虹コン元メンバーAがセクハラ・パワハラ被害訴える。永田寛哲プロデューサーが盗撮行為、旅行同伴、マッサージ強要か…

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虹のコンキスタドール

2014年結成のアイドルグループ『虹のコンキスタドール』(略称:虹コン)の元メンバー・Aさん(22)が、同グループの総合プロデューサー・永田寛哲さん(ながた・ひろあき 別名=小板橋英一 愛称=コイタ 39歳)からセクハラ・パワハラ行為を受けたとして、提訴していたことなどが判明し話題になっています。

Aさんが所属していた『虹コン』は、昨年9月に運営開始10周年を迎え、今年2月にユーザー登録数が3000万人を突破したイラスト・漫画などを中心とした大手SNSサイト『pixiv(ピクシブ)』の運営会社『ピクシブ株式会社』が、2014年から始めた次世代クリエイターアイドルを育成する「つくドル!プロジェクト」から誕生したグループで、2014年12月にCDデビュー、昨年4月には『キングレコード』からメジャーデビューを果たしました。

『虹のコンキスタドール』最新シングルのミュージックビデオ

同グループの総合プロデュースは、結成当時『ピクシブ株式会社』の取締役副社長で現代表取締役社長の永田寛哲さんが務め、『でんぱ組.inc』のプロデューサー・福嶋麻衣子さん(別名=もふくちゃん 34歳)もプロデュースに携わっています。

<↓の画像が、『虹のコンキスタドール』総合プロデューサー・永田寛哲さんの写真>
永田寛哲

そんな『虹コン』に所属していたAさんが永田寛哲さんからセクハラを受けたと訴えているのですが、一方で永田寛哲さん側も、Aさんのことを名誉毀損で訴えていることが明らかになっています。

この一連の騒動はブロガー・作家の山本一郎さん(45)が7日にニュースサイト『New’s vision』に寄稿した記事で明らかとなり、その後Aさんは『BuzzFeed Japan』のインタビューを受け、永田さんから受けたセクハラ行為を明かしています。

Aさんの説明や山本一郎さんの記事によれば、大学受験を視野に入れていたAさんは2015年4月ごろからグループ脱退を考え始め、永田寛哲さんに「京都に1人で旅行して息抜きをしたい」と伝えたところ、「1人旅はダメだけど、僕が付き添いで行くならいいよ」と言われたそうです。

<↓の画像は、『BuzzFeed Japan』のインタビューを受けた『虹のコンキスタドール』の元メンバー・Aさんの写真>
永田寛哲を訴えた虹コン元メンバーA

当時未成年だったAさんは困惑しながらも、「1人旅は許可してもらえないし、付き添いって言っても私が行きたいところに同行するだけ」だと思ったことや、もし同伴を断った場合には「逆上されると思い、なにも言えませんでした。永田さんの怖い面も見てきたので」といい、永田さんの言うことを聞いて2人っきりで京都旅行をしたといいます。

新幹線のチケットや宿泊先の旅館の手配は永田寛哲さんが行い、京都に到着後はレンタカーで観光をしたそうなのですが、高級旅館に着くと、永田さんとは別部屋ではなく相部屋だったといい、それも布団はくっつけた状態で用意されていたとのことです。

Aさんはこれにも驚いたものの、「永田さんに生活や仕事で依存している状態だった」ことで相部屋を拒否できず、隣り合わせの布団で寝ることになったといい、「襲われることはありませんでしたが、息抜きどころか気持ち悪かったです」と語っています。

Aさんらメンバーに対しては2015年当時、『虹コン』の活動費補助として月3万円しか支払われておらず、給料も無いに等しい状態だったことから、禁止されていたアルバイトをしたいと永田さんに申し出たものの、叱責されて許可されなかったそうです。

<↓の画像は、『虹のコンキスタドール』メンバーと永田寛哲さんの写真>
永田寛哲と虹のコンキスタドールメンバー

しかし、「僕にマッサージをしてくれたら、アルバイト料を支払うよ」などと言われ、一度怒られた後だけに恐怖から断ることが出来なかったAさんがその提案に応じたところ、永田さんは「これをバイトにしよう」と言って、それからは全身マッサージを週1、2回程度、当時メンバーたちが暮らしていた寮や永田さんの自宅もしくは作業部屋にて、いつも2人っきりで行ったとのことです。

このマッサージ強要は、2015年9月~2016年春ごろまでの約半年にわたって続き、Aさんは1回あたり約1時間で5000円をもらっていたそうで、合計10回以上もマッサージをしたといいます。

こうした行為を続けた理由についてAさんは、「嫌でしたが、お金がなくて、親に負担はかけたくないですし。仕方がないとやっていました。ほかに稼ぎ方がなかったんです」と明かしています。

