バンクシーの正体特定報道。イギリスの50代男性で確定? ロイター通信が決定的資料入手も…ネットでは賛否両論

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バンクシーの正体

神出鬼没の覆面ストリートアーティストで、政治的・社会的メッセージ性の強い作品などが高く評価されている芸術家・バンクシーさんの正体を『ロイター通信』が特定したと報じ、大きな注目を集めています。

ロイター通信は13日に、【IN SEARCH OF BANKSY(バンクシーを探して)】と題した特別リポートを公開し、イギリス・ロンドンを拠点に活動しているとされるバンクシーさんについて、過去にもイギリスの一部メディアが報じた「ロビン・ガニンガム(Robin Gunningham)」という1973年生まれの50代男性が、彼の正体である可能性が極めて高いとしています。

<↓の画像が、バンクシーさんの正体とされるロビン・ガニンガムさんの写真>
バンクシーの正体?ロビン・ガニンガム(Robin Gunningham)の画像

ロイター通信は、バンクシーさんの正体を特定するに至った経緯について、2000年9月にアメリカ・ニューヨークで発生した広告看板の落書き事件の捜査資料と裁判記録を入手し、そこにはロビン・ガニンガムさんの署名があったとしています。

<↓の画像が、ロイター通信が入手した署名入り資料>
ロビン・ガニンガム(Robin Gunningham)署名入り捜査資料

また、イギリスで最もポピュラーな名前「デイヴィッド・ジョーンズ(David Jones)」を使用していた時期もあるとし、2022年にウクライナでバンクシーさんの作品が発見された際に、現地に入国していたことも確認されているといいます。

ロイター通信は様々な関係者に取材を重ね、バンクシーさんとロビン・ガニンガムさんの活動履歴などに整合性があり、同一人物の可能性が極めて高いと判断したそうです。

ただ、バンクシーさんの弁護士はロイター通信の取材に対して、「取材内容に含まれている多くの詳細について、バンクシーは正確ではないと考えている」と回答し、否定も肯定もしなかったといいます。

また、「アーティストのプライバシーを侵害し、芸術活動を妨げるだけでなく、本人を危険にさらすことになる」「匿名、あるいはペンネームで活動することは、社会にとって重要な意味を持つ。それは、創作者が報復や検閲、迫害を恐れることなく権力に対して真実を語ることを可能にすることで、表現の自由を守るものだ。特に政治、宗教、社会正義といった繊細な問題を扱う場合にはなおさらである」などとして、記事を公開しないよう求めたとのことです。

これに対してロイター通信側は、「プライバシーの主張や匿名を望むファンの声を考慮した」としながら、「文化や美術、国際政治の言説に影響を与えてきた人物であり、正体への社会的関心は強いと判断した」「社会や政治に影響を与える個人や組織は、検証や説明責任、場合によっては正体の開示も求められるという取材の原則を適用した」として、記事公開の正当性を主張しています。

この話題を伝えたテレビ朝日の報道動画

そして、バンクシーさんの正体特定報道を受けてネット上では、

  • 正体ばらさないといけないの? 誰だか分からない方がおもしろいやん
  • 他人の所有物に勝手に落書きして自己アピールしてまわってるくせに、プライバシーも何もないだろう
  • 義賊に近いフォークヒーロー。何かを盗むわけではなく、メッセージ性の強いアートを残していくというスタイル。
    その行為は法的には器物損壊だが、残されたアートにはしっかりと価値が付くので、実質被害者はいないと言える。正体を暴いて晒すのは不粋と感じてしまう
  • 周囲が持ち上げてるだけで単なる犯罪者 さっさと摘発すればいい
  • 彼の行為を制作活動というのならば、大多数の落書きも制作活動としてもう取り締まる事ができなくなりますよ?
    それとも彼は特別だとも? 他人の所有財産に平然と描ける行為が合法とでも。その辺も弁護士ならば法に則った解説ができる筈だよね。
  • バンクシーは一人ではないと思っていた。デザイナーがいて、世界各地を飛び回るチームがいると描いてきたので、たった一人であれらの絵を描いていたのだろうかと、正体が分かった今でもとても不思議
  • バンクシーって特定個人じゃないと思ってたし、今でも思ってる。それもかなり大掛かりな組織でしょ。
    今回もその内の1人の話か、なんならこの報道自体がロイターもグルになった茶番くらいにしか思えん。

などの声が上がっています。

バンクシーさんは、世界各地のあらゆる場所に大小様々な作品を短期間に描いており、1人で描くことは困難とみられることから、個人ではなく集団で活動しているのではという説もあります。

現在も集団説は残されていながらも、これまでにバンクシーさんのものとされた作品の出現場所と、ロビン・ガニンガムさんの生活圏が一致していることなどから、ロビン・ガニンガムさんがバンクシー作品を手掛けている中心人物の可能性が高いとみられているようです。

そして、ロイター通信の報道を受けてネット上では賛否の声が上がっており、正体不明の覆面アーティストという部分も含めて、バンクシーさんは世界中の注目を集める存在で、そして政治的・社会的メッセージ性の強い作品を数多く制作しているため身の危険もあり、わざわざ正体を報道する必要性はあったのかと疑問の声も少なくありません。

その一方で、バンクシーさんの作品は他人の建物や公共施設などに描くこともあり、犯罪行為を犯していることから、正体を暴くことは報道機関として当然の役目だという意見も多く、賛否両論となっています。

ひとまず現時点では、バンクシーさん側の弁護士はロイター通信の取材に否定も肯定もしておらず、ロビン・ガニンガムさんも肯定するコメントを出したとの報道はなく、今後どのような展開を迎えるのか、引き続き動向に注目していきたいですね。

参照元
  • https://www.reuters.com/investigates/special-report/global-art-banksy/
  • https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2531375
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