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波瑠と関ジャニ∞横山裕が共演のフジテレビドラマ『ON』視聴率低迷が止まらない? 過激シーン修正で面白みが半減?

波瑠が主演『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』にクレームで自主規制? BPOがグロテスクな残虐シーンに配慮要求で内容変更?

女優の波瑠さん(25)が主演の連続ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(フジテレビ系 火曜22時~)が7月よりスタートし、初回平均視聴率は9.6%、第2話は9.2%、第3話は8.2%、第4話は8.8%と、一度も2ケタには届いていないものの、8~9%と安定した数字を獲得。

しかし、9日放送の第5話で6.6%と大幅にダウンし、同時間帯にTBS系で放送の武井咲さん主演『せいせいするほど、愛してる』が6.7%を獲得していたため、初めて視聴率対決で負けました。

同時間帯にはNHKで、リオデジャネイロ五輪の卓球女子シングルス準々決勝の福原愛選手対フェン・ティアンウェイ選手の試合が放送され、平均視聴率が10.9%と前4週間の平均視聴率3.1%を大幅に上回っていたことから、この影響を受けたものとみられています。

<フジテレビドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』>

そのため、数字がここまでダウンしてしまったことを気にする必要も無いのですが、9日に『産経新聞』があるニュースを報じたことににより、ドラマの勢いを失う事態になってしまうのではないかと懸念の声が上がっています。

それは、『放送倫理・番組向上機構(BPO)』の青少年委員会が9日、テレビ番組で残虐なシーンを放送する際に、「視聴者に『見る』『見ない』を選択するための情報を(事前に)示すことが公共性の点から必要なのではないか」と、配慮を促すコメントを汐見稔幸委員長が出したというニュース。

これは7月15日までにBPOへ向けて、ある連ドラの初回放送に対して、「ゴールデンタイムなのに死体の描写がグロテスク過ぎる」「異常犯罪が続く中、子供や青少年への影響が怖い」「事前に注意喚起のテロップを流すなり、時間帯を考えて放送して」など、ドラマの演出に対してのクレームが多数寄せられたといいます。

BPOはこのドラマのタイトルについては公表していないものの、劇中で少女が口に物を詰められて殺害するシーンなどが含まれているなどと明かし、番組そのものについては問題視しないことを決めた一方で、残虐なシーンの放送については「配慮が必要」とし、「猟奇的に殺された姿を突然、前触れもなく放送することは、一部の人に『嫌悪感』『過度の刺激』を与える可能性がある」といい、番組冒頭に事前表示するなどの必要性を指摘したとのことでした。

ドラマのタイトルについては伏せられているものの、内容が当てはまることから『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』だと特定されており、ネット上ではこの件について様々なコメントが寄せられ、BPOに寄せられたクレームに対して賛否両論となっているのですが、どちらかというと過剰過ぎるクレームや規制に対して批判的な声が多く、

などのコメントが寄せられています。

アニメなどの放送前に表示される「部屋を明るくしてテレビから離れてご覧下さい」などといったメッセージのように、残虐的なシーンが含まれていることを事前に伝えるというのは良いことだと思いますが、これでもクレームが大して減らない可能性は十分あります。

そして、最終的には視聴者からのクレームなどを恐れたテレビ局側が自主規制を始めていき、昔は放送することが出来たものが放送NGとなり、結果さらにテレビがつまらなくなるという負の連鎖がこれまで起きてきました。

BPOはこのドラマについては問題視しないというコメントを出しているものの、これ以上のクレームや視聴率の低迷を恐れ、過激なシーンのカットを行う可能性があり、それによって作品がつまらなくなるということにならないか心配になりますね…。

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