呼び出し先生タナカが来年3月で終了説。Qさま!!と似た内容に変化、コア視聴率落ち放送回数も減少し…

アンガールズ・田中卓志さんがMCを務めるクイズバラエティ番組『呼び出し先生タナカ』（フジテレビ系 月曜20時）に、打ち切り終了説が浮上していることを『ピンズバNEWS』（双葉社）や『SmartFLASH』（光文社）が報じており、これに対して視聴者からは終了もやむなしといった声が上がっています。

呼び出し先生タナカは2022年4月から日曜21時枠でレギュラー放送がスタートし、当初は『めちゃ×2イケてるッ!』の人気企画だった「抜き打ちテスト」のパクリ番組として批判され、視聴率も伸び悩んでいたことで早期打ち切りも囁かれていました。

番組スタートから1年後には、『まつもtoなかい』のレギュラー化に伴って月曜20時枠へ移動し、昨年9月にはスタジオセットや内容を大幅リニューアルしてテコ入れが行われました。

ピンズバNEWSによると、『呼び出し先生タナカ』は相変わらず視聴率が伸び悩んでいることや、出演者が多いことで制作費も高く、コスパが悪い番組ということで打ち切り対象となっているそうです。

民放キー局関係者は、「フジテレビは現在、今年1月に勃発した“中居氏・フジテレビ問題”の影響を受けて深刻な資金難に。今後、大幅な制作費カットが必要で、複数のバラエティ番組を来年4月の改編期のタイミングで終了させる方向で調整していると聞こえてきています」「同局の勝負どころであるゴールデン帯のバラエティ番組でさえ、かつての深夜枠程度の制作予算になるとも言われているんです。そのため、予算が合わず、続けられないバラエティ番組も出てくるということ」と語り、打ち切り濃厚とみられる番組として『呼び出し先生タナカ』を挙げています。

『呼び出し先生タナカ』は若者に人気のインフルエンサーやアイドル・タレントらを複数起用し、これによってスポンサーが求めるコア層（13～49歳）の視聴率アップを目指しているものの、10月20日放送の2時間スペシャルはコア視聴率が1.5％、平均個人視聴率は2.5％と、深夜番組レベルの数字となっており、裏番組の『有吉ゼミ』（日本テレビ系）には3倍以上の差をつけられていました。

SmartFLASHも同様に『呼び出し先生タナカ』の打ち切り終了説を報じており、視聴率が伸び悩んでいた理由として番組リニューアルの失敗を挙げており、「2024年9月からスタジオセットが変更され、高学歴芸人が漢字の書き取りや早押しバトルをし、最下位を決める形式から1位を争うものになりました。いわば、一般的なクイズ番組になったため、このリニューアルに不満を抱く人も多かった」としています。

実際に番組の視聴者からは、

• 頭の良い人ばかりが出てくるようになり、他のクイズ番組と全く変わらなくなってから見なくなった。
  始まった当初から二番煎じと言われたが、今はさらに悪化しているように思える。
• 番組タイトルが「呼び出し先生」なのに、全く呼び出さなくなり、番組のコンセプトが変わって東大生とか優等生ばかりが出るようになってから、つまらなくなった
• 最初の方は、わちゃわちゃドタバタが面白かった。番組スタッフも色々アイデア出して作っていた感あったし、学力テストなのにVR判定出てきた時は普通にゲラゲラ笑ってたわ。
  気が付いたらテンプレ通りのQさま形式の○○タレント大会にロケからのクイズ、心底つまらなくなったから、終了は必然としか。
• Qさまの裏なのに、似たような番組にしてどうする？逆に村重や猪狩を中心に、どバラエティにちょっと知識情報くらいで良かったのに。一度終了して別番組にしよう。

などと、リニューアル後は他局のクイズバラエティ番組と似たような内容となり、魅力が減ったという指摘が多く見受けられます。

それがしっかりと数字に表れてしまっており、番組がスタートした時点ではコア視聴率が4.2％を記録し、その後も低下しつつも2％台をキープしていたのですが、現在は2時間特番を放送しても1.5％しか取れないのでは終了も仕方がないと思います。

月曜ゴールデン帯は視聴率激戦区なので『呼び出し先生タナカ』ではなくとも視聴率獲得は容易ではなく、『呼び出し先生タナカ』の前に放送されていたウッチャンナンチャン・内村光良さんの冠番組『あしたの内村!!』も、開始からわずか1年で終了となりました。

その前に放送されていた『痛快TV スカッとジャパン』は、2014年から8年にわたって月曜20時枠で放送されていました。

フジテレビは一連の騒動を経て番組の予算がさらに削られ、加えて優秀な社員の退社も相次いでいるとの報道もあるので、『呼び出し先生タナカ』の打ち切り終了が事実として、後番組にも正直全く期待は出来ませんが、果たして今後どういった発表があるのかに注目ですね。