『パワフルプロ野球』初代実況の元ABCアナ・安部憲幸が死去、享年71。胃ガン患い帰らぬ人に、道上洋三がラジオ番組で報告

アナウンサー 訃報
  • 0

実況パワフルプロ野球’94

1994年から毎年発売されている大人気野球ゲームシリーズ『実況パワフルプロ野球』で、かつて実況を担当していた大阪・朝日放送(ABC)の元アナウンサー・安部憲幸さん(あべ・のりゆき)が、4月6日に「胃ガン」のため亡くなられていたことが明らかとなりました。71歳でした。

安部さんの訃報は、10日に放送されたラジオ番組『おはようパーソナリティ道上洋三です』(ABCラジオ 平日午前6時30分)で伝えられたもので、同番組のパーソナリティーを務める朝日放送のエグゼクティブ・アナウンサー・常勤顧問の道上洋三さん(どうじょう・ようぞう 74歳)が、番組の最後に「残念ながら、私よりも早く逝ってしまいました…」と語り、3年前に胃ガンを発症したことなどが明かされました。

<↓の画像が、安部憲幸さんの写真>
安部憲幸

安部さんは1970年に朝日放送へ入社し、プロ野球中継の実況やラジオ番組のパーソナリティなどを担当。

2005年に定年を迎えたものの、2006年までラジオ番組のコメンテーターとして活動。

2007年に病気で倒れ、それ以降は療養生活を送っていたそうです。

そんな安部さんは、『実況パワフルプロ野球』シリーズの第1作目となる『実況パワフルプロ野球’94』から実況を担当。

安部さんが起用された理由は、制作スタッフの「ラジオ中継のような実況」「場を盛り上げるもの」という意図からだったそうで、同シリーズなどを手掛けているゲームクリエイター・プログラマーの豊原浩司さんは、安部さんの「ビシッ!」「ガツーン!」「ドカーン!」などといった絶叫型の実況は実に適任だったなどと語っています。

安部さんが同シリーズの実況を担当したのは、2001年12月発売の『実況パワフルプロ野球8決定版』まででその後は別の方が実況を担当し、すでに15年以上が経っているわけなのですが、安部さんの実況が印象に残っている方が多く、安部さんの訃報に対してネット上では、

  • リアルでもパワプロでもこの人の実況が一番好きでした。合掌。
  • 今71歳だった事が衝撃だった。コナミがちょっとアレになる前まで初代からずっとパワプロの声で馴染みがあったんだけど、初代のときでさえ既に40後半だったのか…思い出をありがとうございます。安らかに。
  • ABCの野球実況といえばこの人でしたね。特に近鉄戦が印象的でした。ご冥福をお祈りいたします。
  • フレッシュアップナイターをよく聞いていた一人として寂しい限りです。近鉄バファローズの試合、花井悠さんとのやりとりを楽しみにしていました。先に逝かれた花井さんや稲尾和久さんと一緒に野球談議で楽しまれているのでしょうか…
  • 最近、耳にしていなかったと思ってたら、脳梗塞も患ってたらしくて、大変ご苦労された様でしたね…野球のTV実況で…打った…投げた…ガツンっ!…アウトォ~っ!ってのが思い出されます。私も新井さんや村上さんが好きな近鉄ファンだったので…残念です。

などのコメントが寄せられています。

野球実況などはこれまで聞いたことがなく、パワプロの実況をしていた方ということしか知らなかったのですが、野球ファン、パワプロファンから死を悼むコメントが多く寄せられており、多くの方から愛されていたアナウンサーだったことが分かりますね。

安部さんはまだ71歳と若く、本人もまだまだこれからだと思っていたのではないかと思いますし、安部さんの声がまた聞きたいという方も多くいたと思いますので、亡くなられてしまったというのは非常に残念でなりません。

安部憲幸さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

コメントを残す

前の記事次の記事
芸トピの最新ニュースをお届け!