宮藤官九郎が新型コロナウイルス感染。腎盂炎発症後に陽性発覚、舞台共演者等にも感染懸念も…

2020年4月1日（水）8:53

脚本家・俳優の“クドカン”こと宮藤官九郎さん（くどう・かんくろう 49歳）が、新型コロナウイルスに感染したことが所属する劇団『大人計画』の公式サイト上で発表されました。

大人計画によると、宮藤官九郎さんは先日から「腎盂炎（じんうえん）」の治療を受け、3月31日夜に新型コロナウイルスにも感染していることが判明したといいます。

現在の容体については、腎盂炎の発熱や腰の痛みなどは快方に向かい、新型コロナウイルス感染によって発熱の症状がみられるとしています。

また、宮藤官九郎さんはコメントを寄せており、「まさか自分が、と過信していました。罹った今も、何で自分が？と信じられない気持ちです。腎盂炎の腰の鈍痛も消え、さあこれから…という時に。チケットを買って下さった皆さまにも、役者、スタッフにも、家族にも、悲しい思いをさせてしまい、本当に申し訳ございません。幸い、落ち込んだり、泣いたりする体力はあるし、肺炎や風邪の症状も今はありません。少しでも早く、元気な姿をお見せ出来るよう、治療に専念します。」と綴っています。

この発表に対してネット上では、

明日は我が身ですね。クドカンさんまた元気な姿を見せてください！信じて待っています！
どこで感染したんだろう？大した症状がないのに検査したって事は感染者と濃厚接触があったのか？
大人計画は大丈夫だろうか。というか芸能人はPCR検査を優先的に受けられる仕組みでもあるのか。濃厚接触者でもなけりゃ、そう簡単には
どこの場所で感染した可能性が疑わしいのがしっかり公表してほしい。夜の店には行ってないのか？多人数で集まっていないのか？
何にもないのに保健所がその軽症の症状だけで調べるとは思えない。
大御所、若手、そして中堅と芸能界の各年齢層で感染している。このまま拡大したらドラマ収録中断、急な番組編成などテレビ界影響必至。
日本の俳優とか舞台関係の人は、今回のコロナウィルスに関してどこか対岸の火事的な感じでしたもんね。
舞台公演中止は辛いと思いますが自主的に早く自粛してほしかったな
テレビ局とか撮影所とかそういう人がいっぱい集まる現場で仕事してる俳優さんスタッフさんたちどうか無理しないで…。志村さんみたいな悲しい思いもうしたくない。

などのコメントが寄せられています。

宮藤官九郎さんは30日に生放送されたラジオ番組『ACTION』（TBSラジオ）を欠席しており、この日の番組ではオープニングで「宮藤官九郎さんは腎盂炎のためお休みです」と発表されました。

宮藤官九郎さんは、4月2日から開幕予定だった作・演出の舞台『ウーマンリブ vol.14「もうがまんできない」』（12日までの東京公演は中止）に演者としても出演予定で、出演者たちは3月29日まで稽古を行っていたそうです。

その時点で腎盂炎を発症していたとみられる宮藤官九郎さんは、いつまで舞台稽古に参加していたのか不明ながらも、感染後に密閉された稽古場で出演者やスタッフ等と濃厚接触した可能性があり、20日には東京都内のライブハウスに訪れていたとの目撃情報もあると『スポーツ報知』は伝えています。

舞台『もうがまんできない』に出演の俳優は宮藤官九郎さんのほか、阿部サダヲさん、柄本佑さん、宮崎吐夢さん、荒川良々さん、平岩紙さん、少路勇介さん、中井千聖さん、要潤さん、松尾スズキさんとなっています。

＜↓の画像は、舞台『もうがまんできない』キャストの写真＞

また、ラジオ番組『ACTION』で共演のフリーアナウンサー・幸坂理加さんも自宅待機に入り、TBSラジオは今後スタジオを消毒するなどの対応をするといいます。

今後、感染経路や濃厚接触者の特定が進められていくと思いますが、人気脚本家の宮藤官九郎さんはこれまでに舞台共演俳優を含めて数多くの人と接触していたとみられ、今後さらに周囲から感染報告が出てもおかしくないでしょうね…。

3月31日には宮藤官九郎さん以外にも、スーパー戦隊シリーズ『魔進戦隊キラメイジャー』（テレビ朝日系日曜9時30分）で主演していた小宮璃央さん（こみや・りお 17歳）の感染が公表され、ドラマ撮影をしていた東映東京撮影所では消毒作業が行われており、現時点で共演者やスタッフに体調不良を訴えている人はいないといいます。

このように芸能界からも新型コロナウイルスの感染報告が続々と上がっており、こうした事態を受けてTBSは1日、4月からスタート予定だった堺雅人さん主演ドラマ『半沢直樹』、多部未華子さん主演『私の家政夫ナギサさん』、綾野剛さん＆星野源さんW主演『MIU404』、4日放送予定だった特番『オールスター感謝祭2020春』の放送延期を発表しています。

番組の放送延期は残念な一方で、現在の状況を見る限りは当然の対応とも思いますし、これ以上感染拡大が進まないように最善の対応を行っていってほしいです。