NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』で“おばぁ”役を演じていたことなどで知られる女優の平良とみさん(本名=平良とみ子)が、6日午前4時27分に敗血症による呼吸不全のため、沖縄県那覇市内の病院で亡くなられた事が明らかとなりました。87歳でした。
那覇市出身の平良さんは、小学生の時に母親とともに同県の石垣島に渡り、13歳の時から地元の翁長小次郎一座に入団し舞台に立ち、その後はときわ座などを経て、1982年に夫で俳優の平良進さん(80)と共に劇団『綾船』を結成。
1998年に県文化功労者に表彰され、1999年に沖縄県指定の無形文化財『琉球歌劇』の保持者に選ばれました。
平良さんは沖縄芝居を中心に活動する一方、1999年に沖縄を舞台にした映画『ナビィの恋』に出演し注目され、2001年放送の国仲涼子さん主演のNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』にて、国仲さんの祖母・おばぁ役を演じ全国的な人気を得ました。
その後も様々な作品に出演しており、2002年に映画『ホテル・ハイビスカス』、2006年に『涙そうそう』に出演し、2011年にNHK BSプレミアム時代劇『テンペスト』、2012年に『つるかめ助産院~南の島から~』(NHK)に出演するなどして活躍しました。
そして、突然の訃報に対してネット上では、
- あの癒やしある沖縄の話し方がとても良かったです。おばぁの事は、ちゅらさんでしか存じ上げませんが、可愛らしい女優さんでしたね。竹富島にも行きました。お疲れ様でした。
- 沖縄のおばあさんと言ったら、この方でした。御冥福をお祈りします
- ありがとう。本当にありがとう。沖縄の大女優でした。なんか1つの時代が終わった気がする。ニライカナイに行くんですね。安らかに。
- めっちゃショックです…ちゅらさんも好きだったけど、何よりおばぁがすきでした。
- ショック。でも87歳ですもんね・・・。登川誠仁さんも亡くなったし、ナビィの恋ファンとしては淋しいです。とみさん、穏やかな笑顔をありがとうございました。ちゅらさんの再放送してほしいな。
などのコメントが寄せられています。
また、『ちゅらさん』で孫娘役を演じた国仲さんが悲しみのコメントを寄せており、
「おばぁ、、平良とみさん、突然の訃報で驚いてます。ちゅらさんの撮影では長い間お世話になりました。撮影の時も、普段の会話の時も、おばぁおばぁとみんなから慕われ小さい身体から溢れるパワーは、皆んなに元気を与えてくれました」
「大変な撮影の中、毎日顔を合わせると体調大丈夫?とずっと私の身体を気遣ってくれて、本当に自分のおばあちゃんの様でした。楽しい思い出は数え切れません。感謝の気持ちでいっぱいです」
「おばぁ…寂しいです本当に本当に、ありがとうございました。安らかにお眠り下さい」
と追悼しています。
<↓の画像は『ちゅらさん』に出演の平良とみさん、国仲涼子さん、田中好子さん>
以前と比べるとドラマ等で観る機会が減っていましたが、『ちゅらさん』で演じていたおばぁのようにいつまでも元気で、これからもまだまだ女優として活躍するする姿を見たかったですね…。非常に残念です。
平良とみさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。