元ガキ使プロデューサーの会社アンビエントが破産。原因はフェス中止? 金銭トラブル報道から1年で倒産に
“ガキ使”こと『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の名物プロデューサーで、“中村P”こと中村喜伸プロデューサー(なかむら・よしのぶ 62歳)が経営の制作会社『株式会社アンビエント(ambiente)』が破産したことが明らかになりました。
国内大手の信用調査会社『帝国データバンク(TDB)』と『東京商工リサーチ』によると、今年5月に債権者が東京地方裁判所に破産を申し立て、6月17日に破産手続き開始決定を受けたといい、負債総額は推定8,000万円とのことです。
2006年10月に設立されたアンビエントは、これまでテレビ番組やCM、DVDなどの映像制作、「インディーズアイドル応援プロジェクト」などの企画・運営、タレントのマネージメントなどを手掛け、ガキ使のプロデューサーとしての知名度や人脈を生かして事業を展開していたそうです。
<↓の画像は、ガキ使で出役としても活躍していた中村喜伸プロデューサーの写真>
しかし、2023年5月にアンビエントが主催した大型音楽フェス『AMSフェスティバル2023』が、大雨によって中止となり、出資者への返金も滞っていたといいます。
この金銭トラブルを昨年4月に週刊誌『週刊現代』に報じられたほか、債権者から貸金返還等請求訴訟を起こされる中で、最終的に債権者破産となったとのことです。
これに対してネット上では、
- ガキ使ではいじられスタッフとしてお馴染みだった。経営能力がなかったのか。
- 知恵と技術が無く人脈と過去の実績のみに甘えた結果
- 松本関係は崩壊だね
- いくら人脈があっても、1回のコンサートだけで破産する程度の資金不足では破綻は時間の問題だったのでは
- イベント中止になったらお金払えませんって完全に自転車操業でしょ
- 素手で熱いもの食べるやつ好きやったなあ。FUJIWARAがそういうのやってるからそっちいってほしいわ
などの声が上がっています。
週刊現代が昨年報じた記事によれば、アンビエントが主催の『AMSフェスティバル2023』は、当初の予定よりも会場が小さくなるなどの異変があり、その裏で中村喜伸プロデューサーは金策に走っていたそうです。
しかし、中村喜伸プロデューサーはチケットを3万枚売るなどと豪語していたものの、本番まで数週間という段階で販売数は2,000枚程度で、それでも中村プロデューサーは「駐車場利用料やフードの売り上げでカバーできるから問題ない」などと強気な態度を見せていたものの、この時点で大赤字が見込まれていたといいます。
<↓の画像は、中止になったフェス『AMSフェスティバル2023』出演者リスト>
結局、フェスは大雨の影響で大規模停電が発生して中止となったものの、出資者に対しては事前に「中止の場合は1億1,900万円の保険料が支払われるので、それで返済する」と伝えていたとのことです。
その後、中村喜伸プロデューサーは弁護士を立てて返済について出資者たちと協議し、週刊現代の取材に応じた出資者の1人は昨年8月に2,000万円の返済を受けたそうですが、同10月に中村プロデューサーの弁護士が突然辞任してからは音信不通となり、LINEを送っても既読スルー状態が続いたといいます。
週刊現代はこの件について中村喜伸プロデューサーに取材し、フェスの中止と保険による返済については、「フェスには総額2億円以上かかったのですが、保険屋との交渉がうまくいかず、想定していた額の6割ほどしか入ってこなかったんです。そこからとりあえず2,000万円をAさんに戻し、残りは別に割り振って……」
と説明し、音信不通になった理由は体調不良だったとしています。
残りの返済計画について問われると、昨年8月にガキ使のプロデューサーなどテレビ関係の仕事を全部辞めたことを明かし、「(テレビの仕事だけだと)もう返すアレがないので。もっと大きなプロジェクトをやらなければと」と言いつつも、「これが記事に出るとなると、全部潰れそうな気がしてきましたね。わかりました。もう諦めましょう、全部」と語っていました。
大きなプロジェクトとして挙げていたのは、自身が製作総指揮を手掛ける俳優・本郷奏多さんと女優・北乃きいさんのW主演映画『戦国ガールと剣道ボーイ』でした。
しかし、中村喜伸プロデューサーは映画の制作発表時点で製作総指揮を担当とされていたのですが、その後タイトルが『てっぺんの剣』に変更となるだけでなく、製作総指揮からも中村プロデューサーの名前が外されていました。
そして、金銭トラブル報道から1年後に会社は破産となり、フェス中止と保険が満額下りなかったことによるダメージはかなり大きかったとみられますが、その他の事業で負債をカバーできなかったということは、会社の経営は元々うまくいっていなかったとも考えられます。
会社が無くなり、中村喜伸プロデューサーは現在どこで何をしているのかは不明ですが、『ダウンタウン』との長年の付き合いから、今秋にも始動予定と報じられている『ダウンタウンチャンネル(仮)』のコンテンツ制作に今後参加する可能性もあるかもしれないですし、今後の動向にも注目したいです。
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- https://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/detail/1201491_1521.html
- https://gendai.media/articles/-/127721
- https://gendai.media/articles/-/127722
- https://web.archive.org/web/20240229181508/https://www.ambiente-inc.co.jp/