テレビ東京『TVチャンピオン』レギュラー復活、『池の水ぜんぶ抜く』月イチ放送。日曜の視聴率争い激化へ

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ロンブー淳&ココリコ田中

独自の路線で様々な人気番組を生み出しているテレビ東京が2日に4月期の番組改編説明会を行い、昨年1月から放送の人気特番『緊急SOS 池の水ぜんぶ抜く大作戦』を月1回のレギュラーに昇格させることや、『TVチャンピオン』を12年ぶりにレギュラーとして復活させることなどを明らかにしました。

昨年1月から「日曜ビッグバラエティ」枠(日曜19時54分~21時54分)などで放送されている『池の水ぜんぶ抜く』シリーズは、手付かずのまま放置された池の水を一度抜き、そこに住んでいる外来種の生物を捕獲・駆除するなどし、池を数日間天日干ししてキレイな状態にするといった内容の番組です。

<↓の画像は、レギュラー昇格となった『池の水全部抜く』の写真>
池の水全部抜くワンシーン

池の水全部抜く、芦田愛菜

昨年1月放送の第1弾は平均視聴率(関東地区)が8.3%を獲得し、同4月の第2弾は8.1%、同6月の第3弾は9.7%、同9月の第4弾で11.8%にまで上昇し、同11月の第5弾も12.8%と視聴率が右肩上がりで、NHK大河ドラマの数字を超えるほどの人気となっています。

<↓の画像は、池で発見された外来種の生物>
池の水全部抜くで発見したアリゲーターガー

池の水全部抜くで発見したソウギョ

池の水全部抜くで発見したカミツキガメ

年明けの1月2日に放送された第6弾の3時間スペシャルは、過去最高の13.5%という好視聴率を記録しており、これは同時間帯トップの数字でした。

こうした好調ぶりから3月11日には第7弾の放送がすでに決定しており、昨年1月から2、3ヶ月に1回のペースで放送されてきたのですが、4月から月イチレギュラーにするとテレビ東京が発表しました。

4月からは『日曜ビッグバラエティ「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」』(日曜19時54分~22時00分)として放送するといい、番組の伊藤隆行プロデューサーは番組について、「ただ“池の水をぜんぶ抜く”だけの番組です。でも、パンドラの箱を開けてしまったようで。池の中には…“日本の生態系の危機的状況”がありました。池の中には…“江戸時代の文化財”がありました。池の中には…“大量のゴミ”がありました。我々が池の底で見たものは“日本人が生きた歴史”に他ならなかったのです。放送のたびに殺到するさまざまな応募、池からの悲鳴。月に一度じゃ足りないぐらい…我々にできることをひたすらやっていきます」とコメントを寄せています。

また伊藤Pによると、これまでに全国21ヶ所の池の水を抜き、現在は全国から520件もの応募が寄せられているそうで、「500件だと月1回でも10年ぐらいかかる。まだ足りないぐらい。4月からは地方にも出て行きたい。今年は応募総数1000件以上になると思う。困っている方を優先させているが、色々とバリエーションも増えている。面白いところを行ってみたい」としています。

そして、『池の水ぜんぶ抜く大作戦』が月イチレギュラーになることに対してネット上では、

  • 池が違ってもそんな出てくるものにかわりはないし、毎週となると編集も大変だろうな、同じような画しかないだろうし。
  • レギュラー化して質を落とすよりは、きちんと時間をかけてもしっかりとした結果を出して放送してほしい
  • ちょっと話題になるとすぐにレギュラー化しようとするけど、こういうのは特番でやるくらいがちょうどいいのに。月一なんかでやってたら、あっという間に終わりそう
  • あ~~テレ東ならレギュラー化はしないと思ったがやってしまったか…質の低下は避けられんし、スペシャル感も無くなる。四半期に一度ぐらいがちょうど良いと思うが。
  • レギュラー化したら1回にかける予算が減るから、今までみたいな大掛かりなのが出来なくなるのかな?とかも思ったけど、月1放送で1ヶ所やるのと3ヶ月に1回で3ヶ所やるなら同じかも、逆に1ヶ所がよりフューチャーされるからよく見れるかもしれない

