『結婚できない男』続編視聴率大コケ懸念の理由…阿部寛が主演の人気ドラマ13年ぶり復活も夏川結衣ら出演者交代?

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阿部寛

2006年7月期放送のドラマ『結婚できない男』(フジテレビ系)の続編が、今年10月期に13年ぶりに火曜21時のドラマ枠で放送されることが26日に発表され、ドラマファンから歓喜の声が上がっている一方、視聴率が大コケするのではないかと心配の声も上がっているようです。

俳優・阿部寛さんが主演の『結婚できない男』は、仕事ができる有能な建築家で、収入は人並み以上、ルックスも悪くない一方、プライドが高く皮肉屋で偏屈、独善的な性格で40歳を超えても独身を貫いている「結婚できない男」の桑野信介(くわの・しんすけ)が、女性との出会いがきっかけで恋愛を意識し、結婚を考えるようになるまでの姿をコミカルに描いた作品です。

<↓の画像は、『結婚できない男』で阿部寛さんが演じた主人公・桑野信介の写真>
阿部寛・桑野信介

そんな桑野と出会い、距離を縮めていく総合病院勤務の優秀な内科医・早坂夏美役を夏川結衣さん、桑野のマンションの隣人・田村みちる役を国仲涼子さん、桑野の部下・村上英治役を塚本高史さん、仕事仲間の沢崎摩耶役を高島礼子さん。

桑野の妹・中川圭子役を三浦理恵子さん、母・育代役を草笛光子さん、桑野が一方的にライバル視していたオンナったらしの建築家・金田裕之役を高知東生さんが演じていました。

<↓の画像は、2006年放送『結婚できない男』メインキャストの写真>
フジテレビドラマ『結婚できない男』
(左から塚本高史さん、高島礼子さん、阿部寛さん、夏川結衣さん、国仲涼子さん)

2006年7月期の火曜22時枠で放送されたシーズン1の初回平均視聴率は20.2%を記録、その後も14~19%台で推移し、最終回は自己最高の22.0%をマークしており、全12話の期間平均視聴率は16.9%となっていました。

それから早13年が経ち、今年10月期に放送される続編(タイトル未定)は前作から13年後が舞台で、53歳になった桑野は以前と同じマンションで一人暮らしをしており、独身生活を謳歌しています。

前作では内科医・早坂夏美と交際にまで発展したのですが、最終的には愛想を尽かされて破局し、多少なりとも恋愛モードに傾いていた桑野の心は再び固く閉ざされ、年齢を重ねたことで偏屈さはより一層磨きがかかっているという設定になっています。

こうして50歳を超えても独身を続けている桑野が、ある日偶然出会った女性たちとの間で、運命の歯車が突然動き始め…というストーリーになっているそうです。

そして、『結婚できない男』の続編発表に対してドラマファンからは、

  • とても楽しみ。阿部寛さんの演じる男にいつも爆笑してました。独身で何が悪いんだと自分を曲げない彼が偏屈で不器用だけどお茶目で可愛い。10月が待ち遠しい。
  • 時代が変わったけど主人公は全く変わらない、って感じだといいなぁ。
    シリーズ1といい、阿部さんのドラマはどれも本当に面白いから好き。今からめちゃくちゃ楽しみです。

などと歓喜の声が殺到しており、ドラマ発表後には「阿部寛」「夏川結衣」「金田更新」などの関連ワードがネット上のトレンド上位に複数ランクインしていました。

しかし、その一方では、

  • 桑野の別れたってことは、夏川さんは出ないってこと!?
  • 薬物事件の高知東生は仕方ないにしても、夏川結衣さんには出てほしかったからショック
  • 本当に前作が良かったから、できるだけ同じキャストで見たかった
  • 夏美とは破局してたんか…相手は夏川さんじゃないとな…
  • 面白かったって言っても13年前だし……。今のフジを思うと不安
  • フジは続編とかリメイクがヘタくそだからね。あんまり期待しない方がいいかも

