タレント・ryuchellさん(りゅうちぇる 本名=比嘉龍二 享年27)が12日に急死し、昨年8月に離婚後もパートナーとして一緒に生活していたモデル・タレントのpecoさん(ぺこ 本名=奥平哲子 28歳)が、自身のインスタグラムやツイッターに文章を投稿し、現在の心境などを明かしました。
pecoさんは今月2日に、長男・リンクくん(5)がサマースクールに参加するためグアムを訪れていることをインスタグラムで明かし、その後11日にリンクくんが5歳の誕生日を迎えたことを報告していました。
<↓の画像は、pecoさんが2日と11日にインスタグラムに投稿した写真>
その翌日の17時半ごろに、東京・笹塚にある個人事務所『比嘉企画』のオフィスでryuchellさんが意識不明状態で倒れているところをマネージャーが発見し、通報を受けて駆け付けた警察官がその場で死亡を確認し、現場の状況などからryuchellさんは自殺を図ったとみられていますが、現時点で遺書の有無など詳細は明らかになっていません。
この突然の訃報を受けて、pecoさんは13日午後にリンクくんと共にグアムから帰国し、成田空港に集まった報道陣の問いかけには何も語らず会釈で対応し、インスタグラムとツイッターに文章を投稿しました。
pecoさんは、「7月12日、りゅうちぇるが亡くなりました。このようなことを皆様にお伝えしなければいけないこと、未だに信じられません。息子に、息子がだいすきなダダのことを伝えるのは、今日まで生きてきた中でいちばん辛い瞬間でした。」
と、心境を明かしています。
続けて、ryuchellさんとの出会いから亡くなる前までの日々を振り返り、「その時その時のかたちで、この先一生かけても足りないくらいのたくさんの愛をもらいました。(中略)たくさんぶつかりもしたけれど、いっしょに息子のことを第一に考えて、同じ方向を向いてくれたこと。そして、思い悩み苦しんでいたときも、息子のこれからをいつだって考えてくれたこと。わたしは今も、そして息子が大きくなったときも、胸を張って『あなたをいちばん愛している最高のダダだよ』と息子に伝え続けます。」
と綴っています。
ryuchellさんが亡くなる前までの様子も明かし、pecoさんはリンクくんがサマースクールに参加するため、グアムには数週間滞在予定だったことを明かした上で、「息子の5歳のお誕生日だった7月11日の前日は、じつはりゅうちぇるも日本からお祝いしにグアムへ来てくれていました。息子のお誕生日当日は朝に帰らないといけないから、前日の7月10日、息子もスクールをお休みして、丸一日たっぷり3人で出かけてあそび、おおはしゃぎして、息子の5歳をお祝いしました。この虹も、3人で見れた虹です。」
と綴り、現地で撮影した虹の写真を公開しています。
<↓の画像が、グアムで撮影の3人で見た虹の写真>
そして、誕生日当日の11日朝には揃ってリンクくんをスクールに送ったといい、「『日本に帰ってくるとき空港にお迎えに行くからね』と、まさか本当の別れになるとは思えない、いつも通りの、とってもフランクな 『いってらっしゃい』でした。息子を送ったあとはひさしぶりに2人でごはんを食べ、いろいろ報告しあったり、涙が出るほどおなかを抱えて笑い、気をつけて帰ってね〜と。そして、7月12日に連絡を受け、まったく現実とは思えませんでした。」
と、亡くなる前日まで全く変わった様子は無かったと明かしています。
最後に、世間から寄せられた多くの温かい言葉に感謝の言葉を綴った上で、「わたしは、りゅうちぇるが出会わせてくれたわたしたちのかけがえのない息子を、必ず守ります。りゅうちぇるへの温かい応援、本当に本当にありがとうございました。りゅうちぇるがこれからは穏やかな気持ちで、りゅうちぇるのなりたい自分で、空から見守ってくれることを祈って。」
と締めくくっています。
pecoさんのコメントを受けてネット上では、
- ペコちゃん気丈だね 無理はしないでほしいね
- 子供に伝えるの、本当に本当につらかっただろうな。無理せず今はゆっくりしてほしい。
