小学館・マンガワンが性犯罪歴ある作者2人を別名義で起用…第三者委員会設置し問題調査へ。

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星霜の心理士

『小学館』が2日、過去に性犯罪で有罪歴がある漫画家2人を、事件後に名前を変えて連載作品の原作に起用していたことを公表し、一連の問題について調査するために第三者委員会を設置する方針を明らかにしました。

小学館は先日、漫画配信アプリ『マンガワン』で連載していた漫画『堕天作戦』について、2022年10月に連載を打ち切った理由は作者・山本章一さん(本名=栗田和明)が、女子高校生に対する性犯罪で罰金刑を受けたためだと明かしました。

また、『堕天作戦』の連載終了から2ヶ月後に、マンガワンで連載が始まった『常人仮面』について、原作者の一路一さん(いちろ・はじめ)は山本章一さんと同一人物とし、性犯罪による前科を知りながら連載作品の原作に起用していたことを公表しました。

他にも、『堕天作戦』と『常人仮面』の担当編集者が、山本章一さんと被害女性の示談交渉にも関与し、和解の条件として「示談金150万円を支払う」「連載再開中止要求の撤回」「性加害について口外禁止」などを提案していたことも、民事裁判の資料によって明らかになっており、ネット上で大炎上状態になっていました。

そうした中で小学館が新たに、女子中学生に対する強制わいせつ事件で2020年に逮捕され、懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の有罪判決を受けた漫画原作者・マツキタツヤさん(本名=松木達哉 34歳)を、マンガワンで連載中の『星霜の心理士』の原作者として起用し、同作では「八ツ波樹(やつなみ・みき)」のペンネームを使用していることを公表しました。

マツキタツヤさんは、性犯罪によって『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画『アクタージュ act-age』が打ち切りとなって以降、マツキタツヤ名義では活動していませんでした。

小学館によれば、マツキタツヤさんの執行猶予が満了後の2024年8月に、マンガワンの編集者がX(旧ツイッター)を通じてマツキさんに面会を打診したところ、『星霜の心理士』の原案となる小説『勇者一行の心理カウンセラー』を執筆中であることが分かり、翌月に対面したそうです。

マツキタツヤさんはその際に、事件に対する後悔や反省、被害者に対する罪の償いの感情を明かし、再発防止への取り組み、専門家による社会復帰支援状況などについても確認を取ったそうで、そしてマツキさん側が被害者への配慮などから、2次被害に繋がらない形での執筆活動を希望したため、協議の末に「八ツ波樹」名義で活動する形になったそうです。

『星霜の心理士』の作画担当・雪平薫さんにもそれを伝えたうえで、作画依頼を受けてもらったそうで、今回の公表に際しても事前に確認を取ったこと、雪平さんは漫画の連載継続を希望していることを明かしています。

しかし、別のペンネームを使ってマツキタツヤさんを起用したプロセス、確認体制について調査が必要だと判明したとのことで、小学館は山本章一さんの原作起用などを巡る問題と併せて、問題点の検証と原因究明、再発防止に向けた提言を得るために、第三者委員会を設置する方針を固めたとし、『星霜の心理士』の連載は一時停止するとのことです。

そして、小学館の声明を受けてネット上では、

  • めちゃめちゃ言い訳してるけど、中学生への無差別強制わいせつ魔やぞ そもそもなんでDM送ってるし
  • 文春が午前に質問したらしい それで夜公表 明日の文春は山本の方の口止め工作も報じるそうだ 工作するって事は後ろめたいと思ってんじゃねえか!
  • わかってて使ってるんだからフジテレビみたいなもんだ いっぺん潰れた方がいいな
  • さすがに打ち切りですよね? 性犯罪者に漫画やらせるのか??
  • マツキタツヤは罪を償ってるし、作画担当にも了承されてるし、常人仮面とは違うな
  • 執行猶予が明けるまでは大人しくしてたんだろうけどな これが大麻や無免許運転ぐらいなら復帰していいじゃんとなるけど、性犯罪はなあ
    原作者の過去がバレた以上、仮に大ヒットしたところでアニメ化も無くなったな
  • 被害者の意向を受けて名義変えましたなら分かるけど、そうじゃないんだろ? 知らされても連載開始に同意した作画もおかしいわ、未成年が普通に読む媒体だろ
    一番問題なのは声かけて連載OKした小学館だけどな

などの声が上がっています。

小学館の対応は後手後手に回っており、山本章一さんを別のペンネームで起用していた問題だけでなく、マツキタツヤさんを別名義で起用していた件に関しても、ジャーナリスト・松谷創一郎さんによれば一部界隈では数日前からこの情報は流れていて、週刊誌『週刊文春』が2日午前に、小学館に事実関係を問い合わせたところ、夜になって声明を発表したという流れになっています。

マツキタツヤさんの起用に関しては執行猶予が明けた後であることや、作画担当の雪平薫さんにも事前に経緯を伝え、納得してもらったうえで連載を開始したとのことで、山本章一さんの問題とは内容が大きく異なるのですが、未成年に対する性犯罪で有罪判決を受けているだけに、マツキさんであることを伏せて連載していたことを巡って物議を醸しています。

何よりも非常に悪質な性犯罪によって、前科がある山本章一さんの起用を秘密裏に継続していたことや、編集者が被害者との示談交渉に関与し、過去の犯罪を封じようとしていたことなどが大きな問題で、マンガワンだけでなく小学館全体のイメージが著しく悪化、信用を失う事態となっていますが、第三者委員会の調査で新たにどういった問題が明らかとなるのか、引き続き注目していきたいところです。

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