“既婚者専用”マッチングアプリで出会った40代女性に対する性的暴行の疑いで、不同意性交等容疑で書類送検された管理職のTBS社員が、『パナソニック』の元社長の息子だったことや、事件後も変わらず出社していることを週刊誌『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』が報じています。
不同意性交等容疑で書類送検されたのは50代のTBS社員で、今年5月に既婚者専用マッチングアプリで40代女性と知り合い、2度目のデートで食事に行った後、TBS本社もある東京・赤坂のカラオケ店で性的暴行をした疑いが持たれています。
警視庁の取り調べにTBS社員は「同意があった」と容疑を否認しているそうですが、TBSは事件報道を受けて、「社員が書類送検されたことは大変遺憾に思います。捜査の結果を踏まえて、適切に対処いたします」
とコメントしています。
この事件は今月6日に複数のメディアが報じたものの、所属部署や実名などは伏せられていたのですが、SmartFLASHがあるTBS社員に取材したところ、「書類送検されたのは、監査役室に所属する担当局次長の男性社員でした。その時点で『うちの会社のコンプラはどうなっているんだ』と大騒ぎですが、それ以上に局内がザワついているのは、彼がパナソニックの社長経験者の子息だったからです」
と明かしたとのことです。
パナソニックの元社長を父に持つその男性社員は、TBS入社当時から「父親のコネだ」と言われる有名な人物だったといい、「スポーツ局などを渡り歩いてきましたが、仕事がそこまでできるかというと、疑問です。何より驚きなのは、書類送検された後も、この男性社員が普通に出社していることです。まだ起訴されていないとはいえ、会社として、自宅待機などの指示が出ると思うのですが…。そういったことに対しても、『御曹司だから特別な配慮がされているのではないか』という疑念が、社内では出ています。TBSも、報道機関として性犯罪のニュースを扱うことはあります。それなのに『身内には甘い』と思われるのではないかと、周囲の社員は怒っています」
と明かし、局内でも大きな波紋を広げているといいます。
SmartFLASHはこうした証言を受けて、今後の対応について問い合わせたところ、書類送検報道時と同じ回答が寄せられたとしています。
この報道を受けてネット上では、
- 親の顔に泥を塗り、、「入れて頂いた」会社にも迷惑をかけて情けない
- 上級国民は警察も逮捕ができないのはこれまでも何度かあった。つまりそういうことだと思う。
- コネ入社だから、実名は明かせないのか? スポンサー企業への忖度がここまで影響していて、ちゃんとした報道ができるのか非常に疑問。
- こういう時にフジとか日テレがTBSを追求することこそが報道の正義だと思うけどね
- TBSが身内の不祥事を隠蔽するのは織り込み済みだが、他局も足並み揃えてダンマリなのが、この業界の腐ったところ
- 今までは金で解決して来たのに今回は通じなかったのかな。しかし社内では噂になってるだろうに平然と出社してるとは、反省とか恥ずかしいとか全くないんだろうね。
- これまでも同じことはして来たんじゃないですかね。既婚者向けアプリとは…。そんなの使ってる段階で民度は激低でしょ。
しかしよく出社できますね。恥ずかしく無いのかな。
などの声が上がっています。
テレビ局社員には、芸能人、スポーツ選手、政治家、財界人などの子供や親戚が多く、そして過去には日本テレビ社員だったみのもんたさんの次男が、窃盗未遂容疑で逮捕され、諭旨解雇処分を受けるという騒動もありました。
ちなみに、日本テレビ側は否定していますが、みのもんたさんはインタビューなどで、次男はコネ入社だったことを明かしています。
そして、不同意性交等容疑で書類送検されたTBS社員は、パナソニックの社長だった息子ということでコネ入社したのか否かは定かではありませんが、事件の内容が複数のメディアに報じられ、性的暴行の疑いだけでなく不倫をしていたことも発覚しながら、何事も無かったかのように普通に出社しているというのは驚きです。
パナソニックは、『バナナマンのせっかくグルメ』や『マツコの知らない世界』など、TBSの複数の番組のスポンサーを務めており、元社長の息子と言えども関係各所に忖度し、特別扱いしているのかは定かではありませんが、局内でも今回の事件を巡って怒りの声が噴出しているそうですし、局員の不祥事を受けて直ちに相応の対応をするべきなのではないでしょうかね。