ケイダッシュ川村龍夫会長が急死、死因は心筋梗塞か。芸能界のドンの1人が亡くなり、業界の今後にも注目集まる
芸能界・スポーツ界で大きな力を持ち、“芸能界のドン”と呼ばれる1人だった芸能事務所『ケイダッシュ』の代表・川村龍夫会長が、亡くなったことが分かりました。84歳でした。
川村龍夫会長の訃報はケイダッシュグループの公式サイトで伝えられ、死因となった病名は明らかにされていませんが、出張先で亡くなったとしています。
現在は死亡日時など詳細を確認中といい、「関係者の皆様には取り急ぎのご報告ともに、正式な発表まで今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。まずは略儀ながら書面にてご通知申し上げます」
としています。
各スポーツ紙の報道によると、川村龍夫会長は特に大きな持病は無かったそうですが、死因は「心筋梗塞」の可能性が高く、警察は事件性は無いと見ているそうです。
川村龍夫会長は、千葉の私立・市川高校から立教大学へ進学し、在学中に高校の同級生で俳優・歌手の鹿内孝さん(84)から芸能界に誘われ、鹿内さんやグループサウンズ『ブルー・コメッツ』のマネージャーを務めていました。
その後は、グループサウンズ『田辺昭知とザ・スパイダース』の元リーダー兼ドラマーで、“芸能界のドン”と呼ばれる田邊昭知会長(たなべ・しょうち 86歳)が代表の『田辺エージェンシー』に移籍しました。
また、高校の同級生で同じく“芸能界のドン”と呼ばれる周防郁雄会長(84)が設立の『バーニングプロダクション』の取締役も務め、田辺エージェンシーから暖簾分けの形で1993年にケイダッシュを設立し独立しました。
<↓の画像が、“芸能界のドン”と呼ばれる3人>
(左から) 川村龍夫会長、田邊昭知会長、周防郁雄会長
ケイダッシュにはかつて、渡辺謙さん、南野陽子さん、葉月里緒奈さん、高樹沙耶さん、坂口憲二さん、伊原剛志さんらが所属し、現在も堺正章さん、高橋克典さん、永井大さん等が所属し、藤原紀香さんとは業務提携を結んで活動を支援しています。
また、ケイダッシュグループの『ケイダッシュステージ』にはオードリー、トム・ブラウン、ヤーレンズ、原口あきまささん、はなわさん、スザンヌさん、『アワーソングスクリエイティブ』には『北海道日本ハムファイターズ』の新庄剛志監督、『ピーチ』には平祐奈さん、『パール』には押切もえさん、蛯原友里さん、トラウデン直美さんなど、多くの人気タレントを抱えています。
ケイダッシュの看板俳優だった渡辺謙さんのハリウッド進出もバックアップし、渡辺さんが独立後も活動をサポートしていました。
<↓の画像は、2020年のケイダッシュグループ新年会での集合写真>
また、かつてはプロレスラー・アントニオ猪木さんの活動も支援し、猪木さんが立ち上げた団体『UFO』による格闘技イベント『UFO LEGEND』のイベントプロデューサーや、『新日本プロレス』の取締役を務めていた時期もあり、スポーツ界にも大きな影響力を持っていた方でした。
そんな川村龍夫会長の訃報を受けてネット上では、
- かつてあの坂口憲二を売り出し、アントニオ猪木のUFOやIGFも後援、川村会長は周防会長や田辺会長とともにいい意味で芸能界のお目付け役でした。ご冥福をお祈りします。
- どんどん芸能界の権力者が。。。
- ジャニー喜多川が亡くなった後のジャニーズ事務所みたいに、今後色々出てくるかな…
- バーニング周防も施設らしいし、2大権力が消えたな 谷口と周防息子じゃ舐められるだろう
- ジャニー氏、ナベツネ氏が亡くなり、周防氏は一線から退き、日枝氏は失脚、川村氏がこの度鬼籍に入られました。
テレビの衰退と共にプロダクションやテレビ局の大物も権力を失い出してますね。 - 芸能界の草創期にバンドマン周辺から出てきたボス連中がそろそろ一掃されつつある。同じタイミングで芸能事務所の拘束力がどんどん弱まっているのも時代の必然。
- 仕切ってた人たちが年をとり、亡くなっていき、どんどんいろんな人が退社、独立した
自由にはなったけど、ひとたびトラブルが起きれば中居や国分みたいに大変なことになり、TOKIOも解散に追い込まれた。 - 大物がいなくなっても、その時を虎視眈々と待っていた者が次の座につくだけ。小物が牛耳る芸能界の方がむしろ危ういかもしれんな
などの声が上がっています。
昨年10月にはバーニングの周防郁雄会長が軽度の脳梗塞を発症し、これがきっかけでバーニングの代表を退任して相談役会長となり、長男・周防彰悟さんがバーニングの2代目社長に就任しました。
また、田辺エージェンシーの田邊昭知会長は昨年に社長を退任して会長に就任するなど、長年にわたり業界で大きな力を持ってきた事務所の代替わりが始まっています。
そうした中で川村龍夫会長はバーニングの取締役、田辺エージェンシーの副社長も務め、芸能界で大きな権力を持っていた人物なので、亡くなったことによる業界への影響は小さくないとみられます。
旧ジャニーズ事務所のように事務所のカリスマ的存在がいなくなったことによって、ケイダッシュも今後タレントの流出が相次ぐなどして、事務所の規模も縮小して業界での影響力が落ちていくといったことが考えられますが、果たして今後どういった展開を迎えるのかに注目したいところです。
最後に、川村龍夫会長の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
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- https://www.daily.co.jp/gossip/2025/07/30/0019291252.shtml
- https://hochi.news/articles/20250730-OHT1T51266.html
- https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/07/30/kiji/20250730s00041000318000c.html
- https://www.nikkansports.com/entertainment/photonews/photonews_nsInc_202001170000577-1.html
使い古された言葉だが、誰も時には勝てんな