また、Aさんは永田寛哲さんから盗撮行為をされたとも訴えています。

2018年1月7日に開催された『虹コン』のワンマンライブでは、Aさんの同期メンバーの卒業セレモニーが行われたのですが、卒業するメンバーからライブに来てほしいと誘われたことを受けて、すでに『虹コン』を脱退していたAさんはライブ前日に上京することになりました。

そして、出演依頼をしてきた永田寛哲さんに対してAさんが、メンバーが暮らしている寮など宿泊可能なところはないかとLINEで聞いたところ、「僕の家の客間が空いているから泊まっていいよ」という返信があったそうです。

これについてAさんは、「ホテルなり寮なりが提示されると思っていました。けれど、奥さんもお子さんもいらっしゃるし、何かされることは無いだろうと。また、もう脱退したメンバーに宿泊代は出せないと言われると思い、宿泊することにしました」と語り、永田さんの自宅がある東京・南青山の高級タワーマンションに行ったとのことです。

この自宅には永田さんの妻や子供も住んでいるということで安心していたAさんですが、6日夜にお風呂に入ろうとしたところ、ゲスト用のバスルームではなく、マスターバスルームを使用するように指示されて浴室脱衣所へ行くと、フック型の隠しカメラが仕掛けられていることに気付いたとのことです。

Aさんが隠しカメラに気付いたのは、壁に貼り付けた粘着テープが剥がれたのか、カメラが落下したためで、まさかの出来事にAさんは激しく動揺したものの、自分が騒げば永田寛哲さんの家族にも迷惑を掛けてしまうと思い、カメラに映らないように注意しながら着替えたそうです。

さらに、7日にも隠しカメラが仕掛けられており、前日とは設置場所が変わっていたといいます。

そのバスルームはガラス張りで、隠しカメラは脱衣所から浴室を映す位置にあり、何をしても全身が映る角度に変わっていたといい、その時のことについてAさんは、「どうしたらいいか分かりませんでした。奥さんもいるし、私が言ったことによって夫婦間が悪くなったら…とも考えました。それで逆上されたら、きっと私のほうが悪者にされるのではと思ったので」「親にも申し訳なくて言えなかったです。LINEで信頼できる友人に相談していました。一睡もできませんでした」と振り返っています。

Aさんは翌日の8日には地元・九州へ帰る飛行機を予約し、一方の永田さん家族も九州旅行へ行くために、永田さんの家族と共にタクシーで羽田空港へ向かったそうです。

この時Aさんは必死に平静を装い、空港で永田寛哲さんらと別れてから母親に「嫌なことがあったから帰ったら言うね」と連絡し、さらに搭乗予定だった飛行機には乗らずに、東京へ戻って『虹コン』の女性スタッフのもとを訪ねて、盗撮の被害に遭ったことを告白したとのことです。

Aさんはその翌週に大学入試のセンター入試を控えており、猛勉強の末に自己採点では9割以上の点を取れるまでになっていたものの、盗撮による精神的ダメージはかなり大きく、食事や睡眠を満足に摂れなくなり、盗撮されてから10日後には体重が4キロ落ち、一時期体重が33キロにまで落ちてしまったため、ペンすら持つことが出来ない状態だったといいます。

<↓の画像は、セクハラ・パワハラによる精神的被害を訴えているAさんの写真>
永田寛哲からセクハラを受けたと訴えた虹のコンキスタドールの元メンバー

そして、1月13日にセンター試験の会場へ向かっている途中に、永田寛哲さんからLINEで「がんばってねー!」というメッセージが届き、それを見た時に嫌な記憶がフラッシュバックし、気分が悪くなって嘔吐し動けなくなり、そのまま試験会場に辿り着けず、試験を受けられなかったそうです。

こうした状態になったAさんは、地元の弁護士に依頼して永田寛哲さんが社長を務める『ピクシブ株式会社』、『虹コン』を運営する芸能事務所『ディアステージ』、ピクシブ社の親会社にあたるアニメやコミックなどを販売する『株式会社アニメイト』に対して、損害賠償を請求する内容証明郵便を送付しました。

その後、一度は永田寛哲さんと『ディアステージ』側が、事実関係の真偽は置いといて、Aさんに対して謝罪と賠償を行うという話で示談交渉がまとまりかけていたそうなのですが、和解直前に永田さん側がAさんや代理人弁護士2名を名誉毀損で訴えるという展開を迎えました。

永田寛哲さんがAさんを訴えた理由は、Aさんが『ピクシブ株式会社』と『株式会社アニメイト』の監査役宛に内容証明を送付していたことにあり、これによって永田さんが関係者から強い叱責を受けることになったため、Aさんを名誉毀損で訴えるという流れになったとのことです。

