相棒・大木長十郎刑事役の志水正義が死去、死因は膵臓ガン。ステージ4で肝臓に転移、2ヶ月前に発覚し亡くなる
水谷豊さん主演の人気刑事ドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)などに出演の俳優・志水正義さん(しみず・せいぎ)が、膵臓ガンのため27日に亡くなられたことが明らかになりました。60歳でした。
志水正義さんの訃報はフェイスブック上で伝えられ、「本日 9月27日 志水正義は永眠いたしました。ありきたりな表現ではありますが、眠るように安らかに旅立ちました。生前、みなさまには大変お世話になり、本当にありがとうございました。お礼を申し上げても足りないくらいです。大変恐縮ではございますが、通夜 告別式は執り行ないますが、Facebookでの報告は控えさせていただきます。応援、本当にありがとうございました。」
としています。
また、俳優仲間の澤田誠志さんは自身のブログを更新し、志水正義さんが27日早朝に息を引き取ったことを明かし、「26日には見舞いに行ってきましたが、短時間に襲ってくる激痛に苦しんでいました。本日夕方、斎場に行き……『苦しかったなぁ…でももう苦しむ事はないから!良かったなぁ!』と、顔を見て話してきましたが……早いです 早過ぎます 残念至極です」
と悲痛な思いを綴っています。
そして、志水正義さんの訃報を受けてネット上では、
- これはショック…時々、右京さんからの要請で動いてくれたりする場面があり、セリフは少なくても存在感がありました。60歳はあまりに早い。
- え?あの小さい方の人ですよね?!相棒の中ではセリフもない回が多かったけど、いつも後ろの方や見切れそうな場所で、しっかり演技をされてて。それが妙にツボにはまってよくリピして見てました。目立たないのに存在感のある役者さんでした。勿体ない。
- すい臓がんは検診でもわからずも多い。運命かもしれないけど・・・ご冥福をお祈り申し上げます。相棒は名わき役が次々といなくなり寂しい
- 『相棒』では欠かせない役どころで、毎回小窓を覗かれている姿が可笑しくもあり、また妙な安心感を与えてくれました。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
- 相棒の大木刑事は印象的な脇役だった。角田課長、大木刑事、小松刑事の捜査2課トリオは相棒を盛り上げる重要な役所だった。本当に名優だった。合掌。
などのコメントが寄せられています。
志水正義さんは1974年(当時16歳)から芝居の世界に入り、1977年に『劇団テアトルハカタ』を博多に設立し、その後は舞台や九州のローカルCM,映画・ドラマなどに出演し、1978年には石井岳龍監督(旧名=石井聰亙 61歳)の映画『突撃!博多愚連隊』で主演を務めました。
1990年に上京後は小劇場への出演や舞台監督を務め、1993年に水谷豊さんと出会い、水谷さんの個人事務所『トライサム』に所属し、俳優兼マネージャーとしての活動を経て、現在はフリーで活動していたようです。
水谷豊さん主演の『相棒』シリーズには、初期から全シリーズにわたって大木長十郎刑事役を演じており、8月20日に更新したフェイスブックでも収録に参加したことを報告していました。
<↓の画像が、『相棒』で大木長十郎刑事役を演じていた志水正義さんの写真>
そんな志水正義さんがガンを患っていることが分かったのはつい2ヶ月前の7月のことで、ハードワークによって体調不良となり、食べ物も受け付けないような状態だったことから緊急で検査入院した結果、「手術出来ないほどのレベル4の膵臓癌(すいぞうがん)と肝臓に既に転移の診断が下されました。」と公表しました。
<↓の画像は、7月24日に投稿の写真>
そして、そこから志水正義さんはガン治療を始め、病院で様々な治療を受けていることを報告していたのですが、9月1日にはガンの進行による臓器肥大や炎症が確認されたことを明かし、最後の投稿となった同21日には、「体力低下で手の施しようが無いところまできてしまいました。自力で栄養補給もできないので、入院して点滴補給もやむを得なくなりました。」と報告していました。
<↓の画像は、8月30日に投稿の写真>
それから6日後に志水正義さんは亡くなられてしまったのですが、昨年末に内蔵を検査した際には一切問題が無く、綺麗な状態だったとフェイスブックで明かしており、かなり進行スピードが早いガンだったようです。
膵臓ガンだと分かった時には他の臓器にも転移がみられる末期のステージ4だったそうですが、先日胃ガンで無くなった総合格闘家の山本“KID”徳郁さんもステージ4まで進行してしまい、ガン発覚から2年で41歳という若さで亡くなりました。
志水正義さんも数ヶ月前までは普通に仕事をしていたものの、7月にガンと診断されてからたった2ヶ月で急死しており、ガンの恐ろしさを感じますね。
ネット上のコメントを見ると、『相棒』シリーズのファンから悲しみの声が多く寄せられており、志水正義さんが演じていた大木長十郎刑事役は脇役ではあったものの、初期から出演を続けていた欠かせないキャラクターだったことからショックを受けている方が多いようです。
志水正義さんは60歳と若く、これからまだまだやりたいこと、やり残したことがあったかもしれませんが、あの世でゆっくりと休んでほしいと思います。
志水正義さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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