女優・歌手の西内まりやさんが主演の『CUTIE HONEY TEARS』が1日より公開されているのですが、大方の予想通り大コケしていることが明らかとなりました。
この作品は、漫画家・永井豪さんの代表作の1つである『キューティーハニー』を原作とした実写映画で、2004年にも佐藤江梨子さん主演で実写映画化されており、主題歌に起用された倖田來未さんの『キューティーハニー』は大ヒットを記録しました。
それから12年が経ち、再び実写映画化されることになったのですが、『CUTIE HONEY TEARS』は原作とは全く異なった世界観で描かれており、セクシーなコスチュームのヒロインがこの作品の大きな魅力だったにも関わらず、スタイリッシュというコンセプトに肌の露出は減り、加えて「ハニーフラッシュ!」という決めゼリフも無し。
<↓の画像は、西内まりやさんが演じている“新キューティーハニー”>
- 映画『CUTIE HONEY-TEARS-』予告編(YouTube)
タイトルこそ『CUTIE HONEY』となっているものの、全く別物の作品となっていることから、原作のファンからは「アニメの世界観とは別物すぎる」といった声が上がっていました。
そうした結果、案の定今作は大コケしていることが判明しており、1・2日の週末映画ランキング(興行通信社調べ)を見てみると、長編アニメ映画『君の名は。』が6週連続1位を獲得。
『CUTIE HONEY』と同じく1日から公開されている福山雅治さん主演の『SCOOP!』は4位初登場、またモバイルゲームをフルCGアニメ化した『アングリーバード』は10位初登場と、初週のランキングでは10位圏外の結果となっています。
これは全国93スクリーンという公開規模だったことも影響しているとみられますが、公開初日にネット上では「映画の日で料金が安いのに、こんなにガラガラなんて」「劇場に5人しかいないんだけど」という報告が上がっており、やはり作品自体に原因があるようです。
なお、アメリカの映画興行情報サイト『Box Office Mojo』では、TOP19までのランキングが掲載されているのですが、同サイト調べのランキングにも『CUTIE HONEY』はランクインしていません。
そして、今作を鑑賞した方からは、「西内はスレンダーだけど、キューティーハニーにしては色気が足りない」、「“近未来のキューティーハニー”がコンセプトなのも疑問だけど、ストーリーや設定も微妙」、「原作の決め台詞“ハニーフラッシュ!”が聞けなくて残念」という声が上がっています。
しかし、その一方では原作抜きに作品の出来自体を評価する声も上がっており、賛否両論となっています。
ここまでの大コケとなった大きな原因は、原作とは全く別物の世界観、設定にあるわけですが、その他にも、主演を務めた西内まりやさんの人気が微妙なことが指摘されており、西内さんは昨年7月期放送の『ホテルコンシェルジュ』(TBS系)で、プライム帯(19時~23時)ドラマ初主演を務めたものの、初回平均視聴率は9.4%と2ケタに届かず、全10話の期間平均視聴率は7.95%。
また、女優業と並行して歌手活動を行っていますが、2014年8月発売のデビューシングル『LOVE EVOLUTION』はオリコンの週間ランキング19位、その後リリースした作品も初登場10位が最高で、全て微妙な結果に終わっています。
そんな西内さんは8月下旬に週刊誌『女性セブン』によって、モデル・俳優の呂敏(旧芸名=ロビン 26歳)さんとの熱愛をスクープされ、同誌には車内でのラブラブツーショット写真なども掲載されていたのですが、呂敏さんは過去にタレントの“こじるり”こと小島瑠璃子さんとの熱愛疑惑を報じられた事があることから多少注目されたものの、呂敏さんの知名度が低いこともあってそれほど話題にはなりませんでした。
西内さんは、芸能事務所『ライジングプロダクション』に所属しており、同事務所には以前まで安室奈美恵さんが所属していたものの、昨年1月に『エイベックス』内のレーベルに移籍したことから、その穴を埋めるタレントとして西内さんには大きな期待がかけられていると言われており、ゴリ押しとも言われるほど猛プッシュされているのですが、活動量は多いものの人気がなかなか上がらないことから事務所も頭を抱えてしまっているかもしれないですね。