日本テレビが新たに、一番面白い女芸人を決定する賞レース『女芸人No.1決定戦 THE W(ザ・ダブリュー)』を開催することが明らかになりました。
『THE W』の参加条件は女性であることのみで、「面白ければ何をやってもOK」として、プロ・アマチュア(即席ユニットも可)、芸歴や年齢、漫才、コント、ピンネタ、ものまね、パフォーマンス、手品などジャンルを問わず、女芸人No.1を決める異種格闘技戦になるそうです。
大会へのエントリー受付は9月6日~10月12日まで、予選は10月13日から東京や大阪などで順次スタートし、大会の決勝(敗者復活あり)は12月に日本テレビ系で生放送され、優勝者には1000万円の賞金が贈られるとのことです。
なお、審査基準は「とにかくおもしろい芸」としています。
すでにお笑い賞レースとして、漫才No.1を決める『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)、コントNo.1を決める『キングオブコント』(TBS系)、ピン芸人のNo.1を決める『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)がありますが、各大会で女芸人は優勝から遠ざかっている状況となっています。
そうした中で、女芸人たちからは「1番面白い女性芸人を決める大会を!」という声が上がっており、『女芸人No.1決定戦 THE W』の開催が決定したそうで、大会名の「W」については、「WOMAN(女性)」と「WARAI(笑い)」の意味を持っているとのことです。
そして、この新たな大会に対してネット上では、
- この企画、長く続きそうにないね。女性限定にする必要性がない。
- 男性だけなら差別って騒がれるのにね
- 日テレか〜結局のところ、例の件でのご褒美番組でしょうね!ほとんど、出来レースなのでは?
- 芸の世界に体力差でハンデがあるわけでも無し、女性枠というのが意味がわからん。普通にM-1やR-1で戦って勝ち上がりなさいよ…
- 何を基準にするのか、それにもよるかと。今年のR-1でアキラ100%が優勝したように、いまやお笑いが分散化しすぎてあまりショーレースが参考にならない。しかも、しゃべりができないと今のバラエティには耐えられないし。
- 優勝決定で涙・感動の押し売り、傷を舐め合うブサイク女芸人、もう光景が浮かんで辟易。フジの27時間テレビで女芸人だけ集めても面白くないのわかったでしょ?女は女を上手くいじれないし、1人ウケると嫉妬するだけで笑いを重ねられない
- 審査員が気になる。ちゃんと実績残して芸に真剣な女性がいい。一般投票なら見る価値無い。上沼恵美子、山田邦子、友近、あたりかな?
- 日テレでこういうことやると、単なるエンタの神様の延長で終わってしまう気がする
などのコメントが寄せられています。
他の大会とは違い、女芸人限定の大会ということでネット上では物議を醸しているほか、漫才やコント、ものまねやパフォーマンスなど、ジャンルを絞っていないことに対しても否定的な声が多く上がっています。
『M-1グランプリ』、『キングオブコント』、『R-1ぐらんぷり』の過去の優勝者を見ると、2002年に開催された『R-1ぐらんぷり』の第1回大会にて、だいたひかるさんが優勝したのみとなっており、それ以外では1度も女芸人のチャンピオンは誕生していないため、女芸人No.1を決める大会があっても良いのではないかと思います。
また、この大会ではあえてジャンルを絞らず、様々な芸を持っている女性が出場可能となっており、他の大会とは違った面白みがあると思うので個人的には楽しみですね。
現時点でネット上では批判的な声が多く上がっていますが、12月に生放送される決勝戦後に、視聴者からはどういった反応が出るのか注目したいところです。