D-BOYS柳浩太郎が事務所退所へ…交通事故で高次機能障害を発症し休業中『ミュージカル テニスの王子様』初代・越前リョーマ役
若手男性俳優集団『D-BOYS』のメンバーで、2014年11月に芸能活動を長期休業することを発表した俳優・柳浩太郎さん(やなぎ・こうたろう 30歳)が、12月20日をもって所属事務所『ワタナベエンターテインメント』との契約が終了する事が12日に明らかとなりました。
これはD-BOYSの公式サイトと柳さんの公式ブログで発表されたもので、「柳浩太郎に関するお知らせ」として、「2014年11月より、休業させていただいておりました柳浩太郎ですが、2016年12月20日をもちまして、D-BOYSを卒業するとともに、ワタナベエンターテインメントとの契約を終了することになりました。在籍中は多くのご声援をいただきましたことを心より御礼申し上げます。今後ともあたたかく見守っていただけますと幸いです。」と発表。
また、20日をもって柳さんのブログも終了する事も発表しています。
『ワタナベエンターテインメント』との契約終了が明らかになった柳さんは、2003年4月に『ミュージカル テニスの王子様』(通称:テニミュ)で舞台初主演を務め、主人公・越前リョーマ役を演じました。
<↓の画像は、越前リョーマ役を演じていた柳浩太郎さんの写真>
しかし、同年12月14日23時ごろ、舞台稽古から帰宅途中に乗用車と接触して頭部を強打し、脳挫傷とクモ膜下出血により意識不明の重体となり、医師からは「死を覚悟してください」と告げられるほど深刻な状態にあったものの、3週間後の2004年1月に奇跡的に意識を回復したのですが、右半身麻痺、記憶障害、高次脳機能障害、声帯損傷といった後遺症が残り、出演予定だった『ミュージカル テニスの王子様』の続編を降板。
それからリハビリを続け、2004年12月に『ミュージカル テニスの王子様 in winter 2004-2005 side 不動峰 〜special match〜 』で舞台復帰を果たしたものの、後遺症が残っていたことから、同じくD-BOYSのメンバーだった遠藤雄弥さん(29)と場面交代で主演を務め、2006年3月で同ミュージカルを卒業。
その後も映画やドラマなどに出演し、D-BOYSとしての活動も行っていたものの、2014年11月にブログで「僕には高次脳機能障害があります。」と告白し、「最近、体調を崩し、担当医や家族、周りの方々と相談した結果、一度、長めに休業した方がいいということになり、このような決断をしました。」と、芸能活動を長期休業することを発表。
ですが、「べつに『引退します』とのことではなく、長期休業です。僕が休んでいる間は他のメンツの応援をよろしくお願い致します。」と綴っていました。
そして、今回の発表に対してネット上では、
- これからってときに大きな事故をしちゃったんだよね。あれから結構経ってるけど、まだまだ人生これからだから、がんばってください。
- 戻ってくると信じてたから、驚きが。でも、体調のが大事。ゆっくり休んでください。
- 高次脳機能障害と役者という、極めて困難な状況に立ち向かっていた、という人でした。まだ若いですし、しばらく休んで次のステップを踏んでくれればと思います。
- 事故の後遺症が酷いのかな、お気の毒に。
- 初代リョーマでしたっけ?こんな大事故に遭っていたとは…。
などのコメントが寄せられています。
また、2004年に柳さんと越前リョーマ役を演じた元D-BOYSの遠藤雄弥さんはブログで、「この度、D-BOYS時代から10年以上、表現を、芝居を、人間を模索し、切磋琢磨してきた仲間が1つの決断をしました」「すぐにでも電話して理由を聞きたい。けど、あいつから連絡がくるまで、それはしない事にする。あいつがその口から言ってくれるまで待つ事にする」「あいつが覚悟持って決めた事なら、俺は快くこの船出を祝う事にする。このブログを書くのも悩んだ。けど、やっぱ書くべきだよな、逃げては駄目だと思いましたので。おめでとう柳。次、会ったときは負けねえからな。電話くれよ。それと、風邪、引くなよ」などと綴っています。
柳さんが告白した「高次脳機能障害」は、脳の損傷などによって起こる様々な神経倫理学的障害で、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などとなっており、脳の損傷部位によって特徴が出るとのことなのですが、柳さんは事故後に仕事復帰を果たすことが出来たものの、活動休止を発表してからすでに2年が経過し、ブログの更新も活動休止を発表してからストップしており、あまり良くない状態なのではないかと心配です。
芸能活動を再開させることはもしかすると難しいのかもしれませんが、柳さんは今年で31歳とまだまだ若いため、第2の人生を1日も早くスタートできるよう、引き続きリハビリを頑張ってほしいと思います。
まだ若いんだし、いくらでも道はある。自分を信じて、頑張って!
金スマ波瀾万丈に出てほしかった