落語家の桂歌丸さん(79)が27日、腸閉塞の治療のため入院したことを発表しました。
歌丸さんは2015年6月にも腸閉塞を発症して治療を行っているのですが、発表によると、正式な病名は「上腸間膜動脈症候群(十二指腸狭窄症)」で、治療方法については検査を実施してから今後決定するといいます。
また、入院期間についても検査結果を受けてから決まる予定となっており、当分の間は高座、テレビ収録などの仕事は休養するといい、復帰時期についても未定。
しかし、8月11日から国立演芸場で開催される「8月中席」からの復帰を目指しているそうで、「また皆様のもとにすぐに戻ってまいります」とコメントしています。
歌丸さんは26日に、東京・新橋演舞場で「桂歌丸芸歴65周年記念落語会」を行っており、歌丸さんは50年にわたって出演していた『笑点』(日本テレビ系)から勇退しましたが、「噺家を卒業したわけではございません」と改めて語り、「息の続く限り取り組んで参りたい。息の続く限り落語家としての桂歌丸を見ていただきたい」と、生涯現役であることを宣言。
また、三遊亭円楽さんとの芸談では、今後もやりたい落語が山ほどあると語る歌丸さんに対し、円楽さんが「死ねませんね」と問いかけると、「死にません。死ぬときはあなたを道連れにします」と語るなど、元気な姿を見せています。
しかし、歌丸さんはここ数年の間に様々な病気やケガで入退院を繰り返しており、歩いただけですぐに息切れしてしまい、普段の移動の際にも車椅子を使用するなど、体力の限界が来ていて満身創痍の状態。
8月11日の山の日までには復帰するとのことで、そこまで悪い状態ではないようなのですが、無理をして復帰せずに治療を優先して欲しいですね。