などと、キャストの変更や13年ぶりの続編ということから心配の声も多く上がっています。

フジテレビは視聴率が低迷し始めた2010年前後から、過去にヒットしたドラマの続編を制作するケースが異常に増えており、『救命病棟24時』『ショムニ』『ナースのお仕事』『HERO』『ガリレオ』『コード・ブルー』『大奥』『ストロベリーナイト』など、複数の作品の続編作やリメイク作を放送しています。

『HERO』や『コード・ブルー』などは続編も高視聴率を記録し、映画化もされて大ヒットを記録しているのですが、続編の内容が微妙で大コケした作品も多くあります。

その代表的な作品は、2013年に前作から10年ぶりに復活した『ショムニ2013』や『大奥』で、『ショムニ』は1998年4月期放送の第1シリーズが全12話の期間平均視聴率が21.8%、その後のスペシャルも20%以上を記録し、2000年4月期放送の第2シリーズは20.4%でした。

2002年7月期放送の『ショムニFINAL』は16.4%、2003年元日放送のスペシャルドラマ『ショムニFOREVER』は14.2%、そして2013年7月期放送の『ショムニ2013』は、キャストを一新し初回は18.3%と好スタートを切ったものの、第2話は13.8%、第3話は9.9%までダウンし、最終回はシリーズ史上最低の7.8%、全10話の期間平均視聴率は11.1%でした。

『大奥』も同様に、2003年7月期の第1シリーズは期間平均視聴率14.5%、2003年と2004年放送のスペシャルドラマは共に17.3%、2004年10月期放送の『大奥~第一章~』は期間平均17.6%、2005年10月期放送の『大奥~華の乱~』は期間平均15.6%と2ケタをキープしていたものの、2016年放送のスペシャルドラマは第1部が9.6%、第2部が9.2%。

さらに、今年3月に木村文乃さん主演で放送された『大奥 最終章』は、大沢たかおさんをはじめ、小池栄子さん、鷲尾真知子さん、浜辺美波さん、松坂慶子さん、鈴木保奈美さん、北村一輝さん、谷原章介さん、竹中直人さん、木下ほうかさんなどが顔を揃えて3時間ドラマとして放送されましたが、平均視聴率6.9%と大コケしています。

いずれも脚本・演出の問題だけでなく、キャスト変更も視聴率低迷の要因になっており、10月期放送の『結婚できない男』に関しても、阿部寛さん以外のメインキャストが変更となりそうな雰囲気なので、阿部さんの脇を固めるキャストが微妙だった場合には、平均視聴率が10%に届かない可能性も十分ありそうです。

なお、関西テレビ制作の火曜21時のドラマ枠では、1月期に木村佳乃さん主演の『後妻業』、4月期に松坂桃李さん、山本美月さんW主演の『パーフェクトワールド』が放送されており、『後妻業』は期間平均視聴率6.2%、『パーフェクトワールド』は第1話が6.9%、第2話が5.8%となっています。

7月期放送のドラマはまだ未発表なのですが、火曜21時ドラマは、2017年1月期放送の草彅剛さん主演『嘘の戦争』、4月期放送の小栗旬さん主演『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』を除き、いずれも期間平均視聴率は1ケタとなっており、しばらく低迷を続けている中で、『結婚できない男』の続編がどれほどの数字を獲得できるのか注目したいですね。

参照元
  • https://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/20195122.html
  • https://www.cyzowoman.com/2019/04/post_230754_1.html
4件のコメント↓コメント投稿
  1. 1
    匿名
    ID:ODZlNGI3ZD

    いやな予感しかしない
    フジテレビに限ったことではないけど、リバイバルだけしかやらないエンタメ業界はひどい

  2. 2
    匿名
    ID:YjU1NWMyYz

    ヒロインか30代だったら嫌だな。
    同世代の女優さんがいい。
    でもおじさんおばさんじゃ視聴率が取れないってなりそう。

  3. 3
    匿名
    ID:ZTcwZjg5ZT

    吉瀬美智子あたりが良いかもね

  4. 4
    匿名
    ID:NTVlOGZlNm

    すごく面白かったから似た雰囲気、脚本でお願いしたい。大好きなドラマ

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