ソフトバンクのドラフト1位選手・山下斐紹が再び警察沙汰トラブル。結婚し子供誕生も悪癖治らず? コカイン事件に続き泥酔状態で犯行

昨年12月に違法薬物事件で有罪判決を受けた元プロ野球選手で職業不詳・山下斐紹容疑者（やまもと・あやつぐ 32歳）が、公務執行妨害容疑で逮捕されていたことが判明し、野球ファン等の間で物議を醸しています。

愛知県警中川警察署の発表によると、山本斐紹容疑者は7日22時45分ごろに、名古屋市中川区の居酒屋の敷地内で、消防局中川消防署の男性救急隊員(51)の胸を両手で突き飛ばすなど、暴行を加えて職務執行を妨害した疑いが持たれています。

事件当時、山本斐紹容疑者は泥酔状態だったといい、警察の取り調べに対して「知らない。何もやっていない」などと容疑を否認しているとのことです。

この事件の経緯は、居酒屋の店員から「飲酒した男性が動けなくなった」との通報があり、駆けつけた救急隊員が意識を確認しようとしたところ、山本斐紹容疑者の態度が急変して言動が荒くなり、胸を突き飛ばすなどの行為に及んだため、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕したそうです。

山本斐紹容疑者は地元の千葉市美浜区在住で、名古屋で知人と会って泥酔した末に事件を起こしたのか、現時点で詳細は不明ながら、昨年末にはコカイン所持の罪で懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を受けました。

それから1年足らずで再び事件を起こしたことに対してネット上では、

• 情けない捕まり方だな　ドラ1なんて親戚や地元の仲間からしたらヒーローだろうに
• コカインか何かで捕まったばっかじゃん ラリってたのか
• ドラ1なのに32歳で何回逮捕されてんのよ　すごい人生やね
• クスリで捕まったの去年だし、執行猶予ついてたらムショ行きじゃないの？これ
• 飲酒をしての犯罪は車の運転同様量刑を加算してほしい
• ドラフト前から素行が悪いと言われてたけど、引退後でいい歳してからこれはダサい

などと、批判や呆れ声が上がっています。

山本斐紹容疑者は千葉の強豪校・習志野高校出身で、2年時に選抜高等学校野球大会（春のセンバツ）に出場し、2010年のプロ野球ドラフト会議で『福岡ソフトバンクホークス』から1位指名を受けて入団し、同期は東京五輪や2023年のWBCに出場した捕手・甲斐拓也選手(33)などです。

プロ3年目の2013年に1軍デビューしましたが結果を残せず、2017年にトレードで『東北楽天ゴールデンイーグルス』へ移籍、1年目の2018年シーズンはキャリアハイの43試合出場で、打率.198、2本塁打、9打点の成績で、その後は試合出場機会が減り続け、2020年のシーズン終了後に戦力外通告を受けました。

その後は『中日ドラゴンズ』と育成選手契約を結び、移籍1年目の2021年には緊急事態宣言下に外食へ出掛けたとして自宅謹慎処分を受け、2022年までプレーした末に現役を引退しました。

その後は名古屋に『野球バー DIAMOND』をオープンして飲食店経営をしていたなかで、知人から誘われてコカインを使用するようになり、昨年9月にコカインを所持していたとして逮捕されました。

『夕刊フジ』（産経新聞社）が昨年報じた記事によれば、山本斐紹容疑者は現役時代から借金を重ね、様々なところから借りるも返済できずトラブルになっていたといい、最終的には「球団が不問にする代わりに退団を促して引退が決まった」と当時を知る中日OBが証言したとしています。

現役引退後は、名古屋で手広く飲食店経営を手掛ける実業家のサポートを受けて店をオープンしたそうですが、「ここでも女性客とのトラブルに加え、窃盗に手を染めたとの噂も。現役選手の間では『斐紹とは深く関わらない方が賢明』と距離を置く者も多かったという。」と報じています。

『AERA DIGITAL』（朝日新聞出版）も同様に山本斐紹容疑者の素行不良を昨年報じており、チームメイトだった楽天OBは取材に対して、「素行不良とか色々な噂は聞いていたんですよ。ソフトバンク時代はあまり良いイメージがなかった」「ベンチで感情的になって相手に過激なヤジを飛ばした後に、『あれはまずかったですかね』って気にしていたことがあった。勢いで行動に出てしまった後に反省する。ピュアというか幼いんですよね」と証言していました。

元々カッとなりやすい性格で、酒癖も悪かったのかは不明ながら、違法薬物事件で執行猶予中に再び警察沙汰のトラブルを起こし、これで起訴されたら執行猶予が取り消されて実刑判決が下される可能性もあります。

山本斐紹容疑者は2022年までに結婚して3人の子供をもうけており、3年前のインタビューでは「生活が真逆になってキツイ面はあるけど、毎日家に帰れるのがうれしい」などと語っていたのですが、家族のためにも更生してほしいものです。