第70回NHK紅白歌合戦の視聴率が大コケ…絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時が数字アップの理由は?

大晦日特番の各視聴率が2日に発表され、『第70回NHK紅白歌合戦』は第1部（19時15分～21時）が34.7％（関西地区31.9％）、第2部（21時～23時45分）が37.3％（同36.2％）だったことが明らかになりました。

＜↓の画像は、紅組司会の綾瀬はるかさん、総合司会の内村光良さん、白組司会の櫻井翔さんの写真＞

第2部の平均視聴率は過去最低記録で、平成最後だった2018年は第1部が37.7％、第2部は41.5％を記録しており、全体を通して昨年から大幅ダウンとなっています。

紅白は1989年から前後半に分かれた2部制となり、第1部の過去最低は1990年と2006年に記録した30.6％となっており、第2部の過去最低は2018年まで2015年に記録の39.2％でした。

各民放の年末特番の視聴率を見ると、『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時！』（日本テレビ系）が第1部（18時30分～21時）が16.2％、第2部（21時～24時30分）が14.6％で、例年と同様に民放トップの数字でした。

2018年放送の『絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時！』は、第1部が14.3％、第2部が12.8％となっており、昨年は約2％の上昇となっています。

また、『ザワつく！大晦日一茂良純ちさ子の会』（テレビ朝日系）は第1部（18時～19時）が10.0％、第2部（19時～22時）が8.2％でした。

このほか、『RIZIN20』（フジテレビ系）、『ボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ「井岡一翔×シントロン』、『SASUKE2019大晦日』（ともにTBS系）の平均視聴率は後日発表されます。

そして、年末特番の視聴率発表を受けてネット上では、

• 驚いてはいけないと出川vs上島のヤツを省いたことが大きい。捕まってはいけないは新たな脱出ゲームとして生まれ変わり面白かった！
  新地図3人は振り切っていて良かった！特につよぽんの村西監督！後は女王の教室の天海さんと水野美紀さんが面白かったな。
• 稲垣、草なぎ、香取の3人、正直あそこまで下ネタでくるとは想像してなかったけど、変にカッコつけたりせず徹底して「妙なヤツ」になり切ってて…ｗ
  あの番組に出るなら、あのくらいやらなきゃ意味ないからね。グッジョブだと思う
• 今回は面白かった。驚いてはいけない、ジミー、品川、リアクション芸がなかったからかすごく見やすかった。完全版ではあるのかな
• 個人的につまらないと思っていた、上島出川軍団、鬼ごっこ、ラストの怖がってはいけない？の3つが全部無くて、最初から最後まで無茶苦茶笑った。
  新しい地図の3人も面白かったし、不倫オールスターズと水野さん武田君が最高に面白かった。来年も楽しみにしてます
• 例年最後の驚いてはいけない、鬼ごっこ、芸人のタレコミ座談会、出川と上島の対決を無くしたのがよかった。
  大物を使った笑いと初期のころあった小ネタがうまく散りばめられてて最初から最後まで面白かった。
• 最初の草彅とおる監督芸が半端なかった。最初にあんな飛び道具来たら、観続けるな。
  さすが、「ぷっすま」で、エガちゃんと何度も共演してきただけに、振り切れっぷりは見事。最初がいちばん笑えたかもしれん。
• 紅白は嵐とジャニーズをゴリ押しするようになってから視聴者ダダ下がりですね。
  テレ東の出演者の方が遥かに豪華で歌も上手いし、紅白は文化祭の出し物レベルで酷い有様でしたね。
• 久しぶりに紅白見てみたが、その1年に流行した歌を聴きながらこの一年を締めくくるという要素が減って、バタバタといろんなものを詰め込んだおせちのお重のような感じがした。
  手間がかかってるとは思うが、そろそろ別の形にしてもいいのかもしれないな
• 時代が変わって家族揃ってテレビの前でという事はなくなった。長すぎる時間　秋元さんやジャニーズだらけの内容演出を刷新しないと。
  でもMISIAさんや竹内まりやさん、菅田将暉などは良かった。美空さんのAIは他にお金使えばと思うし、けん玉ももうごちそうさま。
  大切なお金取ってるんだから、本当に見たい人聞きたい音楽を選んでほしい。

などのコメントが寄せられています。

年末特番はこのような結果になっており、ダントツトップは変わらず紅白でしたが、2018年と比較すると3～4％ダウンとなっており、一方で笑ってはいけないは前年から約2％アップで、民放に流れた視聴者が多かったのかもしれないですね。

民放トップだった『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時！』には、元SMAPで『新しい地図』の稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人が刺客として初出演しました。

最初に登場した草彅剛さんは、昨年ヒットしたネットドラマ『全裸監督』の主人公・村西とおるさんをマネて、上半身裸で下半身は白ブリーフ一丁の姿でカメラを肩に担ぎ、ハイテンションでガキ使メンバーたちの前に現れ、ダウンタウン・松本人志さんに「あなたは中居（正広）派？草彅派？」などと質問したり、久しぶりの地上波番組出演をネタにするなどしていました。

＜↓の画像が、『笑ってはいけない』に出演した新しい地図の写真＞

その後、番組後半に登場した香取慎吾さんは、ヅラをかぶり上半身は白スウェット、下半身はピンクの超ミニスカートを着用し、白いパンツがモロ出し状態の生徒指導教師役で姿を現し、口の中にハーモニカを入れて吹くとスカートがまくし上がったり、大股開きをして「今見ただろ！」とガキ使メンバーたちに指導していました。

また、稲垣吾郎さんは昨年の『キングオブコント2019』の12代目王者・どぶろっくとコラボし、KOC2019でも披露した下ネタ全開の歌ネタを全力で披露していました。

3人は番組終盤にも再登場し、SMAPの代表曲『世界に一つだけの花』のメロディをアレンジしたような曲が流れた後、エキストラとともに「マンマン、満足、1本満足！」と、草彅剛さんが出演する栄養調整食品『1本満足バー』のCMソングを歌いながら踊りだし、ガキ使メンバーたちの爆笑を誘っていました。

この他にも昨年の『笑ってはいけない』には、女優の南野陽子さん、天海祐希さん、水野美紀さん、広瀬アリスさん、芦名星さん、俳優の神木隆之介さん、武田鉄矢さん、伊東四朗さん、袴田吉彦さん、原田龍二さん、武田真治さん、成田凌さん、元体操のお兄さん・小林よしひささん、元歌のお兄さん・横山だいすけさん、総合格闘家・那須川天心選手、ラグビー日本代表メンバーなどが刺客として登場しました。

昨年の紅白は、出場が期待されていたスピッツ、米津玄師さん等が出演せず、特別企画として様々なアーティストを出演させることで話題作りを行っていましたが、多くの出場歌手が昨年ヒットした曲ではなくメドレーで数曲披露し、特に目玉企画も無かったことから視聴率が大きくダウンしたのは当然かもしれないですね。

一方で昨年から約2％アップとなった『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル』の『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時！』は、新しい地図の登場が事前に一部メディアに報じられていたことでも大きな注目を集めており、内容に対しても満足という声が多く見受けられます。

なお、『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時！』の収録中に、腰椎骨折（全治2ヶ月）の大ケガを負った俳優・佐野史郎さんの出演シーンはカットされ、本編には登場しなかったものの、1月4日21時から放送の完全版スペシャルには登場するようで、予告映像で佐野さんの姿が確認されています。

昨年はこのような結果になった年末特番ですが、紅白はこのまま数字が下がってしまうの、果たして今年はどういった内容で結果になるのか、また来年に発表される視聴率に注目したいですね。