芸能事務所MELMのパワハラ事件でY社長反論。しゃぶしゃぶ鍋に顔突っ込みは強制じゃない、飲酒強要も誤り? 画像あり

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芸能事務所のパワハラ事件

沸騰したしゃぶしゃぶの鍋に顔を突っ込まれるなど、衝撃のパワハラ被害を週刊誌『週刊新潮』に告白した芸能事務所の元従業員男性Aさんが、22日に東京都内で会見を行なった後に刑事告訴しました。

『デイリースポーツ』や『サンケイスポーツ』などの報道によると、Aさんが昨年まで勤めていた芸能事務所は東京・渋谷にある『株式会社MELM』で、スポーツ紙の取材に対して加害者のY社長はパワハラ行為を認めて謝罪し、社長を辞任したことを明らかにしています。

被害者のAさん側は会見を行った後に刑事告訴し、今後は損害賠償請求などのために民事提訴もする方針で、Aさんの代理人弁護士によれば、Y社長からは示談を申し込まれたそうなのですが、それに対してどのような対応をしたのかは明らかにはしなかったといいます。

Aさんは会見後、ネットテレビ局『AbemaTV』のニュース番組『AbemaPrime』の取材にも応じており、2015年12月の忘年会で大量のお酒を飲まされたり、煮えたぎるしゃぶしゃぶの鍋に顔を突っ込まれるといったパワハラだけでなく、Y社長が沖縄旅行に行っている間も1日12時間労働し、休日はほとんど無いという過酷な労働環境だったことを明かしています。

<↓の画像は、22日に会見した被害者で芸能事務所の元従業員Aさんの写真>
週刊新潮掲載の芸能事務所パワハラ事件の被害者が会見

さらに、Aさんのミスをとことん責め立て、何も言い返せないような環境に置かれていたといい、会社を辞めようとした際には、「2年間は仕事するなよ。仕事してるところを見つけたら、こっちもこっちで“出るとこ出るよ”」などといった脅迫まがいの言動もあったとのことです。

また、Aさんは2017年1月ごろに事務所を辞めているのですが、Y社長はAさんに対して「出勤はしなくていいけれど、俺が仕事はふるから、それはちゃんとして」などと話し、Y社長の圧力に負けて退職後も事務所の仕事を手伝うことが何度もあったそうなのですが、「出張で大分の方に行った事もありましたし。手当はもらえてましたけど、全然足りてないですね。大分まで行って1万円しかもらえなくて、それで宿泊費、食費込み。一緒にいるモデルのご飯代も出さないといけない、全然足りないですよ」と語り、経費では足らなかったことで自腹を切ったところ、経費内でやりくりするように言われたそうです。

そんなAさんは会見でY社長の下で働いていた当時について、「怖くて逆らえなかった。洗脳されていた」と振り返っていました。

Aさんはこのように証言しているのですが、情報・ワイドショー番組『ビビット』(TBS系 月~金曜午前8時)の直撃取材に応じたY社長は、Aさんに対するパワハラ行為を認めつつも、いくつかの点において反論していました。

まずY社長はAさんに対して「監督不行き届きだった」などと謝罪したことを明かし、2015年12月に行われた所属タレントやクライアントら十数名が参加する忘年会で、Aさんに対して「「クライアントさんもいるんだから面白いことやれ。鍋に頭、突っ込めよ」」などと言い、首を掴んで煮えたぎるしゃぶしゃぶの鍋にAさんの顔を突っ込んで大ヤケドを負わせたことについて、「過剰な行動」「私自身も責任を取らなければいけない」などと謝罪しました。

<↓の画像は、しゃぶしゃぶの鍋に顔を突っ込まれているAさんの写真>
芸能事務所社長のパワハラ・証拠動画

<↓の画像が、顔に大ヤケドを負ったAさんの写真>
パワハラ事件

その一方で、Aさんが会見などで語った内容と自身の認識に違いがあることを明かしており、「鍋に突っ込めよ!」と指示したということについて、「私の認識でしかないんですけど、『(Aさんが)盛り上げます』っていうことで『鍋に突っ込みます』とのことだったので、強制的に何かということではないんじゃないかな」と反論しています。

