女優・歌手の西内まりやさん(22)が、漫画・アニメ作品『キューティーハニー』を原作とした実写映画『CUTIE HONEY -TEARS-』(今年秋に公開予定)で、映画初主演することが4日明らかとなりました。
『キューティーハニー』は、『デビルマン』や『マジンガーZ』等を手掛けたことでも知られる漫画家・永井豪さんによる人気アクション作品で、1973年10月から漫画雑誌『週刊少年チャンピオン』で連載がスタートとするとともに、テレビ朝日でアニメの放送もスタートし、1974年までに全25話が放送されました。。
女性型アンドロイド・如月ハニーと、彼女の体内に内蔵されている「空中元素固定装置」というものを狙う犯罪組織「パンサークロー」との闘いを描いており、これまでに数多くの派生作品が制作されています。
2004年には『新世紀エヴァンゲリオン』等の作品で知られる庵野秀明監督によって実写映画化されており、女優の佐藤江梨子さんが主演を務め、歌手・倖田來未さんが担当した主題歌『キューティーハニー』は大ヒットしました。
<↓の画像は、佐藤さんが主演の『キューティーハニー』>
2007年10月からはテレビ東京で実写ドラマ『キューティーハニー THE LIVE』が放送され、グラビアアイドル・女優の原幹恵さんが主演を務めました。
<↓の画像は、原さんが主演の『キューティーハニー THE LIVE』>
西内さんが主演を務める『CUTIE HONEY -TEARS-』は、近未来を舞台にしたオリジナルストーリーとなっており、世界各地で異常気象や未知のウイルスが蔓延し、人口が激減する中で、天才科学者・如月博士によって作られた人間の感情を持つアンドロイド・キューティーハニーが、人類を滅亡の危機から救うために悪の組織と戦うという内容となっています。
『キューティーハニー』は明るいお色気が人気で「キュートでセクシー」なイメージがあり、佐藤さんが主演の実写映画でもお色気シーンがあったのですが、今作ではお色気は封印しているといい、ハードボイルドでどこが陰のある美しいヒロインとなっているそうで、これまでのイメージとは異なる作品に仕上がっているようです
<↓の画像は、今回キューティーハニーを演じる西内さんの写真>
監督は、アニメ『攻殻機動隊 S.A.C.』や『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』のオープニング映像、CMやアーティストのミュージックビデオなども手掛けているA.T.(Asai Takeshi)さんが担当し、視覚効果を担当するVFXディレクターは、榮倉奈々さん主演の映画『わたしのハワイの歩きかた』、橋本愛さん主演の『リトルフォレスト 夏秋/冬春』等を担当し、KANA-BOONやAAA、高橋優さん等のアーティストのMVで監督を務めた経験も持つ樋口良さんが担当。
最新のCGを駆使しており、ハリウッド映画のような壮大な近未来の世界観を作り上げているといいます。
この作品で主演を務める西内さんは「今回キューティーハニーという作品に携われた事、そして映画初主演させて頂いた事、本当に嬉しく思います」と喜びを語り、「皆様が愛するハニー像を、いい意味で裏切りたいです。新しいハニーが生まれたと思っています」と自身を見せ、撮影は昨年末に終了しているそうで「今回はほとんどがCGで作られる壮大な世界観。撮影ではプロデューサーさんや監督と密に話し合いながら風景を想像し、丁寧に演じるよう心がけました」と撮影を振り返っています。
また、幼少期からバドミントンや水泳で鍛え運動神経には自信があるという西内さんは、今回初めてアクションシーンに挑戦したそうなのですが、「(爆風で)想像以上に体が吹き飛んだり、地面に頭をたたき付けたり、とてもハードなものでした。危険が常に隣りあわせの中で、今までに感じたことのない緊張感に包まれていました」明かし、「アクションでは回し蹴りやワイヤーを使ったアクション。アザを作りながらも、撮影に挑み、迫力のある映像になっていると思います! スタッフさん一人一人の渾身の技術と想いが詰まった作品です!! 楽しみにしていて下さい!!」と語っています。
原作者である永井さんは、「今回、西内まりやさんという当代きっての美人女優を得て、新生ハニーの映画が製作され、最新の映像技術が、ハニーの活躍の場を“空想の未来”にしてくれた。まさに、永遠の美少女にふさわしい舞台じゃないか! 原作者として、とても嬉しい。ハニーちゃんがどんな活躍をするのか、楽しみだ!」とコメントしています。
そして、ネット上で反応を見てみると、
- 色気も無いし、歌もダメ。絶対にコケるね
- やはり色気が…と思うけど、それ以前にこの人はどういう路線で行きたいんだろう?アーティスト志向ならまるで逆の仕事だと思うんだけど。
- いつも思うけれど、『いい意味で裏切りたい…』って、結果的にコケる場合が多い気がする。要は、見る側の求めるものに近くないってことだよね?いわゆる、見せる側の自己満足でしょ。
- お色気アニメなのに”主演”に気を使って、お色気無しでやるくらいなら他の企画でやればいいだけだと思いますけどね。ようは主演がぱっとしないから、せめて原作は人気あるものでやりたかったんでしょうけど、大ゴケ確定ですね。
- 顏は可愛いけど、体がスレンダーすぎてキューティーハニーって感じじゃないわ~
- 期待も希望も何も無いキューティーハニーですな。売り出し方が強引で問題がある
- 佐藤江梨子の映画は体型とかイメージあってて良かったけどなー。他にもイメージに合ってる人はいただろうにな。事務所のゴリ押しはもうやめてほしいね
など、西内さんが主演を務めることに対して批判的なコメントが多く寄せられています。
西内さんは2月に、週刊誌『週刊文春』に掲載されたグラビア写真を自身のインスタグラムに投稿し大きな反響を呼んでおり、「セクシー路線に変更?」などと言われていたのですが、この作品ではどうやらセクシーさは封印しているようですね。
現時点で公開されている写真を見る限りでは『キューティーハニー』のイメージとは大きくかけ離れており、全く別物と言っても過言ではない気がするため、原作ファンからは受け入れられないとみられ、大コケとなる可能性は高そうです。
西内さんは昨年7月に、ファッション誌『Seventeen』の専属モデルを卒業し、その後は歌手活動と女優業に専念していますが、どれも中途半端な状態で、さらに事務所の強引な売り出し方によってゴリ押しだと批判されているのですが、果たしていつまでこの状態が続くのでしょうか…。