劇場版 緊急取調室が撮り直しorお蔵入り? 理由は市川猿之助が両親と一家心中騒動、予定通りの公開中止トラブルが波紋

6月16日から公開予定だった天海祐希さん主演映画『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』について、配給を手掛ける『東宝』が1日に公開延期決定を正式発表しました。

東宝は1日に映画の公式サイトなどで、「『緊急取調室 THE FINAL』につきましては、総合的な判断により、公開を延期させていただく事になりました。」と公開延期を発表しました。

続けて、「公開を心待ちにしていただいていた皆様、またご出演いただいた皆様や制作スタッフならびに関係者の皆様に、深くお詫び申しあげます。」と謝罪しています。

東宝は公開延期の理由を明らかにしていませんが、両親と“一家心中”を図ったとみられる事件で、警察から事情聴取を受けている市川猿之助さんがラスボス的存在の内閣総理大臣役で出演していて、劇中では天海祐希さん演じる刑事から事情聴取を受けるシーンもあり、この騒動が原因で公開延期やお蔵入りが囁かれていました。

なお、東宝などがYouTubeで公開していた『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』の予告動画はすでに非公開になっています。

そして、映画の公開延期が正式発表されネット上では、

• 延期なら、うーん。なんとか仕方ないですが、必ず公開して欲しい
• この手の延期には反対かな、気にせんでええやろ
• 猿之助が出演していた部分を別の役者に差し替えて撮り直しすればいい
• 逆にいつか公開できる日は来るのか？場合によってはお蔵入りもあるかもね。残念だけど
• 有罪になってお蔵入りになるのが怖い。私はキントリ好きなので、お蔵入りは嫌
• ドラマの再放送をしたりして盛り上げてたのにね…。まあ、「リアルで取調室にいるやん？」的な状況は、流石に作品への没入という部分で問題ありそうだしね
• 発表から1年以上かな、とっても楽しみにしていたので本当に本当に悔しい！
  見ることができるなら、まだまだ待ちます

などの声が上がっています。

とりあえずは公開延期という形となりましたが、市川猿之助さんが近く逮捕されるとの情報を1日発売の週刊誌『週刊文春』が報じており、もしそうなれば作品をそのまま公開することは難しく、公開を延期して撮り直し、最悪の場合お蔵入りとなるかもしれません。

週刊文春の取材によると、事件の捜査をしている警視庁捜査一課は、市川猿之助さんを自殺幇助（ほう助）容疑で逮捕する方針を固めたそうで、両親の死因は司法解剖の結果「向精神薬中毒の疑い」と発表されていますが、体内から検出された強力な睡眠導入剤『フルニトラゼパム』（商品名：サイレース）は、猿之助さんが医師から処方されたものだったほか、両親が意識を失った後にビニール袋を被せたと供述しているとのことから、自殺を手助けした疑いでの逮捕となるとのことです。

自殺幇助罪の法定刑は「6ヶ月以上7年以下の懲役または禁錮」で、両親の自殺を援助したとして起訴された場合には、執行猶予が付かずに実刑判決が下される可能性もありますし、公開延期というのは当然の判断だとも思いますが、作品はいつか公開されるのか、それともお蔵入りといった最悪の形になるのか、事件の行方と共に今後の対応を引き続き見守っていきたいですね。