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ガクト参加の仮想通貨SPINDLE被害者が問題告発。証拠の音声データ流出で危機的状況に…

GACKTが仮想通貨スピンドルで違法営業疑惑、資金決済法違反の疑いを週刊文春報道…ガクトコイン問題で騒動発展か

累計興行収入が25億円を突破した実写映画『翔んで埼玉』で、女優・二階堂ふみさんとW主演を務めているミュージシャン・俳優のGACKTさん(本名=大城ガクト 45歳)が、仮想通貨『スピンドル(SPINDLE)』(通称:ガクトコイン)の関与をめぐり、資金決済法違反(無登録営業)の疑いが浮上していると週刊誌『週刊文春』がスクープしており、それを裏付ける音声データも入手しています。

GACKTさんは2017年12月に自身のブログで、『スピンドル(SPD)』という新たな仮想通貨のICO(企業やプロジェクトが独自に仮想通貨を発行・販売し、資金を調達すること)プロジェクトに参加することを発表し、大きな注目を集めましたが、プロジェクト参加を発表する1ヶ月前の11月4日に、大阪・梅田にある「インターコンチネンタルホテル大阪」のクラブラウンジで行われた商談会に出席していたといいます。

『スピンドル』の運営会社『Black Star&CO(ブラックスター)』は当時、スピンドルを発行して資金調達するビジネス(ICO)を手掛けていたのですが、2017年10月27日に金融庁はICOについて、価格の下落や詐欺のリスクがあると呼び掛けていました。

そんな中で行われた商談会には十数人の出資者候補を前に、ラフな格好でサングラス姿のGACKTさんが登場し、参加者からの様々な質問に答えていたことが『週刊文春』が入手した音声データによって判明しています。

『ブラックスター』の社長とは知り合いなのかという質問には、「僕はそのメンバーの中に入っています。ブラックスターの中に入っています」と答え、「(まだ)上場してないから株で言えば、インサイダーやんね……」(上場=仮想通貨交換所で取引が開始されること)という指摘に対しては、「法律が来年の1月か2月にインサイダーが適用されるという話が今回っています。1月か2月以降は言えないって。今は言える。ちょっと今までとは考えられない儲け方なので。1000万円を入れたのが2億とかなっているんですよ。
この前、仮想通貨のフォーラムあったんですけど、皆めちゃくちゃ幸せそうなんです。この2年間で急にお金を持っちゃって。ただ、馬から車に変わる時代なので」
と説明していました。

このようにGACKTさんは『スピンドル』の魅力について語り、商談会は約2時間にも及んだといいます。

週刊文春が公開の動画

この件について『ブラックスター』の広報担当者は、「いかなる投資においてもある程度のリスクが生じますので、ご購入いただきました投資家の皆様においてはそれをご承知のうえでこのプロジェクトにご参加いただいております。
また、我々もそれを超えるリスクを投資するご本人の意思を超えて無理強いをするようなことはいたしません。
2018年5月21日に仮想通貨取引所にリスティング(上場)されるまでは、そもそもスピンドルは、(ビットコインなどの1号仮想通貨と交換可能な)2号仮想通貨への該当はしないと考えております。また併せて資金決済法にも抵触するものではないと考えております」
と回答したとのことです。

ちなみに、『スピンドル』は上場から約10日後の同6月1日に、最高0.036ドル(約4円)まで価格が上昇したのですが、現時点での価格は0.00058770ドル(0.0065円)まで下落しています。

『ブラックスター』側はこのように説明しているのですが、仮想通貨に詳しい『早稲田リーガルコモンズ法律事務所』の佐藤亮弁護士は、「仮想通貨の売買・交換等を行う事業者は金融庁への登録が必要ですが、ブラックスターはその登録をしていません。
彼らは、スピンドルは『他人に譲渡することを原則禁止しており、2号仮想通貨ではないため(無登録でも)国内販売できる』という趣旨の意見書を公表している。
しかしGACKTさんは上場可能性を前提として『お好きなところで売ってもらえれば』と話すなど、『他人に譲渡することを原則禁止』との事業者の主張と矛盾しています。」
と指摘しています。

さらに、「他人に譲渡できないプログラムの設計になっているといった場合でなければ、規約等で譲渡を禁止しても2号仮想通貨にあたり得るというのが現在の実務上の解釈です。
そうなると、スピンドルは(2号)仮想通貨と言うことができ、資金決済法(無登録営業)に違反する可能性があります」
としています。

そして、この件に対してGACKTさんの所属事務所『株式会社glove(グラブ)』は、「普段は海外に居住している御本人のプライベートに関しては把握しておりません」などと回答し、『週刊文春』の取材班がGACKTさんの携帯電話に連絡を入れたものの、締切までに回答が得られなかったとのことです。

28日発売の『週刊文春』ではさらに、GACKTさんの営業トーク、スピンドルをめぐる前総務大臣の野田聖子・衆議院予算委員長との関係、スピンドルに出資した被害者の声、金融庁の見解について報じるとしているのですが、これに対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

スピンドルは上場前から色々と胡散臭いという声が上がっており、『ブラックスター』のメンバーの中には、2016年に金融庁・証券取引等監視委員会から登録取り消し処分、昨年9月に関東財務局から適格機関投資家等特例業務の廃止命令などを受けた『ドラグーンキャピタル株式会社』の代表・宇田修一さんがいることでも信用を失っていました。

しかし、あのGACKTさんがプロジェクトに参加し、自身のブログなどでもスピンドルの魅力について色々と綴り、自身たっぷりな姿を見せていたことで『スピンドル』を信用してしまい、投資を行った人も多いとみられることから、この件が今後大きな問題に発展した場合には、表に出てきてしっかりと説明を行う必要があるでしょうね。

GACKTさんは仮想通貨に関するトラブル以外にも、以前から女性関係の問題、所属事務所などの脱税問題などがあり、2016年には巨額投資詐欺の被害に遭っていたことが表沙汰になったりしているのですが、果たして今回報じられた問題も大きな問題とならずに切り抜けられるのか、それとも資金決済法違反(無登録営業)となるのかに注目していきたいですね。

ちなみに、改正資金決済法(通称:仮想通貨法)では、無登録で仮想通貨交換業をした場合には、3年以下の懲役または300万円以下の罰金、もしくは両方を科すと定めています。

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