益田直也投手が1軍登録抹消の原因、上半身のコンディション不良と球団説明も…杉内俊哉やスペンサー・パットンと同じ行為が明らかに

「上半身のコンディション不良」を理由に、今シーズン中の復帰が絶望視されている『千葉ロッテマリーンズ』の益田直也投手(35)が、ロッカーを殴って骨折の重傷を負い、手術も受けていたことが判明し、批判や呆れ声などが上がっています。

益田直也投手は、『日本プロ野球名球会』入りの条件となる通算250セーブを目前に控え、8月17・19日の2試合連続でセーブに失敗し、同20日に1軍登録抹消となりました。

その後、ロッテの広報担当者は今月6日にメディカル部門の見解として、益田直也投手の上半身のコンディション不良が続いているとし、今シーズン中の復帰は難しいとの見解を示し、現在は2軍施設で別メニューによる調整を続けていると説明していました。

そして、『毎日新聞』が複数の関係者に取材したところ、益田直也投手がロッカーを殴って左手を骨折していたことが判明したといい、「負傷したのは楽天戦のあった8月19日。1点リードの9回に登板したが、1四球と暴投などで2死三塁となり、辰己涼介選手に同点打を打たれて救援失敗。次打者に四球を与えたところで降板した。その直後、ロッカーを殴って左手甲を骨折。手術を受け、全治数ヶ月という。」と伝えています。

この報道を受けてネット上では、

• 益田ほどの大ベテランがこれをやってしまうのはあり得ない
• なんというか精神面がガキだな　いい歳した大人がみっともない
• 利き手やめたのは立派
• あんだけ上手くいかないと苦しかっただろうな。ファンも散々堪えてきたんだから、気持ちはわかるが堪えて欲しかったな。
• 野球やってる奴って本当に物にあたるよな、テニスもだけど見てて気持ち良くない
• 自己都合でケガとか、年俸の返還求められたりしないの？
• もう控え室にはグローブとパンチング人形を設置するしかないな　それはそれで手首骨折しそうだが

などの声が上がっています。

過去には、現在『読売ジャイアンツ（巨人）』の投手チーフコーチを務める杉内俊哉さんが、『福岡ソフトバンクホークス』時代の2004年に先発登板するも2回7失点で降板となり、その悔しさからベンチに戻った後に帽子とグローブを投げつけ、さらに両手でベンチを殴って両手の小指付け根を骨折（全治3ヶ月）しました。

この行為に対して球団は、罰金600万円、10日間の謹慎処分を下し、元『横浜DeNAベイスターズ』のスペンサー・パットン投手も2019年に、救援失敗で降板後にベンチの冷蔵庫を殴り、利き手の小指を骨折して罰金500万円などの処分を下されていて、こうした過去の例から、恐らく益田直也投手も罰金処分などが下されるとみられます。

他にも、現『オリックス・バファローズ』の森友哉選手は『埼玉西武ライオンズ』時代の2022年に、途中交代となった後にロッカールームでキャッチャーマスクを投げつけ、その際に右手の指を骨折し、『北海道日本ハムファイターズ』のバッテリーコーチ・山田勝彦さんは、同一カードで3連敗した後にベンチ裏の壁を蹴って右足を骨折しました。

このようにプロ野球では、物に当たって負傷するという事件は度々発生しているのですが、物に当たる行為そのものがまずどうなのかと思いますし、それが原因で大ケガを負って戦線離脱となり、チームに迷惑をかけるというのは呆れるばかりです。

益田直也投手は昨シーズンまで長くチームの守護神として大活躍していたものの、今シーズンはかなり調子が悪く、22試合登板で1勝4敗、5セーブ、防御率4.35となっています。

そして、プロ野球史上5人目となる250セーブを目前に控えて、ケガによって今シーズンは投げられなくなる失態を犯し、プロ失格だとして猛バッシングを浴びるのも仕方がなく、球団はかなり厳しい処分を下すべきかと思いますが、今後どういった対応をするのかにも注目したいです。