- 母は強しだね 勿論、凄く辛いし、強くあろうとしているんだろうけれど
- ペコちゃん強いし優しい、愛に溢れてる
- 自分を責めるのだけはやめてほしい。ペコちゃんは何も悪くない
- しっかりしてるし強い人だなあ でも今は周りに甘えてゆっくりしてほしい
- コメントを全文読んで切なくなりました…計り知れないくらい辛いと思うけど、息子さんをこれからも大切に育てていくという強い気持ちがとても伝わってきました
本人も話してるようにマスコミとかこれ以上、詮索せずそっと見守っててほしい
などの声が上がっています。
ryuchellさんとpecoさんは2年の交際を経て2016年末に結婚、2018年7月にリンクくんが誕生し、これまでと変わらず仲睦まじい様子をそれぞれのSNSなどで公開していましたが、結婚から4年後の昨年8月に離婚したことを電撃発表したほか、ryuchellさんが同性愛者であることをカミングアウトしました。
こうして婚姻関係は解消しましたが、今後も同居を続け“人生のパートナー”として支え合い、リンクくんと3人で“新しい家族のカタチ”を築いていくとしていました。
しかし、ryuchellさんは離婚後にSNSで家族について触れる頻度が激減、一方で新たな自分を開放して激変した姿を度々SNSで公開していたことで世間からは、育児などをpecoさんに押し付け、ryuchellさんは好き勝手やっているとして批判の声が多く上がり、亡くなる前までネット上では誹謗中傷が飛び交っていました。
実際のところは、離婚後もryuchellさんはpecoさんを支え、2人で協力しながら子育てをしていることをpecoさんの母親が週刊誌の取材に明かしており、今年3月に『女性自身』の直撃取材に対して、「色々言われてるようですか、これまで通り3人で仲良く暮らしてます。洗い物や幼稚園への送りなんかはryuchellもやってくれていますよ。仕事の空き時間が1時間ぐらいあれば家に帰ってきて子供と遊ぶこともありますしね。(離婚後に)家事や育児に関して変わったことはありません」「2人がどんな形であれ息子のために頑張っている限りは、私たちも応援していきますよ」
などと語っていました。
また、本人たちも週刊誌から取材を受けたことで、今年2月にYouTubeで離婚後初めて2ショットを披露し、pecoさんは現在の状況について、「夫と妻という関係ではなくなったけど、大切な存在であり息子のパパであり、家族」「私は、皆さんが思っている以上に大丈夫です」
と説明していました。
一方のryuchellさんは、離婚後に子供との写真をSNSで公開した際に「お前だけ、かわいい角度で撮るな」といった批判も浴び、そうしたこともあって家族に関する投稿が減少していたことを明かし、「育児放棄だ」などのバッシングにより精神的に大きなダメージを受けているとのことでした。
動画内でpecoさんが、ryuchellさんは心が非常に繊細で“ガラスのハート”の持ち主だと明かし、ryuchellさんが涙を流す場面もありました。
しかし、その後もバッシングが止まらず、それを苦にryuchellさんは自ら命を絶ってしまったのか、それとも他に何か大きな悩みを抱えていたのかは不明です。
『スポーツニッポン』(スポニチ)はryuchellさんが自殺を図った裏側について、「周囲の親しい人たちは『胸が大きくなったことと無縁ではない』と指摘する。ホルモン療法で豊胸手術していたとされ、注射を定期的に続ける中で心身に異常を感じるようになっていたようだ。『もうダメだ…と漏らすなどひどく落ち込むことが凄く増えていた』という。」
との情報を伝えていますが、これも憶測に過ぎません。
ryuchellさんはどうして幼い息子とパートナーのpecoさんを残して亡くなってしまったのかは分からず、pecoさんも亡くなる前までいつもと変わった様子はなかったと明かしていて、こうした悲しい結末を迎えてしまったことでのショックは想像するに余りあります。
pecoさんは文章で極めて冷静に、気丈に振る舞っていますが、これから周囲のサポートを受けて無理はしないようにしてほしいですね。