勝谷誠彦が57歳で死去。アルコール性の劇症肝炎で入退院、仕事復帰も約1ヶ月半で亡くなる。

訃報
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勝谷誠彦

出版社『文藝春秋』の記者として活躍し、退社後はコラムニスト・写真家、『スッキリ』(日本テレビ系)などでコメンテーターを務めていた勝谷誠彦さん(かつや・まさひこ)が28日午前1時48分に、故郷の兵庫県尼崎市内で亡くなられていたことが明らかになりました。57歳でした。

勝谷誠彦さんの訃報は公式サイト『元祖かつや』で伝えられ、「勝谷誠彦は、2018年11月28日午前1時48分、生まれ故郷の尼崎で57歳の生涯を閉じました。生前、応援していただきました皆様、お世話になった皆様に厚く御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。」としています。

<↓の画像が、公式サイト掲載の勝谷誠彦さんの訃報>
勝谷誠彦の訃報

勝谷誠彦さんは今年8月に、1999年から毎朝メール配信している有料メルマガ『勝谷誠彦の××な日々。』にて、「腹痛と膨満感で、3分ほども座ってられない」「まえ屈みだと、右脇腹に激痛が走る」と激痛を訴えて緊急入院し、医師からは「アルコール性の劇症肝炎」などと診断されました。

入院当初はかなり危険な状態で、集中治療室(ICU)に入っていたのですが、それから奇跡的な回復によって危険な状態から脱したため、10月9日に退院、同13日には自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組『怒れるおっさんラジオ』(FM香川)の収録に参加、同16日は動画のライブ配信、同20日には毎年参加している「尼崎市民医療フォーラム」に出席しました。

10月16日のライブ配信動画

「尼崎市民医療フォーラム」に出席した勝谷誠彦さんは車イスに乗って登場すると、冒頭から「100歳どころか57歳で死にそうになった」と自虐的に語り、現在の病状については「肝臓を痛めまして、今も足もとがおぼつかない」と明かしていたほか、「入ってみたら看護師が主役。教授は週に1度、回診で10人くらい連れてきて『うん、順調だね』と。アホかと思いました」などと、以前と変わらない毒舌も披露していました。

<↓の画像は、10月20日に「尼崎市民医療フォーラム」に出席した勝谷誠彦さんの写真>
勝谷誠彦が退院後の姿

勝谷誠彦さんは退院後も通院しながら投薬治療を続け、今後の仕事については体調を見ながら続けていくとしていたのですが、お腹に溜まった腹水の状態が悪化し続けたことによって再入院しました。

有料メルマガ『勝谷誠彦の××な日々。』の発行人で、『株式会社世論社』『株式会社VoiceJapan』の代表・高橋茂さんが19日に投稿したブログによると、11月に入ってから約3週間後の時点では、次第に体調が戻ってきていて、日記も書けるようになってきたことから、このままいけば今週中にも退院出来るとのことでした。

しかし、それから1週間ほどで亡くなられていたことが明らかとなり、勝谷誠彦さんの訃報に対してネット上では、

  • 賛否あった人かもしれないけど、若くして亡くなられたのは残念。本当に、賛否あったけど、辛口のコメントが今では懐かしい。ご冥福をお祈りします
  • やや極端な面があったが、破天荒でずばり発言するのが好きだった。
  • 勝谷氏がお亡くなりに・・鬱なのは本人が告白してたが、同時にアル中だったとは。
  • 衝撃です。あれだけ『スッキリ』を盛り上げた人が、こういう形で急に亡くなられるとは。
    勝谷さんのコメントは辛口ながらも、弱者に対して味方やフォローを交えながらのコメントだったので、まだまだ番組を続けて欲しかった
  • そこまで言って委員会やザボイス等、番組を色々な形で降板し、問題ある人だったかもしれませんが、番組を盛り上げてくれたのも事実。ご冥福をお祈りいたします。

などと、死を悼むコメントが寄せられています。

医師から「アルコール性の劇症肝炎」と診断された勝谷誠彦さんは、大の酒好きで、特に好きな日本酒に関する本を出版するほどだったのですが、お酒の飲み過ぎが原因で肝臓をやられてしまい、激しい腹痛を訴える前から腹水によってお腹が膨れ、目は黄だんによって黄色く変色した状態になっていたと高橋茂さんが明かしています。

その姿に周囲も心配し、すぐに病院に行った方がいいと言ったものの、勝谷誠彦さんは「そうかあ?俺は医者の息子だからわかるけど、大丈夫だろう」と言って取り合わなかったといいます、

勝谷誠彦さんは尼崎市内にある『勝谷医院』に生まれ、弟が医師になって病院を継いでおり、実家で大病院への紹介状を書いてもらったそうなのですが、8月20日には10錠以上もある薬を日本酒で飲み、同21日には慶應大学病院に入院、この時はすでに意識はほとんど無く、多臓器不全の状態だったとのことです。

しかし、それから奇跡的な復活を果たしていたのですが、酒好きな勝谷誠彦さんはお酒が無いと食事を取ろうとせず、退院後に実家で生活を送っている時もほとんど食べない状況が続いた結果、再び病気が悪化して入院という流れになっていたそうです。

高橋茂さんのブログを読むと、厳しい言い方になりますが自業自得と思ってしまうところも正直あります。

しかし、勝谷誠彦さんはかつて、『スッキリ』や『たかじんのそこまで言って委員会』など様々な番組で毒を吐き、言動に対して賛否両論ありましたが、個人的には『スッキリ』でMCの加藤浩次さん、テリー伊藤さん等と言い合いになる姿を見て面白いと感じ、2015年3月をもって番組を降板になった際にも残念に思っていたので、もう勝谷さんの毒舌を聞けないと思うと寂しい気持ちになります。

57歳にして亡くなられてしまったのは非常に残念ですが、これからあの世でゆっくりと休んでほしいです。

勝谷誠彦さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

参照元
  • https://blog.voicejapan.jp/2018/11/19/6200/
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