樹木希林が死去、死因は…全身ガン患い、大腿骨骨折後に一時危篤状態から回復も帰らぬ人に

訃報
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樹木希林

女優・樹木希林さん(きき・きりん 本名=内田啓子)が、15日に亡くなられていたことが分かりました。75歳でした。

現時点で詳しい死因については明らかにはされていませんが、樹木希林さんは15日午前2時45分に家族に見守られながら息を引き取ったといい、16日に近親者のみで通夜が営まれ、30日に葬儀・告別式を執り行うとのことです。

樹木希林さんは2003年に発症した網膜剥離によって左目の視力を失い、2004年には乳ガンを発症し、右乳房の全摘出手術を受けましたが、ガンは腸や副腎、脊髄など全身に転移しており、2012年に「全身ガン」であることをスポーツ紙のインタビューに告白しました。

その後2013年に行われた『日本アカデミー賞』に出席した際に、「冗談じゃなく全身ガンなので、来年の仕事、約束できないんですよ」と語っていました。

その後もガンの治療を行いながら、精力的に様々な映画やドラマなどに出演していましたが、今年8月13日に知人宅の外階段を無理して上ったところ転倒し、左大腿骨(だいたいこつ)を骨折しました。

医師からは「全治6週間」と診断され、同15日には足にチタンを入れる手術を受けたのですが、樹木希林さんはもともと気管支が弱く、ガンの影響などもあって肺のあたりが弱っていたため、一時的に危篤状態になっていたと義理の息子で俳優の本木雅弘さんが明かしていました。

幸いにも危篤状態から無事回復し、現在はゆっくりとしたペースでリハビリを行っていることも報告し、その際に樹木希林さんから預かったという直筆のイラスト入りメッセージも公開しており、そこには「細い糸1本でやっとつながってる 声一言もでないの しぶとい困った婆婆です K.KIKI」と記されていました。

<↓の画像が、樹木希林さんの直筆メッセージ写真>
大腿骨骨折で危篤状態になった樹木希林の直筆イラスト入りメッセージ

9月4日に行われた出演映画『日日是好日』の試写会では、1日付の樹木希林さんの直筆メッセージが公開され、「この度 高円宮久子妃殿下並びに同絢子女王殿下の御臨席を賜りましてひたすら有難く頭(コウベ)を低(タ)れるばかりです 台風接近もともない申し訳なく涙涙でございます 心ふるえるような時をいただいてをります。」と記していました。

樹木希林の直筆メッセージ

そうした中で、樹木希林さんの訃報が伝えられネット上では、

  • まだまだ多くの作品を見たかった。すごく寂しい
  • 本当にいい女優さんでした。素晴らしい演技をありがとうございました。
  • 何だかんだ長生きしてこれからも味のある演技を楽しみにしてたのに…
  • とても悲しい。今年色々な有名な方が亡くなられて寂しいところに、樹木さんまで。あの、素朴そうに見えて、誰にも真似できない素敵な雰囲気が大好きでした。
  • 残念。本当にすばらしい女優さんでしたし、バラエティー番組で拝見する人柄も素敵でした。
  • 独特な感性で色々な役で人々を魅了してくれた貴重な女優さん。お疲れ様でした。ありがとうございます。
  • 病気だったのは知っていましたが、残念でなりません。女優としての存在感や、バラエティー等での若手への厳しくも優しい配慮に人柄の良さを感じました。数奇な人生だったと思います。本当にお疲れ様でした。

などのコメントが寄せられています。

『女性セブン』が報じていた記事によると、樹木希林さんは4日に都内で開催された『日日是好日』の試写会に「極秘で試写会に来る」という情報が流れたといい、そのために会場へ集まったマスコミ関係者も少なくなかったようなのですが、前日に急遽キャンセルになったそうです。

その理由は、試写会の前々日に体調が急変したためだと樹木希林さんの知人が語っており、大腿骨骨折で入院していた樹木さんは肺も弱っていたことで酸素マスクを着用し、食べ物を詰まらせてしまう可能性もあることから流動食しか口にできない状態で、体中にはチューブが繋がれているとのことでした。

このようにかなり深刻な状態にあるというものの、樹木希林さんはこれまで全身ガンを公表しながらも精力的に活動し、自ら「死ぬ死ぬ詐欺です」とネタにするなど相変わらず元気な姿を見せており、年を重ねても元気な姿を見せていたことから、亡くなられてしまったということがまだ信じられません。

今後いつかまた仕事復帰し、以前のように元気な姿を見せてくれるのではないかと思っていただけに、受け止めきれないところがあり、非常に残念な気持ちでいっぱいですが、あの世でゆっくりと休んでほしいと思います。

樹木希林さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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