このような展開で示談不成立となり、永田寛哲さんからも訴えられたAさん側は、セクハラ・パワハラ行為を受けたとして永田さんらを相手取り提訴し、5月7日には東京地方裁判所で第1回口頭弁論が行われました。

なお、Aさん側の訴えは、「京都旅行に強引に同行し、同じ宿の同じ部屋に泊まることを強要した」「アルバイトとして全身をマッサージさせた」「脱衣所で盗撮行為をした」という3点となっています。

第1回口頭弁論で永田寛哲さん側の代理人弁護士は、Aさんの京都旅行に同行し隣で寝たこと、マッサージをさせていたことを認める一方で、自宅での盗撮行為に関しては一部事実と異なるなどと反論しているそうで、この部分については今後も争われていくことになるようです。

山本一郎さんの取材によれば、Aさん以外にも永田寛哲さんから性的な嫌がらせを受けたと訴え出る動きがあるようだといい、さらには永田さんとAさんの係争を知った関係者が別件で、警視庁へ相談に行くといった動きも出てきているとのことです。

また、『虹コン』が所属するレコード会社『キングレコード』が、永田寛哲さんに対して「出入り禁止」を言い渡したという情報もあり、『キングレコード』のイベント関係者は山本一郎さんの取材に対して、「(永田さんが)ディアステージの社長になる直前で、『永田には2度と虹コンに関わらせない』とキングレコードが所属タレントに誓約して、永田さんが出禁になった」と説明したとしています。

アイドルグループの元メンバーと総合プロデューサーとの間で、このような裁判が行われていることが明らかになったわけですが、これに対してネット上では、

  • この社長の評判めっちゃ悪いしなー。関係者は『やっぱりな』と思ってるだろ
  • セクハラがあったかどうかは別として…お金はないけど一人旅に出たいとか、ライブに行くけどお金はないし宿もないからどうにかしてって考えも甘い
  • ピクシブのイメージ、悪くなってしまったな
  • 社長辞任しなきゃ駄目ですよ。会社のイメージ壊しすぎ。それとも、会社ぐるみですか?
  • これ結構有名なグループで衝撃的だけど、セクハラなんてどのグループも大なり小なりあるんだろうな。
  • 自社商品を味見するためにアイドルプロデュースするんだよ。これが業界の常識だということを 安易にアイドルを目指す若い女の子には知っておいてほしい
  • そろそろもっと大物の若手女優あたりででてくるころじゃないかなーと思う。電通とか大手芸能事務所は戦々恐々としてるかもなw
  • 勇気をもって告白した彼女を応援したい。事実とすれば、セクハラなんていうレベルの話じゃない。ここまで追い詰められたことは、精神的な強姦といえる
  • 一緒に宿泊して何もされなかったのが奇跡。芸能界って、こんな子供が無謀な大人に忖度しながら活動しなきゃならないのか?誰にも相談できないで、泣いてる子供がたくさんいるのだろうな。

などのコメントが寄せられています。

永田寛哲さんはかつてモーニング娘。の熱狂的ファンだったことで知られており、無類のアイドル好きが高じて2014年に『虹コン』を作り、総合プロデューサーを務めるなどしていたのですが、自身の立場を利用して商品であるアイドルたちにセクハラ・パワハラ行為をしていたというのが事実だとすると最低ですね…。

ネット上の反応を見てみると、Aさん側にも落ち度があったのではないかという声も少なくないのですが、Aさんは夢だったアイドルになることができ、もし総合プロデューサーの永田寛哲さんに反抗すれば、逆上してクビにされるかもしれないなどの恐怖や、周囲に相談し情報が漏れてしまっても、大きな騒動になってしまうのではないかという心配などもあったのではないかと思うので、アイドル活動を続けるためには我慢し続けるという選択肢しか無かったのではないかと思います。

TOKIO・山口達也さんの強制わいせつ事件も同様に被害者の女子高生に対して、山口さんから自宅に誘われて行った方も悪いという声がかなり多く上がる事態となっていましたが、この女子高生もタレントとして活動し、山口さんが司会を務める番組『Rの法則』に出演しており、番組内で大きな力を持っていたと言われる山口さんの誘いをもし断れば、今後の仕事に影響が及んでしまう可能性があり、こうした状況の中では絶対的な力を持つ人物の要求を断るのは難しいものがあります。

現時点で永田寛哲さん側の主張は明らかになっておらず、永田さんは『BuzzFeed News』などの取材を拒否しており、『ピクシブ株式会社』も「取材は控えさせていただく」という回答をしているため、不明な部分も多く何とも言えないところではあるのですが、Aさんは精神的に大きなショックを受け、一連のことがトラウマになり、身体にも異常が出てしまっているとのことから、出来る限りの誠意ある対応を見せていってほしいなと思いますね。

参照元
  • https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/2zicon-01
  • https://news-vision.jp/article/188299/
  • https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180506-00084885/
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