などのコメントが寄せられており、月イチ放送になることで番組の質が低下するのではないか、飽きられてしまうのではないかなどと懸念する声が多く寄せられています。

テレビ東京とBSジャパンではさらに、2006年9月をもってレギュラー放送が終了した『TV(テレビ)チャンピオン』のレギュラー放送復活を発表しており、4月14日から『TVチャンピオン極~KIWAMI』という番組タイトルでスタートし、テレビ東京での放送は「4月14日 土曜日午前10時30分~の30分枠」、BSジャパンは「4月8日 日曜日21時00分~の1時間枠」としています。

『TVチャンピオン』は1992年4月から放送がスタートし、「大食い選手権」、「甘味(女)王選手権」、「手先が器用選手権」、「プロモデラー王選手権」など様々な企画が毎週放送され、一般の素人や達人たちがトップを目指して競い合う視聴者参加型の番組でした。

<↓の画像は、素人時代に「全国魚通選手権」などに参加していたさかなクンの写真>
全国魚通選手権で4連覇を達成したさかなクン

<↓の画像は、「大食い選手権」に参加していたフードファイター・小林尊さんと番組MC2人の写真>
田中義剛、小林尊、松本明子
(左から田中義剛さん、小林尊さん、松本明子さん)

12年ぶりに復活となる『TVチャンピオン極~KIWAMI』では、以前と同じく基本的には1回の放送で完結するという形で、BSジャパンでは予選から決勝戦までを1時間放送し、テレビ東京では決勝戦のみを30分で放送するとのことです。

なお、現時点で挙げられているテーマは、「カニむき王」「チョーク看板王」「腹筋女王」「女装メイク王」「ギリギリ駐車王」などとなっており、お笑いグループ『超新塾』のアイクぬわらさんがレギュラー出演すると発表されており、『TVチャンピオン』のレギュラー復活発表に対してネット上では、

  • テレ東は、地味に良い番組ありすぎる。『TVチャンピオン』の復活は嬉しいな。
  • TVチャンピオン懐かしいですね~子供の頃、ずっと見てました。大食いとかミニ四駆とか。できれば家族で見られるゴールデンでやって欲しいけど無理なのかな?
  • これは楽しみ。ただ田中義剛と松本明子じゃないのが残念
  • パン職人選手権好きだったな。他にも職人系はすごいワクワクした。裏方で普段みることの出来ない人達の技術を見れるのはすごく好きだ。
  • さかなクンが出てきた時は衝撃的だったなぁ。特に魚の骨だけで取った出汁で魚を当てる問題。区別が付くこともだけど、若いのにそれぞれの味を既に理解してることが驚きだった。

などのコメントが寄せられており、番組の復活を喜び、過去の名企画を懐かしむ声も多く上がっています。

『池の水ぜんぶ抜く大作戦』の視聴率があまりにも高いことから、今後レギュラー放送になるのではないかという話は以前から囁かれていましたが、ついにテレ東も視聴率獲得のために動いたようですね。

週イチのレギュラーではなく、月イチのレギュラーということなので、番組の質がそこまで低下するということはないかと思いますが、これまでよりも倍以上のペースで放送されるため、その分何かプラスアルファが無ければ視聴者には飽きられ、視聴率は右肩下がりになっていく可能性もありそうです。

そして、12年ぶりに復活となる『TVチャンピオン』ですが、現時点での発表を見る限り、レギュラー放送時代にMCを務めていた田中義剛さんと松本明子さん、ラウンドMCを務めていた中村有志さんらは番組に登場しない様子で、この部分に関して寂しさもあるものの、毎週様々な達人たちの激しい争いをまた見られるというのは嬉しいですね。

レギュラー放送時代は予選から決勝までを約1時間半の枠で放送しており、新番組は決勝のみ30分というのは少し微妙な気もしますが、12年ぶりの復活でどのようなバトルがみられるのか楽しみです。

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