演技派女優・満島ひかりさん(みつしま・ひかり 32歳)が、芸能事務所『ユマニテ』から独立したことが1日に公式サイト上で発表されました。
『ユマニテ』の公式サイト上では代表取締役・畠中鈴子さんの名義で、「このたび、満島ひかりが弊社の所属を離れ、フリーとして活動をしてゆくことになりましたことをお知らせいたします。」と独立を発表しています。
このタイミングで独立する理由については、「映画、ドラマ、舞台など 素晴らしい作品に恵まれ、また それらの作品に真剣に取り組み続け、走り続けてきた満島ひかりですが、ここにきて一度立ち止まりこれからを考えてゆこうと話し合う過程で双方誠実に向き合い生まれた結論です。プロダクションという枠に守られる形ではなく、すべて自分の責任のもと 自由に 独りでやってみたいという本人の意思を尊重することにいたしました。」
と説明しています。
そして、事務所は今後の満島ひかりさんについて、「これまでとは全くちがう環境の中で満島ひかりは未知の壁に直面するでしょう。また様々な経験を重ねることになると思います。そのことが、更に素晴らしい表現者としての満島ひかりの成長につながることを期待しています。所属という形ではなくなりますが、今後ともできるかぎりのサポートを続ける所存です。満島ひかりの今後をどうぞよろしくお願いいたします。」
と綴られています。
満島ひかりさんはデビュー前に、安室奈美恵さんやSPEEDらを輩出した芸能養成スクール『沖縄アクターズスクール』が主催の「安室奈美恵 with SUPER MONKEY’Sオーディション」で優勝し、これがきっかけで同スクールに入校後、現在ソロで活動する三浦大知さん、ビビる大木さんの妻・AKINAさんらと共に『Folder』というユニットで1997年8月にデビュー、さらに同12月公開の映画『モスラ2 海底の大決戦』で女優デビューを果たしました。
<↓の画像は、『モスラ2 海底の大決戦』出演当時の満島ひかりさんの写真>
『↓の画像は、『Folder』時代の満島ひかりさんらの写真』
その後、三浦大知さんらが抜けて改名した『Folder5』として2003年まで活動し、活動休止後はタレント・グラビアなどでの活動を経て、女優業に転向しており、『ライジングプロダクション』から傘下の『ぱれっと』へ移籍し、2009年から『ユマニテ』に所属しており、同1月公開の映画『愛のむきだし』(園子温監督)での演技が高い評価を得て、本格的に女優としての活動をスタートさせています。
<↓の画像は、映画『愛のむきだし』出演当時の満島ひかりさんの写真>
ちなみに、『ユマニテ』に現在所属しているタレントは、安藤サクラさん、岡山天音さん、門脇麦さん、岸井ゆきのさん、東出昌大さん、樋口可南子さん、満島ひかりさんの弟・満島真之介さんらで、過去には椎名桔平さん、小西真奈美さん、寺島しのぶさん、奥貫薫さん、南果歩さん、根津甚八さん、伊藤歩さん、近藤芳正さんらが所属していました。
このような事務所を離れ、今後はフリーで活動していくことが明らかになった満島ひかりさんに対してネット上では、
- 給料が見合わないと思ったんじゃない?独立して上手くいきゃ武井壮みたいにボロ儲け出来る
- 結婚離婚の時もそう思ったけど、何も考えてないように見せて、割りと計算してる感じがする。女優だからその辺りも上手いよね。きっと。
- ありがちな家族事務所にするだけじゃない?
- ユマニテ移籍して売れた。本人の実力も当然あったと思うがマネージメントは大切。所属したままでは何か問題があるのだろう。
- この人は、詰め込むより自分のスタンスで働きたいってタイプでしょ。儲けに執着なさそう。そういうことだと思う。
- 他事務所移籍ならどうして?だけど。独立なら金だ。
- 事務所が関係してる関係各所に配慮が必要で、必然的にできる事って狭まるから、そう言うのに縛られないで活動したいということでしょ。例えばA社と仲良くしてるのにそのA社の競合の仕事は受けれないし。
- 単純に金儲けしたいから独立したいというのなら必ず揉める。たぶんこの人は仕事を選びたいんでしょう。
- 芸能事務所という制度が古い。芸能事務所があり、バーターやゴリ押しがあるから、日本のテレビや映画はつまらなくなった。欧米のようにエージェントを雇えばいいだけ。満島さんの今以上の活躍を願ってます
- 多才で売れっ子だからな。忙しい割にギャラが見合わないのかも。現在の立ち位置が良いし、好感度も良いだけに移籍でイメージダウンにならないといいな
- 樹木希林さんは個人事務所も作らず、ご本人が直接依頼を受けたり、現場への足の手配(地方ロケの場合は新幹線のチケットの手配等)をされてるそうです。しかし、まぁ、それは樹木さん位で、満島さんはおそらく個人事務所って事になるんでしょうね。
などのコメントが寄せられています。
芸能事務所を離れて個人で活動するということから、やはりお金が関係しているのではないかという声が多く上がっているのですが、満島さんはそこまでお金に執着するような方には見えないことや、女優の仕事が本当に好きでやっているというイメージがあるため、お金のことを第一に考えて独立したようには思えないですね。
また、『ユマニテ』側も売れっ子の満島ひかりさんのことをそう簡単に手放すとは思えないですし、もし金銭面で揉めて辞めるとなった場合、事務所側がここまでタレントのことを思ったコメントを発表することはなく、今後もサポートを続けていくなどと言うことはほとんどありません。
事務所側のコメントを見る限り、よく話し合った末に満島ひかりさんの今後を考え、納得した上で退社という形になったとみられるので、金銭的なことが原因で辞めたわけではないような気がしますね。
しかし、実際のところは定かではなく、仕事が増えている割には自分に入る額が少ないことに不満を持っていたり、事務所に対して他に何か不満があったことから退社を決意した可能性も十分あります。
いづれにせよ、満島ひかりさんはわざわざ大変なフリーという道を選び、今後の仕事量などにも大きな変化が出てくるかと思いますが、事務所の制限無くなったことで今後どのような仕事に挑戦していくのか楽しみなところですね。