志村けんが新型コロナウイルスの陽性反応、肺炎発症し発熱やせきの症状も…朝ドラ『エール』や映画『キネマの神様』撮影に影響も

タレント・志村けんさん（本名＝志村康徳 70歳）が、新型コロナウイルスに感染し入院していることが分かったと各スポーツ紙が報じました。

各報道によると、志村けんさんは新型コロナウイルスの検査を受けた結果「陽性」と診断され、すでにせきや発熱などの症状が現れており、現在は東京都内の病院に緊急入院中で、人工呼吸器を付けて治療を受けているとのことです。

24日夜に自宅でスポーツ紙の取材に応じた家政婦を名乗る女性は、志村けんさんが現在入院していることを認めつつ、容体については聞かされていない様子で、「志村さんから『犬の面倒を見てやってほしい』と急に連絡がきたんです。私も今どうなっているのか知りたいです」と心配そうに語っていたとしています。

また、所属事務所『イザワオフィス』はスポーツ紙の取材に対して、「詳しいことは何も言えません。25日昼ごろに何らかの形で発表します」と回答し、今後検査結果や現在の容体などについて発表するとみられています。

志村けんさんが入院したのは先週末ごろで、数日前に体調不良を訴えて都内の病院に緊急入院して肺炎と診断され、新型コロナウイルス感染者と同様の症状がみられることで検査を受けた結果、23日に新型コロナウイルスの陽性だと判明したそうです。

志村けんさんは2016年に肺炎で入院していたこともあり、事態は深刻で楽観視出来る状況ではないと関係者は話している一方で、一時重症状態だったものの、現在は回復に向かっていて容体は安定しているとの情報もあるなど、現在情報が錯綜しています。

感染経路は不明ながら、志村けんさんは1月に下血の症状が見られたことで緊急入院し、2月には胃のポリープ切除手術を受けていますが、その後も東京都内の飲食店に出入りしており、「術後で免疫力が低下しているところにコロナウイルスが入り込んだのでは」と話す関係者もいるとしています。

志村けんさんは25日19時から放送の『あいつ今何してる？3時間スペシャル』（テレビ朝日系）、30日スタートのNHK連続テレビ小説（朝ドラ）『エール』に出演するほか、12月公開予定の映画『キネマの神様』（山田洋次監督）では俳優・菅田将暉さんとW主演し、近く撮影に入る予定だったものの撮影延期が決定し、ある関係者は「志村さんの検査の結果を受けて、撮影スケジュールはいったん白紙になりました」と話しているといいます。

＜↓の画像は、25日放送『あいつ今何してる？』出演の志村けんさんの写真＞

そして、志村けんさんの新型コロナウイルス感染報道に対してネット上では、

• 持病もあるとなると本当に今は仕事よりも治療に専念して欲しい
• いずれ芸能界からも感染者が出るとは思ってたけど、まさかこんな大御所が感染するとは・・年齢的にも心配
• 志村けんがもし感染してたら連日飲み歩いていた千鳥の大悟が濃厚接触で危ない。
  超売れっ子の大悟も感染してたら芸能界、テレビ界に一気に広まりそう。
• 東京オリンピックの延期が決定した途端にこのニュース…志村けんさんは高齢なので重篤化する可能性もあり、かなり危険ですね。
• 今は容態が安定してても急変の恐れもある。持病があったら尚更ね。他人事じゃなくなってきた。また無事に退院して元気な姿を見せて欲しい
• 自粛じゃなくもっと強い拘束力で抑え込まないと日本も医療崩壊が近い。
  オリンピックまで延期したのだからK-1の試合とかああいうのを片っ端から辞めさせるべき

などの声が上がっています。

新型コロナウイルスの感染者数は世界で40万人を突破し、日本ではクルーズ船の乗客乗員を含めると約1900人の感染が確認されており、東京都内で感染が確認されているのは24日時点で171人、うち重症者は10人、死者は5人となっています。

23日には、東京都内で感染が確認された70代男性の2人のうち、1人が24日に死亡が確認されており、この男性は2月下旬から入院し3月9日に発症したといいます。

新型コロナウイルスの感染者は約8割が自然治癒するものの、約2割は肺炎を合併し、特に高血圧、糖尿病、心臓病などの免疫力低下を招く持病を持っている人、さらに高齢者は重症化しやすい傾向にあります。

志村けんさんも近年は病気がちで、公表されていないものの昨年にも倒れて、緊急搬送されていたことが週刊誌などに報じられており、今年も下血の症状や胃のポリープ切除手術で一時入院するなどしていただけに今後が心配です。

また、志村けんさんは千鳥・大悟さん等と度々プライベートでお酒を飲むなどしており、芸能界での感染拡大も懸念されますが、現時点では他に感染者が出ているとの情報はありません。

ちなみに、25日放送の『スッキリ』（日本テレビ系）に出演したハリセンボン・近藤春菜さんは、「最近だと（『天才!志村どうぶつ園』の収録が）3月5日にありました。5日にお会いした時は本当にいつも通りのお元気な感じで、だから私もこれを朝知った時はびっくりして心配なんですけど、まあ日頃のお疲れを取るという意味でゆっくりお大事にされて早く戻ってきて欲しいなって思います」とコメントしていました。

2月に70歳の誕生日を迎えた志村けんさんは今年、俳優として『エール』や初主演映画『キネマの神様』への出演が決まっており、この他にも複数のレギュラー番組を持つなど精力的に活動する中で新型コロナウイルスに感染し、現在は人工呼吸器を付けているとの報道もありますが、今後順調に回復へと向かい、また元気な姿を見せてほしいです。

追記 3/25 11時45分

志村けんさんが所属する芸能事務所『イザワオフィス』が25日にコメントを発表し、志村さんが新型コロナウイルスの陽性と診断され、現在入院していることを明らかにしました。

事務所は文書で志村けんさんの病状を公表し、17日に倦怠感があったことで自宅静養し、19日に発熱や呼吸困難の症状が現れ、20日に都内の病院へ救急搬送されたとのことです。

そして、「重度の肺炎」と診断されたことで入院、新型コロナウイルスの感染も疑われることで検査を受けた結果、23日夜に陽性だと判明したといいます。

また、「発症日の3月17日から入院した3月20目までの間、本人は自宅で静養をしており、接触のあった人物も限られておりましたので、濃厚接触者の特定も既に完了し、対象者は自宅待機をしております」と説明し、感染経路については現時点では不明としています。

最後に、「医療関係者の皆様、番組スタッフ並びに共演者の皆様、いつも応援して下さっているファンの皆様に、多大なる感謝と、ご心配をお掛けしてしまっていることをお詫びを申し上げると共に、本人も病状の回復に全力で努めておりますので、どうか静かに見守って頂けますと幸いです」と呼び掛けています。

＜↓の画像は、志村けんさんの新型コロナウイルス感染公表コメント写真＞