<↓の画像が、『ビビット』の取材を受けた芸能事務所『MELM』のY社長の写真>
芸能事務所MELM・Y社長がビビットの取材受ける

さらに、Aさんはしゃぶしゃぶの鍋に顔を突っ込まれるだけでなく、Y社長からの「面白いことをやれ」という言葉を受け、何も出来ることがないAさんは体質的に苦手とする柑橘系のレモンサワーをピッチャーで計2、3杯飲むよう強要され、ビールもジョッキ15杯ほど飲んだと証言しているのですが、Y社長はこれについても「私が全部、強要したみたいな話になっていますけど、そういったことは無い」とキッパリと否定しています。

他にも、Aさんが勤務していたとされる『株式会社MELM』はAさん以外にスタッフはおらず、事務所に属していたのはY社長とAさんだけという話だったのですが、Aさんの雇用関係について「雇ったということではない」とし、Aさんは働きに見合った報酬を貰っていなかったとも主張しているものの、こうした話も退けています。

両者の間ではいくつかの点において認識の違いがあるようで、今後はそうした部分で争っていくものとみられますが、Aさんが受けたパワハラ被害、Y社長の反論に対してネット上では、

  • 思いっきり手で鍋底まで顔を押し付けてたじゃん。嘘ばっかついてるね。実名報道と実刑を願います。
  • 最も大事な部分で、何が『ないんじゃないかな』だよ。ふざけんな。本当に強制していないのならもっと強く否定するものだ。
    嘘をついている自覚があるが嘘すぎて言い切ることができないだけ。そもそも頭を押さえつけてる証拠映像がはっきり残ってる。
    こんな野郎はこの先もろくなことしないに決まってんでから極刑でいいんだよ。それとまず実名くらい晒すべき。
  • 動画見たけどどう見ても無理矢理だったでしょ。手がしっかり映り込んでるのによくそんな事は言えると思う。
    動画録ってる人もその証拠動画もって警察に行けばいいのに…類は友を呼ぶって本当に怖い。、
  • 社長だったら、盛り上げますって鍋に顔を突っ込むのを止めるべき立場なのではないですか。
    もう観念して、本当の事言ったら、どうせ逮捕されるんだから
  • 強制はしていないと言っているけど、もし、みずから鍋に突っ込もうとしたら逆に止めなきゃいけないよね。
  • 強制じゃないなら、鍋に顔をつっこんだ男性の方はなぜ頭を鍋に押さえつけられているの?
    そこが強制かどうかの見極めポイントの一つなんじゃないの?

などのコメントが寄せられています。

『週刊新潮』が公開した動画を見れば分かりますが、Aさんは首を掴まれて鍋に顔を突っ込まれており、そこからすぐに顔を上げないよう手で鍋に押し付けられています。

※閲覧注意※芸能事務所社長によるパワハラ動画

そもそもAさんは2014年8月ごろ事務所に入社して以降、日常的なパワハラを受けていたと明かしており、その繰り返しによってY社長の命令は絶対となっており、指示には逆らえないという思考、精神状態になっていたようなので、Aさんの態度を見てY社長は奴隷のように扱っていた可能性があります。

そうした主従関係の中で、Y社長は大事取引先のクライアントらも参加した忘年会でAさんに大量に酒を飲ませたうえに、もっと何かするように指示し、Aさんが断れない状況を作ってあのような行為に導いたとすれば、いくら言い訳をしても無駄かなと思います。

しかし、Y社長とAさんの間に大きな認識の違いがあり、Aさんの主張に間違った部分があるというのであれば、『ビビット』の取材にちょっと答えるだけでなく、正々堂々とAさんと同様に会見を開くなどして反論してもらいたいものですね。

参照元
  • https://abematimes.com/posts/5288617
  • https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/1197448/
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