漫画家・佐藤タカヒロ急死、死因は脳や心臓の病気? 交通事故? 連載中の『鮫島、最後の十五日』は未完で終了へ

訃報
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『鮫島、最後の十五日』

漫画雑誌『週刊少年チャンピオン』で連載を持っていた漫画家・佐藤タカヒロさん(本名=佐藤貴広)が3日未明、急死していたことが明らかになりました。41歳でした。

これは『週刊少年チャンピオン』を出版する『秋田書店』の公式サイトなどで明らかにされたもので、葬儀は近親者のみで執り行われるといいます。

<↓の画像が、急死した佐藤タカヒロさんの写真>
漫画家・佐藤貴広(佐藤タカヒロ)

そして、2014年から連載していた相撲漫画『鮫島、最後の十五日』は、来週発売の2018年33号掲載分で最終回とし、連載終了となることを報告しています。

<↓の画像は、『秋田書店』が伝えた佐藤タカヒロさんの訃報全文の写真>
佐藤タカヒロの訃報

<↓の画像は、新聞掲載の佐藤タカヒロさんの訃報>
佐藤タカヒロの訃報、新聞掲載

佐藤タカヒロさんは山形県出身の漫画家で、2000年に『週刊少年チャンピオン』の新人まんが賞で準入選を受賞し、2004年から中学生が主人公の柔道漫画『いっぽん!』の連載をスタートさせました。

同作の連載終了から3年後の2009年からは大相撲を題材とし、力士の成長を描いた『バチバチ』の連載を開始しており、2012年からは第2部『バチバチ BURST』、2014年から物語の最終章となる『鮫島、最後の十五日』の連載をスタートさせ、これまで10年近くにわたって連載をしている人気漫画家でした。

<↓の画像が、佐藤タカヒロさんの作品>
佐藤タカヒロの漫画

そんな佐藤タカヒロさんの突然の訃報に対してネット上では、

  • 最近も普通に連載してましたよね。急の訃報に戸惑っています。
  • 絵も上手いし迫力があり好きな漫画家でした。ご冥福をお祈りします。
  • 漫画家は短命の方が多い印象です。それだけ体に負担がかかる職業なんですね。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
  • 主人公の(相撲取りとしての)最期を書く前に作者が亡くなってしまうとは。割と最近NHKで取材してた時は元気そうに見えたし、現役力士の読者も多いらしくすばらしい作品だと思っていた 非常に残念
  • 鮫島を地で行くような大往生ですね・・・。作者本人も命を削りながら作品を制作していたとは・・・。
  • 今まさに佳境と言った場面だったのにね・・・何があったのだろう
  • 鮫島もあちこちブチブチ切っていたからなあ。矢吹丈みたいな悲壮感を感じていたが。作者も自身を投影していたのかもね。
  • 急すぎる 展開的にもう何ヶ月かで完結だろうって時にまさか…熱い漫画をありがとうございました ご冥福をお祈りします

などのコメントが寄せられています。

佐藤タカヒロさんが生前更新していたツイッターを見てみると、7月1日夜まで普通に更新をしており、亡くなる数時間前とみられる2日21時過ぎには、漫画家・角光さんのツイートをリツイートしていました。

佐藤タカヒロさんは24日に迎える42歳の誕生日を前に急死したのですが、詳しい死因などについては明らかにされておらず、ニュースサイト『BuzzFeed Japan』が『週刊少年チャンピオン』編集部に取材を行ったものの、「プライベートのことなのでお答えはできない」と回答するのみで、死因は明かさなかったとしています。

若くして急死したとすると、脳や心臓系の病気、もしくは交通事故などが思い浮かぶのですが、佐藤タカヒロさんのツイッターをざっと確認したものの、これまで特に体調不良などを訴えていたわけでもないようです。

友人とみられる方のブログを見ると、バイクに乗るのが趣味だったようですが、現在でもバイクに乗っていたかどうかは定かではありません。

漫画家が若くして急死するというケースは非常に多く、今年5月には黒岩よしひろさんが心筋梗塞のため55歳で急死しました。

この他にも、2015年には藤原ここあさんが31歳で急死、昨年7月には『おおかみこどもの雨と雪』の漫画版などで知られる漫画家・イラストレーターの優さんが、急性心不全によって急死しました。

このように漫画家の訃報は相次いでいるのですが、全員が平均寿命より大幅に若く、ほぼ急死という形でこの世を去っているというのが非常に残念です。

『鮫島、最後の十五日』の連載はまだ途中で、佐藤タカヒロさんも心残りかと思いますが、あの世でゆっくりと休んでほしいと思います。

佐藤タカヒロさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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