今年の北京冬季五輪で銀メダルを獲得したカーリングチーム『ロコ・ソラーレ』の吉田知那美選手(よしだ・ちなみ 31歳)が27日に、同い年で『全日本スキー連盟』のアルペンスキーコーチ・河野恭介さん(こうの・きょうすけ 30歳)との結婚を発表しました。
<↓の画像が、アルペンスキーコーチ・河野恭介さんの写真>
吉田知那美選手は26日に誕生日を迎えると共に、かねてから交際していた河野恭介さんと結婚したことを発表し、「ふたりの仕事柄、これからも今までと変わらず北海道、長野県、カナダ、ヨーロッパの多拠点で生活する多拠点婚となります。普通といわれる形とは少し違った結婚生活となりますが、お互いにとって大切なチーム、チームメイト、選手たちと過ごす時間も大事にしていけるように、そんな結婚生活に挑戦してみることにしました。」
と報告し、河野さんとの2ショット写真を初公開しています。
<↓の画像が、吉田知那美選手と夫・河野恭介さんの写真>
また、「いつどんな時もロコ・ソラーレを心から大切に想い続けてくれる彼の気持ちにときに甘えながら、選手として、人として、たとえ一歩ずつだったとしてもしっかりと自分の意志と足で歩んでいきたいと思います。(中略)これからも皆さんに応援していただけるよう、一日一日、一試合一試合、一瞬一瞬を大切に過ごしていきたいと思います。今度とも、ロコ・ソラーレ吉田知那美をよろしくお願いいたします。」
と綴り、結婚後も現役を続けることを明かしています。
吉田知那美選手と河野恭介さんの結婚発表を受けて、ロコ・ソラーレのメンバーがコメントを出し、チームの代表・本橋麻里さん(36)は、「ちなの人生がカラフルになっていく様子を、側で見守る事ができて、私も嬉しい!私がみんなにしてもらったように、どんな事もみんなで支えていくので、1人で抱え込まず、甘え上手になって下さい(笑)」
と呼び掛けています。
<↓の画像は、ロコ・ソラーレのメンバー写真>
(左から)石崎琴美選手、吉田知那美選手、本橋麻里さん、吉田夕梨花選手、鈴木夕湖選手、藤澤五月選手
藤澤五月選手(31)は、「ちなとご家族のこれからの新しい生活が素敵な日々になりますように♪本当におめでとう!そして、これからもよろしく♪」
鈴木夕湖選手(30)は、「結婚してさらにパワーアップした、ちなとカーリングをするのが楽しみです!これからは旦那さんもロコ・ソラーレファミリーの一員として巻き込んでいきたいと思います。シングル4から1抜けしたからといって、気を使わず幸せオーラ全開で新婚さんの惚気話し聞かせてください(笑)」
妹の吉田夕梨花選手(29)は、「結婚の話を聞いたときは驚きでいっぱいでしたが、これからは旦那さんともコミュニケーションを忘れずに、幸せになってください!旦那さんもロコファミリーとしてよろしくお願いします!」
石崎琴美選手(43)は、「素敵なお二人の幸せは自分のことのように嬉しく思います。いつまでも笑顔溢れるご家庭を築いてくださいね!」
と、メンバーが祝福コメントを寄せています。
また、吉田知那美選手の結婚発表を受けてネット上では、
- ファンだったので地味にショック
- ああオレの知那美ちゃんが…
- 旦那さんが羨ましい
- これはちなみロスですわ
- マジか 午後仕事頑張れないのでわたし、今日会社早退いたします
- 大丈夫……まだ、さっちゃんがいるから…
- これから続いて他の選手も結婚発表がありそう
- ショックだけど、年齢的に考えると自然なんだよね。これからも活躍して幸せになって欲しいと思います。ちなさんの笑顔を一人占め出来るのが羨ましい
- インスタの写真が最高だった 末永くお幸せに
- ずっとちなっちゃんを応援してきた側からすると、めちゃくちゃ嬉しい。自分の事のように嬉しい。おめでとうございます。
などの声が上がっています。
吉田知那美選手と結婚したアルペンスキーコーチの河野恭介さんは長野県出身で、幼少期からスキーを始め、高校1年時には高校選抜で総合優勝、翌年にジュニア日本代表に選出されましたが、膝の前十字靭帯を2度損傷する大ケガを負いました。
高校卒業後は早稲田大学スポーツ科学部に進学し、大学3年時に出場したアジア大会で結果を残して全日本チーム入りを果たし、ワールドカップに出場、アジアツアーで総合優勝を果たすなどの成績を残しました。
2018年まで現役を続けるもケガの影響などで引退し、その後はアルペンスキー王国のオーストリアに渡り、2年間の研修を経てオーストリアチームのコーチとなり、帰国後の昨年から『全日本スキー連盟』の国内ヘッドコーチとして活動しています。
一方の吉田知那美選手は小学生時代からカーリングを始め、中学時代には妹の吉田夕梨花選手や鈴木夕湖選手らとチームを結成、その後もカーリングを続け、2014年には当時所属していた『北海道銀行フォルティウス』がソチ五輪の日本代表となり、5位入賞に貢献しました。
しかし、チームから戦力外通告を受け、一度はカーリングを辞めることも決断したものの、本橋麻里さんから誘いを受けて『ロコ・ソラーレ』に加入し、2016年の世界選手権で準優勝、2018年の平昌五輪で日本カーリング史上初の銅メダル獲得に貢献し、今年の北京五輪で銀メダル、5月開催の日本選手権では優勝を果たしており、2022-2023シーズンの日本代表となりました。
今シーズンは8月から本格的に氷上練習が始まり、9月1日に開幕する大会で初戦を迎えます。
吉田知那美選手は、「世界一の目標に一歩届かなかった昨季だった。未知の挑戦にはなるが、このメンバーで楽しむことを忘れずに突き詰めていきたい」と抱負を語っており、ロコ・ソラーレは世界的に見ても珍しく中心メンバーを変更せずに8シーズン目を迎えます。
それによってロコ・ソラーレは結束力が強く、世界トップクラスの実力を持つチームとなっており、吉田知那美選手は結婚後もカーリングを続けるとのことで、引き続き選手としての活躍に期待したいですし、プライベートでは笑顔のたえない素敵な家庭を築いていってほしいですね。