NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』への出演がきっかけで大ブレークした俳優のディーン・フジオカさん(本名=藤岡竜雄 35歳)が、10月期にTBS系の日曜劇場枠(日曜21時~)で放送されるドラマに出演することをニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じています。
10月期放送の作品の仮タイトルは『蘇る男』で、ディーンさんは主演ではなく男優としては2番手だといい、主演を務めるのは織田裕二さん(48)、ヒロイン役は中谷美紀さん(40)が務めるそうです。
織田さんが地上波の連続ドラマで主演を務めるのは、2013年7月期放送の『Oh,My Dad!』(フジテレビ系 木曜22時)以来約3年ぶりで、そこそこ注目を集めるかと見られますが、織田さんはかつての勢いを無くしてしまっており、『Oh,My Dad!』も2年半ぶりの連ドラ主演で、織田さんが初めて父親役を演じるとのことから話題になったのですが、初回こそ13.3%を獲得したものの、第2話で8.4%と約5%もダウンし、そこから大体7~9%台で推移した結果、全11話の期間平均視聴率が9.2%。
<微妙な数字だったフジテレビドラマ『Oh,My Dad!』>
また、2014年6月放送のスペシャルドラマ『奇跡の教室』(日本テレビ系)で初めて日テレのドラマで主演を務め話題になったのですが、平均視聴率は11.1%。
かつて『踊る大捜査線』シリーズ(フジテレビ系)などで主演を務め、高視聴率を取っていたのはもう過去の話で、あまりにも数字が取れないことから、「期限切れ」「大転落」などと批判され、2014年10月には、地上波ではなくWOWOWで放送されたドラマ『株価暴落』で主演を務めるなどしています。
<日本テレビドラマ『奇跡の教室』>
そんな織田さんをなぜTBSは主演に起用しようと思ったのか定かではありませんが、今や数字を持っていない男をサポートするために抜擢されたのがディーンさんだったようです。
ディーンさんは『朝が来る』出演後、今年1月期に深田恭子さん主演で放送された『ダメな私に恋してください』では、深田さんの相手役を演じてて人気がさらに上昇し、視聴率のアップにも貢献。
こうした人気の高さを見て、織田さんサイドはディーンさんの効果でドラマの数字をアップさせ、それによって自身の評価も上げたいという思惑があるようです。
また、ディーンさんを投入することによって安定した数字を獲得できるとTBSも考えているようです。
その一方でフジテレビ系でも4月から日曜21時がドラマ枠と変更となり、17日からHey! Say! JUMP・中島裕翔さん(22)が主演の『HOPE~期待ゼロの新入社員~』が放送されていますが、10月期の主演は玉木宏さんに内定しているとのことです。
ディーンさんが主演を務めているAmazonプライム・ビデオで独占配信の『はぴまり〜Happy Marriage!?〜』も非常に評価が高く、ディーンさんは今乗りに乗っていますし、視聴率を数%アップさせるポテンシャルを持っていることは間違いないでしょうね。
織田さんは近年、主演ドラマで近年数字が取れず、過去に活躍していた俳優の一人となってしまっているのですが、約3年ぶりの主演ドラマでどれほどの数字を獲得できるのか、さらにフジテレビとの視聴率対決はどうなるのかに注目したいところです。