すかんちのキーボード・ドクター田中が57歳で死去、死因は非公表。ROLLYがメンバーの訃報伝える。

訃報 音楽
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すかんち

ミュージシャンのROLLYさん(旧芸名=ローリー寺西 本名=寺西一雄 56歳)がギター&ボーカルを務めるロックバンド『すかんち(SCANCH)』で、キーボード&ボーカルを務めていたドクター田中さん(本名=田中尚人)が、57歳の若さで亡くなられていたことが明らかになりました。

<↓の画像が、ドクター田中さんの顔写真>
ドクター田中の生前の画像

ROLLYさんの公式ツイッターや公式サイト上で明らかにされたもので、公式サイト上では、「すかんちのメンバー、ドクター田中こと、田中尚人氏が先週、57歳という若さで永眠されました。これまで応援してくださった皆様、ありがとうございました。謹んでお悔み申し上げますと共に、故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。」と訃報を伝えています。

一方のROLLYさんはツイッター上で、「大切な仲間が又別次元に旅立った。『すかんち』にとってドクター田中は無くてはならぬトリックスターで、心から愛すべき奇妙な人でした。彼と演奏する事の出来ない寂しさを未だ受け入れがたいですが、独特な美意識でドラマチックに人生を生き抜いた彼は永遠に皆の中で怪しい光を放ち続けるのです。合掌」と死を悼んでいます。

<↓の画像が、ROLLYさんのツイート写真>
ローリー寺西のドクター田中の訃報ツイート

『すかんち』は1982年にROLLYさんを中心に大阪で結成し、インディーズで2枚のアルバムをリリース後の1988年12月に、ソニーミュージックグループ主催のオーディションに、『THE BOOM』などと共に合格、1990年5月にシングル『恋のTKO』でメジャーデビューを果たしました。

<↓の画像が、『すかんち』メンバー写真>
すかんちメンバー画像
(左がドクター田中さん)

すかんちのメジャーデビュー曲『恋のTKO』

ドクター田中さんはキーボード&コーラスをメインに担当していましたが、『恋人はアンドロイド』などの楽曲ではメインボーカルを務めており、ROLLYさんとは違った歌声、独特のパフォーマンスから支持を得ていましたが、メジャーデビューから3年後の1993年に脱退しました。

ドクター田中さんボーカル曲『恋人はアンドロイド』ライブ映像

『すかんち』から脱退後の1994年には、『modern grey(モダングレイ)』に加入しましたが、音楽的方向性の違いによって1996年3月に脱退、『すかんち』も1996年に一度解散しました。

解散から10年後の2006年以降は定期的にバンドを再結成し、ドクター田中さんもメンバーとしてバンドに参加していたほか、ROLLYさんの別バンド『The MANJI』のライブにゲストとして出演するなどしていました。

<↓の画像は、2017年に『The MANJI』のライブ参加時の写真>
『すかんち』キーボード・ドクター田中
(右端がドクター田中さん)

なお、『すかんち』『Suzy Cream Cheese』『真心ブラザーズ』などで活動していた小川文明さんは、2014年4月に体調を崩して入院し、同6月に53歳の若さで急死しています。

<↓の画像が、『すかんち』の元キーボード・小川文明さんの写真>
『すかんち』元キーボード・小川文明

また、『すかんち』の女性ベーシスト・Shima-changさん(しまちゃん 本名=武内志磨 年齢非公表)は、2009年11月に自宅マンションの階段で転倒、頭部を強打して脳挫傷や脳内出血の重傷を負いました。

この事故で命に別状はありませんでしたが重度の障害が残り、車イス生活を余儀なくされているのですが、リハビリをしながら復帰を目指し、2013年には『すかんち』結成30周年ツアーのライブに登場し歌声を披露しています。

<↓の画像が、2013年にライブ出演した『すかんち』のベース・Shima-changさんの写真>
車イスでライブに登場した『すかんち』ベースShima-chang

『すかんち』のメンバーはこのように様々な不幸に見舞われているのですが、ドクター田中さんの突然の訃報に対してネット上では、

  • すかんちのメンバーは早死に多いな。しまちゃんも半身不随だし。好きなバンドなだけに寂しい限りです
  • shima-changの一件もショックやったけど、今回も辛いな。すかんちの音楽は永遠に色褪せんよ。合掌。
  • DVDで数年前に脳梗塞で倒れたことを話されていたけどそれが原因だったのだろうか…。どうか安らかに、ドクター大好きでした。
  • 先月名古屋のコンサートで久々に「恋のマジックポーション」をROLLYが披露したので最近車の中でよくすかんちを聞いていただけに残念です。
    小川文明氏といい、しまちゃんといい、Xjapan級の不幸バンドやな。どっちのバンドも思い入れがあるのでさみしい限りだ。
  • すかんちの青春的要素やパワフルなコーラスはドクターの力あってこそ
    後期の文明さん時代のド派手なキーボードも良かったけど、ドクター脱退で失ったものは多かったように思う
    その二人とも若くして亡くなってしまった 悲しい
  • 80-90年代のバンドメンバーが亡くなることも多くなってきた。
    若くして無くなる場合は事故かガン。しかし死因が書いてないから、事情があるんでしょう。
    ご冥福をお祈りします。

などのコメントが寄せられています。

ドクター田中さんの死因などについては明らかにはなっていませんが、弟と見られる方が27日にツイッター上で、ROLLYさんやドラムの小畑ポンプさんに向けて、「滋賀の田中の弟です。昨日、兄貴が遺体で発見されました。」とツイートしていました。

あまりにも突然の訃報に、メンバーや関係者等も大きな衝撃を受けたのではないかと思います。

ドクター田中さんは、つい1、2年前までステージに立って元気そうな姿を披露していたほか、まだ50代後半と若いことから、『すかんち』のファンからも多くの悲しみの声が上がっており、年齢的には今後まだまだ活動出来ただけに残念ではありますが、あの世でゆっくりと休んでほしいです。

ドクター田中さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

参照元
  • https://www.rollynet.com/news/index.php#id86240
  • https://www.huffingtonpost.jp/2014/06/26/bunmei-ogawa_n_5532711.html
  • http://www.bunmei.jp/
  • https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/06/28/kiji/K20140628008459710.html
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