンしてしまっています。

このドラマは、織田さん演じる貴族・法門寺家の末裔で犯罪研究に特に力を入れてきた家系の89代目当主・法門寺沙羅駆（ほうもんじ・しゃらく）が、IQ246という高い頭脳を武器に難事件を解決していくという1話完結型のミステリードラマ。

沙羅駆を護衛する新人刑事・和藤奏子役を土屋太鳳さん、法門寺家に仕える執事の89代目・賢正役をディーン・フジオカさん、法医学の専門医・監察医で、沙羅駆の推理力に魅了されてファンになる森本朋美役を中谷美紀さんが演じています。

第1話には、1993年1月期放送のヒットドラマ『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系)で、織田さんとW主演を務めた石黒賢さんがゲスト出演し、第2話には佐藤隆太さん、30日放送の第3話には観月ありささんが出演。

観月さんが演じた滝乃川美晴はカリスマ主婦モデルとして活躍し、夫は不動産会社を経営しているやり手の社長・滝乃川隆文。

美晴は世間の女性たちが羨むセレブ生活を送り、ディーンさん演じる賢正の高校の同級生という役どころで、賢正と美晴が再会してから数日後に、美晴の夫が書斎で刺殺され、夫と金銭トラブルを起こしていた工場経営者・下村辰也は、夫の傍らで死亡しているという事件が発生。

＜第3話のワンシーンディーン・フジオカさんと観月ありささん＞

第一発見者の美晴の証言と現場の状況証拠により、下村が夫を刺殺、もみ合った末に下村も頭を殴られて死亡と判断されるものの、沙羅駆は美晴の不可解な言動に疑念を抱き始めるのですが、それに対して賢正は美晴を擁護し、2人の間に亀裂が生まれてしまい…というストーリー展開となっていました。

＜第3話のワンシーンディーン・フジオカさんと織田裕二さん＞

この第3話の内容に対し視聴者の間では「お粗末すぎる」と話題になり、「推理ドラマなのにトリックが雑」「バレバレでトリックとして成り立ってない」「自白に頼って、まともに謎解きしてない」「Q246とは思えない解決法」などの批判が殺到。

しかし、第3話はディーンさんの出演シーンが多い回となっており、賢正の過去や私服姿を披露するシーンもあったことから、ディーンさんのファンの間では喜びの声が上がっていました。

第2話までは好調をキープしていたものの、第3話で急落してしまった原因について『日刊スポーツ』は、テレビ朝日系で『フィギュアスケートのグランプリシリーズ』の第2戦・カナダ大会が放送されており、一部放送時間が重なっていたことから、少しだけ視聴率を奪われた可能性があると報じているのですが、放送時間は18時30分～21時11分までで10分ほどしか被っていないため、ただ単純に第2話で脱落してしまった視聴者が多いのではないかとみられています。

視聴者離れが起きている原因は、織田さん演じる主人公の喋り方に特徴があり、クセが強すぎるキャラクターということがまず1つとして挙げられますが、それよりも主人公がIQ246という設定にも関わらず、これまで大した謎解きをしていないことから拍子抜けしてしまったという声が多く上がっているため、これから脚本の質を上げなければ下降を続けることになりそうです。

ちなみに、『IQ246』と同時間帯にフジテレビ系で放送されている玉木宏さん主演の『キャリア～掟破りの警察署長～』は、初回7.9％、第2話は6.2％、第3話は7.4％、30日放送の第4話は6.9％と低空飛行を続けており、『IQ246』からこちらに視聴者が流れているというわけでもなさそうです。