ワイドナショーとサンデー・ジャポンの視聴率対決に異変。松本人志が消えて数字急落、番組の信用も失い危機的状況?

ダウンタウン・松本人志さん(60)が昨年3月をもって降板して以降、『ワイドナショー』（フジテレビ系 日曜午前10時）の視聴率低迷が続き、打ち切り終了説が浮上していると週刊誌『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』が報じています。

フライデーデジタルによると、ワイドナショーは同時間帯放送の裏番組『サンデー・ジャポン』（TBS系）に視聴率で大差を付けられているといいます。

性加害疑惑報道を巡る裁判のため、芸能活動休止を発表した松本人志さんが、突如出演を宣言するも取り止めとなった1月14日放送のワイドナショーは、平均世帯視聴率が6.0％、一方のサンジャポは10.4％でした。

翌週の1月21日はワイドナショーが6.0％、同28日は4.9％、2月4日が4.5％、2月11日は3.6％と右肩下がりになっていた一方、サンジャポは1月21日が11.9％、同28日が11.7％、2月4日が12.0％、同11日が9.8％と、3倍近くの差を付けていた日もありました。

また、松本人志さんと週刊文春の裁判が決定後の2月18日は、ワイドナショーの平均世帯視聴率が4.0％、サンジャポは10.5％と倍以上の差を付けられており、「最近では両番組の裏番組である、嵐・二宮和也さんの看板番組『ニノさん』（日本テレビ系）が7％台後半から9％台の高視聴率を記録。『ワイドナショー』は大差をつけられての民放キー局3位が定位置になってしまいました」と放送担当記者は語り、深刻な視聴者離れが起きているとしています。

ワイドナショーの視聴率が大幅にダウンしている原因は、番組の顔だった松本人志さんの降板によるものが大きく、さらに松本さんの性加害疑惑騒動をサンジャポは時間を割いて伝えている一方、ワイドナショーはこの話題を扱う時間が多くはなく、現在も松本さんの影響が大きく感じられるものとなっています。

松本人志さんの後任は、今田耕司さんとロンドンブーツ1号2号・田村淳さんが務め、隔週レギュラー・コメンテーターとして出演していますが、番組の勢いが失速して打ち切り終了説も浮上していると前出の放送担当記者は語り、「まずは、4月の改編でCMスポンサーが離れることになるでしょう。このまま『サンジャポ』に大差をつけられたままなら、存在意義がないので秋改編での打ち切りが濃厚です。」としています。

この報道を受けてネット上では、

• ワイドナショーは毎週観てるから終わってほしくないかな。松本さんが出演されてた頃より面白くなくなった感じはありますが、それでも観てる
• なんだかんだ言って松本氏のコメントが聞きたいわけで。レギュラーから退いた時点で見るに値しない番組になったのは間違いない
• ワイドナショーは、いつも松本問題を軽くスルーしてるから観ていてシラケる。東野今田は上っ面なコメントばっかでマジでつまらん
• サンジャポはそれほど松本人志に忖度する必要もないし、ちゃんと双方の視点で報道、コメントしてますからね。
  それに引き替えワイドナショーは、所詮身内の番組なので、The忖度ですから、番組自体不要と思いますよ。
• 視聴者目線で言うと、出てる司会者しかりゲストしかりコメンテーターしかりがお笑い芸人ばっかで内容が入って来ないし、そもそも生放送じゃないニュース番組の時点で無いわ。
• 文春で事件が報道されて最初の回で、東野や今田、淳そして女性の芸能レポーターが松本人志を擁護する発言をしてしらけてしまった。
  本人たちは中立のつもりでも松本寄りのコメントであるのは視聴者なら丸わかり。兎に角、ワイドなショーも松本も出演者も終わりだと思う。

などの声が上がっています。

ワイドナショーは元々、レギュラーコメンテーターという立ち位置の松本人志さんを中心とした番組で、多くの視聴者は松本さんのコメント目当てで番組を視聴していたとみられることから、松本さんが降板後に番組の世帯視聴率が低迷するのは当然のことです。

ただ、ワイドナショーの視聴率は松本人志さんが出演していた頃から、サンジャポとニノさんよりも低かった一方で、テレビ局がいま重要視しているコア視聴率（13～49歳の個人視聴率）はサンジャポよりも高く、松本さんが降板前の時点では倍以上の数字となっていました。

テレビ局内ではコア視聴率が高い番組の方が評価され、そのため松本人志さんはワイドナショー降板前最後の出演回で、「『サンジャポ』に視聴率で負けてるって、ずっとニュースにされてきたけど、逆やからね。サンジャポをやっている人には申し訳ないけど、コア視聴率でずっとダブルスコアで勝ってきた」と語っていました。

現在もコア視聴率が落ちていないのであれば、秋の改編での打ち切りは回避できるのではとも思いますが、松本人志さんが降板してからコア視聴率も低迷しています。

松本人志さんがワイドナショー降板後の昨年6月に、ニュースサイト『NEWSポストセブン』が報じた記事によれば、M2・F2層（男女35～49歳）の視聴率が大きく落ち込み、以前まではサンジャポの数字を下回ることはなかったものの、回によってはワイドナショーが負ける日も出てきたとのことです。

このように松本人志さんの番組降板が大きな影響を及ぼしているのは事実ですし、松本さんの性加害疑惑を巡り、ワイドナショーの出演者たちが松本さんを擁護するような言動をとっていたことで物議を醸し、番組全体の信用も落ち始めていると感じるだけに、年内打ち切りの可能性は十分ありそうな気がしますが、果たして今後どうなるでしょうか。