フワちゃんが行列のできる相談所でスマホいじり、出演シーンはほぼ全カット対応に。誹謗中傷行為の批判止まらず炎上続く

11日に芸能活動休止を発表したお笑いタレント・YouTuberのフワちゃん（本名＝不破遥香 30歳）が、18日放送の『行列のできる相談所』（日本テレビ系）に出演し、フワちゃんが暴言を吐いたピン芸人・やす子さんと共演したものの、顔が映し出されたシーンはほんの一瞬だけで、音声もカットするという対応が取られていました。

番組で共演の北村晴男弁護士によれば、この日の番組収録は騒動が起きる直前に行われたそうですが、フワちゃんが収録中にスマートフォンをいじっている姿が映る場面もあり、ネット上では批判の声が上がっています。

＜↓の画像が、収録中にスマホをいじっていたフワちゃんの写真＞

また、業界内ではフワちゃんを猛プッシュしていた日本テレビを問題視する声が上がるなど、大きな波紋を広げているとニュースサイト『ピンズバNEWS（双葉社）』が伝えています。

制作会社関係者によれば、フワちゃんがブレイクするきっかけとなったのは深夜番組『ウチのガヤがすみません！』（日本テレビ系）で、フワちゃんは2019年に元『HKT48』の“さっしー”こと指原莉乃さんのイチオシ芸人として初登場し、番組が終了の2021年までレギュラー出演しており、最終回を迎えた際にフワちゃんは「あたしのテレビ人生がはじまった大転機番組」だとしていました。

＜↓の画像は、フワちゃんと『ウチのガヤがすみません！』出演者の写真＞

フワちゃんはこの他に2020年から、不倫スキャンダルで活動を休止した『アンジャッシュ』の渡部建さんの後釜で『行列のできる相談所』のレギュラーとなったほか、同年から『世界一受けたい授業』のナレーションも担当。

2021年からは、指原莉乃さんが司会の『ゼロイチ』、ウッチャンナンチャン・南原清隆さんが司会の『ヒルナンデス！』など、生放送の番組にも起用されるなど、日本テレビから信頼を得て複数の番組に抜擢されており、日本テレビが総力を上げて制作している『24時間テレビ』にも出演していました。

そんなフワちゃんが、やす子さんに対して「おまえは偉くないので、死んでくださーい　予選敗退でーす」と暴言を吐き、この誹謗中傷行為で大炎上の末に芸能活動を休止したのですが、現在も多くの批判が寄せられており、フワちゃんを番組に起用していたテレビ局サイドを問題視する声も少なくありません。

＜↓の画像は、やす子さんとフワちゃんの写真＞

エジプト出身のタレント・フィフィさんはX（旧ツイッター）で、「公共放送は、注目されてナンボの動画配信者とは違う。テレビに出演する多くの演者はそれを心がけてるのに、数字を稼ぎたいがためだけに、モラルもへったくれもないタレント使って、世に放って、モンスターを作ってしまいましたね。ヤバい人間を異色、自由奔放、ぶっ飛んでるって、持て囃すことが問題。」と私見を綴り、多くの共感を呼んでいました。

そして、業界内では日本テレビに対して冷ややかな視線が向けられているそうで、前出の制作会社関係者によると、日本テレビのバラエティ手法も問題視されているといいます。

日本テレビのバラエティ手法は“囲い込み”で、「素人に毛が生えたようなタレントを大抜擢し、自社で囲い込んで人気タレントに育て上げていくというもの」「代表的な例だとイモトアヤコさん、みやぞんさん、ブルゾンちえみさん（現・藤原しおり）」「今回の騒動を受け、あらためて日テレの独自の“タレント育成”法に厳しい声も出ている」「一方的に『ウチのガヤがすみません！』や日テレのタレント育成法を批判することはできませんが、功の裏には罪もあるということでは」としています。

これに対してネット上では、

• 本人が悪いのにテレビ局のせいにされるの？
• YouTubeから面白がって逆輸入したのが地上波。フワちゃんは変わってないのでは？ 地上波が良い様に利用しているようにしか見えない。
• もともとYouTubeの人だから、このまま元の世界に戻してあげればいい。あそこなら見たい人しか見に行かないし…テレビの世界には不要
• 日テレは、視聴率のためなら日本の庶民の正常感覚を平気で落とし込む悪辣なテレビ局の様に感じて、ほぼ見てません。その典型がこのタレントへの入れ込み
• 日テレは囲い込みが本当に好きだよね。その最たるものが24時間テレビのマラソンランナー。
  あれはその後一年程度の日テレの番組出演が確約されているって、囲い込みの罠みたいなもの。

などの声が上がっています。

テレビ局サイドがフワちゃんの唯一無二の個性的なキャラクター、傍若無人な言動を面白がって積極的に番組に起用していましたが、かねてからネット上ではフワちゃんのタメ口、自分勝手な言動の数々に対して多くの批判が上がっていました。

それでもなかぜフワちゃんは番組に起用され続け、業界内ではフワちゃんの問題言動を注意しづらい空気感になっていたそうで、『さらば青春の光』の森田哲矢さんは先日YouTubeでフワちゃんの言動について、「（タメ口などに）めっちゃムカついてたけど、俺はこういうの怒ったらダサいんやろうなって思った」と明かしていました。

一方、公私ともに親交が深い指原莉乃さんや、複数の番組で共演している有吉弘行さん、“みちょぱ”こと池田美優さん等は本人に対して遅刻癖などを注意していました。

そして、今回こうした騒動が勃発し、SNS投稿はあくまでも本人の問題ですが、フワちゃんは人気タレントになって天狗になり、一般人にも毒を吐いていたとの報道も出ていますし、責任の一端はフワちゃんを積極的に起用していた日本テレビにもあると言えるかもしれません。

また、フワちゃんの騒動がきっかけで、日本テレビの囲い込みに対しても批判的な声が上がり始めているようですが、フワちゃんが誹謗中傷したやす子さんがブレイクするきっかけを作ったのも日本テレビで、やす子さんは2021年正月放送の『ぐるナイおもしろ荘2021』に出演し注目を集め、その後も同局の複数の番組に出演。

今年1月からは『ぐるぐるナインティナイン』の「グルメチキンレース・ゴチになります！」、7月からは『ヒルナンデス』のレギュラーに抜擢され、そして8月31日・9月1日放送の『24時間テレビ47』ではチャリティーマラソンランナーを務めます。

これによってやす子さんは今後さらに、日本テレビの番組に起用されていくと見られており、フワちゃんに代わって『行列のできる相談所』のレギュラーに起用されるかもしれません。

やす子さんはフワちゃんと違って世間の好感度は高いので、様々な番組に起用されるのも納得ですし、フワちゃんに暴言を吐かれたことによって様々な被害を受けた分、これからさらに活動の幅を広げていってほしいと思います。