ドラマ『GTO』や『不適切にもほどがある!』などに出演の個性派俳優・沼田爆さん(ぬまた・ばく 本名=沼田知治)が、亡くなられていたことが分かりました。84歳でした。
沼田爆さんの訃報は所属事務所『アイティ企画』が公式サイトで伝え、「弊社所属 沼田爆は過日、逝去しました。生前のご厚誼に深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます。」
とし、死因となった病名など詳細は明らかにしません。
沼田爆さんは大学中退後に『劇団四季』に入団し、退団後は役者仲間たちと『仮面座』を結成、1970年代からバイプレーヤーとして数多くのドラマや映画に出演し、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)は1977年の『いちばん星』から2021年の『おかえりモネ』まで計7作、NHK大河ドラマには1982年の『峠の群像』から2003年の『武蔵 MUSASHI』まで計5作に出演していました。
また、1980年代から『鬼平犯科帳』シリーズ(フジテレビ系)に村松忠之進役で長年出演していたほか、いかりや長介さん主演の『火曜サスペンス劇場「取調室」』シリーズ(日本テレビ系)、『3年B組金八先生 第4シリーズ』(TBS系)、『GTO』(フジテレビ系)、『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(同)、映画『リトル・マエストラ』、『ゲゲゲの女房』などに出演。
<↓の画像は、『GTO』で藤富先生役を演じた沼田爆さん(右端)の写真>
2020年以降は活動量が減少していましたが、小栗旬さん主演の映画『罪の声』、『おかえりモネ』、直近では今年1月期放送の『不適切にもほどがある!』で、主人公等が通う喫茶店のマスター役を袴田吉彦さんと共に演じていました。
<↓の画像は、『おかえりモネ』で菜津の祖父役を演じた沼田爆さんの写真>
『不適切にもほどがある!』に出演時点で、以前と比べて容姿がかなり変化していたことや、セリフもほとんどなく元気が無さそうに見えたことで少し心配をしていたのですが、死因となった病名は不明ながら、ドラマ出演時点であまり体調は良くなかったのでしょうか…。
<↓の画像が、『不適切にもほどがある!』で現代のマスター役を演じた沼田爆さんの写真>
沼田爆さんはドラマなどで主演を演じることはありませんでしたが、個性的なキャラクター、演技で印象に残る名バイプレーヤーの1人で、これまでに様々な作品で演技を見させてもらっていたので突然の訃報は寂しいですし、残念な気持ちでいっぱいです。
沼田爆さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。