やす子のチャリティーマラソン走行距離判明も…台風直撃で今年の24時間テレビ47が放送中止の可能性も?

8月31日・9月1日放送の『24時間テレビ47 愛は地球を救うのか？』（日本テレビ系）で、チャリティーマラソンランナーに抜擢された陸上自衛隊出身のピン芸人・やす子さん（本名＝安井かのん 25歳）が、多忙によってまとまった練習時間が取れず、ぶっつけ本番で約80kmの長距離マラソンに挑戦することになったと27日発売の週刊誌『女性自身』が伝えています。

やす子さんが挑戦するチャリティーマラソン企画「全国の児童養護施設に募金マラソン」は、走行距離は現在も公表されていないものの、女性自身の記事では制作会社関係者が、「元自衛官で“体力には自信がある”と公言していることもあり、本番は通常のフルマラソンの約2倍、80キロ程度を走る予定です」と明かしています。

続けて、「多忙なスケジュールの合間を縫って、8月16日に神奈川県内で本番を想定したマラソンの予行練習を行う予定でした。しかしこの日、大型台風が関東を襲ったため急きょ中止に。8月末まで、もう彼女の空きスケジュールがないため、当日はほぼ“ぶっつけ本番”となります」と語り、事前に長距離走行がないまま本番を迎えることにより、熱中症や足への負担が懸念されているとしています。

やす子さんはこの他にも、お笑いタレント・YouTuberのフワちゃんから暴言を吐かれた騒動で、ネット上ではやす子さんに対する誹謗中傷も相次ぎ、心労も重なっていることから完走できるのか不安視されているそうです。

このように色々と不安視されているチャリティーマラソンですが、非常に強く動きが遅い台風10号（サンサン）が現在日本列島に接近中で、29～30日ごろに九州に接近・上陸し、9月1日にかけて遅い速度で日本列島を縦断する見通しとなっているため、マラソン企画が中止になるのではないかとの報道も出ています。

＜↓の画像は、台風10号の進路予想（27日17時時点）＞

ニュースサイト『ピンズバNEWS（双葉社）』の記事では制作会社関係者が、「日テレ関係者の間でも直撃なら“中止もやむなしでは”という意見が上がっています」「台風で天気が荒れ模様となっている状況下でチャリティーマラソンの企画を強行的に放送すれば、放送法的に問題になる可能性もあると。そのため、中止にしたほうがいいのでは、という声も出ている」としています。

放送法では、「基幹放送事業者は、国内基幹放送等を行うに当たり、暴風、豪雨、洪水、地震、大規模な火事その他による災害が発生し、又は発生するおそれがある場合には、その発生を予防し、又はその被害を軽減するために役立つ放送をするようにしなければならない」と定められているため、台風が接近している状況でマラソン企画を強行することは難しいとしています。

もし台風が接近している状況下でマラソン企画を強行する場合には、体育館などの室内で行う可能性もあるとのことですが、これらの報道を受けてネット上では、

• 24時間テレビのあり方を見直すいい機会かも
• 悪天候を理由に『24時間テレビ』を中止して、台風の特番を編成した方がいい
• この際、天候を理由にしても良いからマラソンは中止にして、来年以降は企画を刷新する方向で調整しては
• やったらアウトでしょ。どれだけ災害対策を、備えを、不要不急の外出を控えろと言ってるのか。
  これで準備万端マラソンゴーなら、いかに口だけかよく分かる。チャリティなんて口だけなのもよく分かる。
• やす子さんが走ることでどれほど多くのスタッフが各地に配置されるのか。前もって中止にすることで無駄な準備が無くなるわけだし、日テレは早く決断すべき
  スポンサーも危険な状況下でのマラソンを中止しなければ降りるくらいの気概を持って欲しい
• 児童支援施設の子供達の励みになる、感動を与えられる！とか言って強行しそう。
  で、嵐の中突き進むやす子にみんなで泣きながら負けないでを歌って感動のフィナーレ！ってストーリーが用意されてるんだろうな

などの声が上がっています。

今年の24時間テレビを巡っては、昨年11月に表沙汰になった系列局員による募金着服事件により、今年も例年通り番組を放送すること自体に疑問や批判の声が多く上がっています。

そうした中で、好感度抜群のやす子さんをチャリティーマラソンランナーに抜擢し、さらに今年は「目的別募金」を開設するとして、やす子さんも学生時代に過ごした児童養護施設への募金を目的にマラソン企画を行うとし、批判を少しでも減らそうとしているのですが、台風が接近している中で企画を強行した場合には大炎上する恐れがあります。

特に台風10号は、時間の経過と共に今後さらに強い勢力に発達し、日本列島に甚大な被害を及ぼす可能性もあると見られている状況で、気象庁は26日の会見で「台風接近に伴う、暴風、高波、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください」と呼びかけています。

2018年に関西を中心に甚大な被害をもたらした台風21号にも酷似していると指摘されており、JRは29日以降に計画運休や長時間運転を見合わせる可能性があるとも発表しています。

こうした状況から、マラソン企画を中止にするべきとの声や、24時間テレビの放送中止を求める声も上がるなどしているのですが、台風10号の接近を受けて日本テレビは果たしてどういった判断を下すのか、引き続き動向を見守っていきたいです。