アンガールズ田中卓志が合格率2割の二級建築士資格挑戦の理由。建築家目指した過去、情熱大陸で勉強再開のワケ語る。

広島大学工学部第4類建築課程を卒業の『アンガールズ』の田中卓志さん（たなか・たくし 49歳）が2日、国家資格「二級建築士」の試験に合格したことを発表しました。

アンガールズ田中卓志さんはインスタグラムで、「本日、二級建築士試験の合格発表がありました。なんとか合格できましたー！！(泣)　嬉しくて、ホッとして、焼肉食べました！！ 苦労が報われたなぁ。練習で描いた製図の一部や、建築士っぽい写真載せておきます。」と綴り、二級建築士の試験に無事合格したことを報告しています。

＜↓の画像は、アンガールズ田中卓志さんが投稿の写真＞

田中卓志さんは今年2月放送の『情熱大陸』（TBS系）で、大学生以来20数年ぶりに、実務経験不要な二級建築士の資格取得の勉強を始めたことを明かし、このタイミングで資格を取得しようと思った理由については、「お笑いの道に入った時点で建築のことはもう諦めてたんですけど、今ちょうど仕事的に重なり始めて、なんか両方やれるみたいな状況になってきたから。だったらもっと勉強していいかなって」と説明していました。

その後7月にはインスタグラムで、二級建築士の学科試験を受けたことを報告し、「受かっていれば、製図試験に進めるんだけどなぁ！」と綴っていました。

それから5ヶ月近く経って設計製図試験にも合格し、国家資格取得となりネット上では、

• 凄い！！ でも何に使うのだろう？ｗ 家建てるのかな？
• 在学生なら2級取る人結構いるけど、卒業して30年くらい経って、結構勉強したこと忘れてるのに加えて、仕事もかなり忙しいはずなのに、受験だけじゃなくて、ちゃんと合格してる。凄いね
• 本人がラジオで、芸人辞めるつもりないなら受験するな等とSNSで文句言われて余計に頑張った！と話してた。本気で頑張る大人はカッコいい！！本当に凄い
• 田中さんと言えば一級建築士合格の田中道子さんを思い出します。お二人が共演した赤坂迎賓館を巡るTV番組が放送されましたが、あれは面白かったです。今後の共演もまた観たいですね。

などの声が上がっています。

田中卓志さんは中学生の頃から建築に興味を持ち、大工になりたいと親に相談したところ、建築・設計士の方が儲かると言われたことがきっかけで建築について勉強することを決め、一浪して広島大学の工学部第4類建築学課程に進学し、卒論のテーマは「骨組構造の新しい解析法」でした。

大学卒業前には広島大学の大学院に合格したほか、推薦で『旭化成ホームズ』からも内定を得ていたそうですが、その時点でお笑い芸人になりたいとの思いが強く、悩んだ末に建築家ではなく芸人の道に進みました。

そんな田中卓志さんは芸能界に入って以降も“家好き芸人”として住宅関係の番組に出演したり、住宅誌『住まいの設計』（扶桑社）で2018～2023年にかけて連載を持ち、現在もマンション・リノベーション専門誌『relife+（リライフプラス）』（同）で連載を持つなどしています。

そして、ついに念願の二級建築士の試験に合格したとのことですが、今年の設計製図試験の合格率は過去5年で最も低い約46％で、学科試験と合わせると合格率は約22％となっていました。

芸能活動を続けながら難関を突破できたのは凄いですし、二級建築士の資格を持っていることにより、主に3階までの建物の設計・監督業務などが可能で、この国家資格を活かした活動にも期待したいですね。